とうとう買ってしまった。Victor DLA-HD100 の激安新品同様中古品。よく指摘される周辺部の色ずれも少ない当たりの個体である。この導入には、相当頭を痛めた。この秋、各メーカーから新型PJが目白押し、どれも誌上では3管から脱却か、と言わんばかりの評価であるのに、今更倍速なしの旧型の購入である。しかしHD100、そこは固定画素準ハイエンド機、新型とは違った意味で完成された部分もある。
一番の理由は、「あーく」のスクリーンはこれまた旧世代のハイゲインビーズなので、最新型PJの照度はむしろ明るすぎ、あまり明るくない方がよかったりするのだ。3管も固定画素も良い塩梅に映し出せるスクリーンは高価である。そんな余裕はないというのが本音。また、逆プルダウン、96Hzも魅力だが、とりあえずは24Hzの画を見てみたい。
で、早速調整。極めて楽ちんである。かつてSharp Z10000を使っていた頃の感覚がよみがえるが、出てくる画は数段上だ。いや進んだものである。細かいことを言わなきゃこれでいい。ハッキリくっきりのコントラスト感、多少部屋が明るくても映ってるし、TVみたいだ。しかるに、目的の大画面でのTV感覚での気軽な鑑賞は達成できそうである。
さて、実際にPS3の24Hzを直接入れれば、何の問題もなくそれはそれは恐るべき画が出てくる。ところが、ちょっと凝ってみて、VP30で60Hzを24Hzに強制して映してみようとすると・・・問題が。ウインク状態になってしまう。惜しい。だからTW4000にしとけば良かったじゃないと、どなたかのお声が聞こえるようである。