漂流日誌 '07年分

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Diary


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  8月22日   PS3はAVで是か非か
 とんぼさんの日記をみてHiVi買ってきた。マジでPS3と専用機を比較してるので、評論家の皆さんはどう見ているのだろうかと興味がわいたからだ。AVの月刊誌でよくやったものだ。他メーカーさん、怒らんのだろうか?
 しかもその評価、価格まで考慮に入れれば完全にPS3の勝ちじゃん!ゲーム機なので、操作性については賛否両論だが、当方は別にゲーマーじゃないけど極めて操作性はいいと感じられる。何せ反応が良いし、ディスクのデータがわかるのがいい。そう言った意味からも、亀山信夫さんの点数が一番納得できる。ただ、氏とは違ってメインのプレーヤはHD-HTPC、CDは未だに25Xsで、SACDはまだ範疇にない。

  8月15日   野獣死すべし

 当方の青春時代にカッコイイと思った俳優は松田勇作さんただ一人である。チビの当方は、あの背の高さに嫉妬したものである。TVシリーズもよく観たが、映画では「蘇る金狼」と今回WOWOWで放送された「野獣死すべし」は印象深い。両タイトルにはある共通点がある。例えばこんなシーン、今観てみると、当時流行った北欧系の部屋の造りや、LP屋さんに試聴室付きのオーディオショップが併設されているところなんて誠に懐かしいし、その機種まで読み取れるように撮影されていることにちょっと感動する
 
 

  8月10日   浦島太郎

 今日もHD-HTPCの話題。長岡先生のオーディオA級ライセンス以来、雑誌は別としてオーディオの単行本を買ったことがなかったのだが、AmazonでHD-diskを漁っているときに、たまたま幾つかのオーディオ単行本の新刊を見付けて発注しておいたのだ。昨日届いて、開いてビックリ。右のB5版のタイトルはともかくとして、中央と左の2冊、中身はPCの話が多くを占めているのだ。正に、先日当方が申し上げたPCオーディオとHTPCとオーディオの融合を説いた物だった。一日中、いや一年中ビルの中で過ごしている当方、情報はTVと新聞とネット、買い物もネット。でも、やはりシャバに出て実体験しないと、オーディオだけでなく、全てが浦島太郎になりつつある自分に気がつく一瞬であった。真剣モードで読んでいる最中だ。

  8月8日   マルチチャンネル考
 先日、No.17という大昔のSTEREO SOUND誌を入手した。長岡先生の「オーディオ工作室」という記事が連載されていた頃の貴重なものだ。この連載、何回続いたのか知らないが、最初で最後のステサン寄稿だったのではないか。その第三回のお題は「4チャンネルステレオへの挑戦」。1971年、まだ当方はオーディオの「オ」の字も扱っていなかった頃だ。時は第一回目の4チャンネルの黎明期ではあるが、すでにマルチチャンネルのことを書いておられ、もうマトリックスが発表されている。バックロードもそうなのだが、このマルチチャンネルも、実は長岡先生は音場というものをいつも考えておられたのがよく分かるのである。ちなみに、この後1974年に、小遣いを全部叩いてSONYのQS4chのステレオセットを購入したのが、当方のオーディオの始まりだった。
 
 それから30年以上経って、再びマルチチャンネルは主流となったが、その内容はどうであろうか。やはり、これもHD-HTPCを始めてより考えるようになったことだ。当方は、2ch-SPマトリクス派からディスクリートマルチチャンネルに変わってしばらく経つが、最近のディスクに記録されている音声コーデックをまともにデコードできないことに、非常に不満を覚えている。受けるアンプが完全対応できていないどころか、プレーヤ側でも出せない物がある。しかも結局は圧縮しないと容量が足りないし、HDMIの伝送速度には限界があって、周波数が高くなればビット数を落とさざるを得ない。何が次世代、何がHDMI Ver.1.3だ!むしろ、何でもかんでもPCMに変換してダウンミクスした方が悩まなくて済むし、聞き慣れた音質で安心感がある。そうしてみると、すでに4.0ダウンミクスにしているわけだし、ダウンミクスすればL/Rの4ch成分も出てくるので、SPマトリクスも可能になる。じゃ、わざわざディスクリートに拘る必要もないかな、という考えがよぎったりするのである。今も考え中。
 

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