映像のメディアの分化のせいで、再生機器がやたらと増えてしまう。ホントは録画の方も少しは普及安定しつつある、BD一つに絞りたいところだけれど、まだまだタイトルが少なすぎてDVDに取って代わるまでにはほど遠いし、HD-DVDでしか発売されないタイトルもあるので、結局3種類に対応しなければならない。元々オーディオマニア(マニアって好きな言葉じゃないけれど、適当な語彙がみつからないので)の当方、CDやSACDも(もちろんLPもだが、これは12cmメディアじゃない)、そして今やどこに行ったか分からないDVD audioも再生できなければならない。ぜーんぶコンパチだとそれはそれはすっきりするが、みんなそれなりに再生しようとすると、それぞれに再生機器を必要としてしまう。しかもその接続が・・・デジタルコアキシャル、iLink、DVIにHDMI・・・。
特に、映像機器の接続は音声と映像の両方があって、それぞれに出せる出せない、受けられる受けられない、相性だの仕様だのと、奇々怪々だ。そんなことから逃れるためのHDMIだったはずなのに、これがまたVer.1.1、1.2a、1.3、しかも同じバージョンでも、メーカー間どころか、同メーカーの機器間で動作が違ったりするのだからたまらない。中でも困惑しているのがビデオレンジとフルレンジの違い、それからHDMIの音声の出し方の違いだ。もう辟易。
先日導入したHD-DVD HTPC、DVDとHD-DVDの映像は市販専用機では出せないフォーマットが出せて、画質・動き共に相当なレベルだし、音声もPCではあるけれど、極論すれば元々がたいしたことないわけで、今後サウンドカードの選択やPCの組み方によっては専用機に近づけることも無理ではないと思う。むしろ好きな音質を選べるという利点もある。
というわけで、以下、どなたかと似たような見解を繰り返すことになる。ディスクへの録画はDMR-BW200を採用。出てくる音はこの手の機械の中では悪くはないが、映像は当方の好みとはちーと違う方向。しかし、機械としての安定性が高く、W録画ができてiLinkを備えており、編集能力に優れ、BDへのムーブが短時間でできる。その他の録画、例えばとりあえずとっておきたいとか、収録時間がBDに収まらないものなどはHDD(RecPod)へ。BS放送はこれにスケーラ:VP30を挟んで好みに調整して再生。DVDとHD-DVDの再生は前述の理由でHTPC。BD-ROM、BD-R(E)、それにSACDの再生はPS3+ONKYO TX-SA605(S)。以上のラインアップになった。これでも随分すっきりした方だ。そのうちCDとSACDをコンパチにして、PS3も居間に移転したいものだ。但し、3管PJで写しているという、ある意味特殊な環境での話である。
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