漂流日誌 '08年分

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Diary


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  12月29日   VP30 と DLA-HD100
 とうとう買ってしまった。Victor DLA-HD100 の激安新品同様中古品。よく指摘される周辺部の色ずれも少ない当たりの個体である。この導入には、相当頭を痛めた。この秋、各メーカーから新型PJが目白押し、どれも誌上では3管から脱却か、と言わんばかりの評価であるのに、今更倍速なしの旧型の購入である。しかしHD100、そこは固定画素準ハイエンド機、新型とは違った意味で完成された部分もある。
 
 一番の理由は、「あーく」のスクリーンはこれまた旧世代のハイゲインビーズなので、最新型PJの照度はむしろ明るすぎ、あまり明るくない方がよかったりするのだ。3管も固定画素も良い塩梅に映し出せるスクリーンは高価である。そんな余裕はないというのが本音。また、逆プルダウン、96Hzも魅力だが、とりあえずは24Hzの画を見てみたい。
 
 で、早速調整。極めて楽ちんである。かつてSharp Z10000を使っていた頃の感覚がよみがえるが、出てくる画は数段上だ。いや進んだものである。細かいことを言わなきゃこれでいい。ハッキリくっきりのコントラスト感、多少部屋が明るくても映ってるし、TVみたいだ。しかるに、目的の大画面でのTV感覚での気軽な鑑賞は達成できそうである。
 
 さて、実際にPS3の24Hzを直接入れれば、何の問題もなくそれはそれは恐るべき画が出てくる。ところが、ちょっと凝ってみて、VP30で60Hzを24Hzに強制して映してみようとすると・・・問題が。ウインク状態になってしまう。惜しい。だからTW4000にしとけば良かったじゃないと、どなたかのお声が聞こえるようである。

  12月14日   村井裕弥先生の本

 昨日見慣れない書籍小包が届いていて謹呈の表示があった。何だろうと開封すると、村井先生執筆の本だった!当方なんかに頂けるなんて勿体ないと思ったら、STEREO誌に掲載されたものが手直しされて掲載されているではないか。ありゃま、これは恥ずかしい。
 現在、PCオーディオまで入れれば決してオーディオ人口は少なくない。当方ごときが書評をするものではないが、特に、所詮PCだって思っていらっしゃる方や、これから本格的にオーディオを始めようとする方、始めてしばらく経つがなんだか思い通りにならずにフラストレーションのたまってきている方には是非ご一読いただきたい本である。

  12月13日   Xonar HDAV1.3 Deluxe
 WROMさんの受け売り。当方のは代理店ユニティを通じて日本で初めて売られたロットだと思う。たったA4一枚の注意書きが付いているだけで、素人の当方、そのインストールには難儀した。
 
 これは画期的である。確かに、ドライバーはまだベータ版だし、ちょっとした環境の違いで必ずしも同じ結果が得られないということはあるけれど、何せ、2万円そこそこで新音声コーデックがまともにデコードできる初めてのアイテムである。だいたい、誰のための圧縮技術なのだ。権利料ばかり言わないで、むしろそれこそ大量安価にしていただいて、お安い機器でも高音質で聴けるというのが筋だろう。個人的にはPCMマルチで十分と思っているが、いろんなご意見もあるだろう。
 
 このサウンドカード、勿論オーディオではないからして、出てくる音はと言えばHiFiとは言えないけれど、結構切れて締まっていて芯もある。低域は薄いが、PS3の親玉みたいな感じでHTPCとしては過去最高。しかも画はアナログなら1080p/72Hzも可能、特にデジタル側の画に特徴があって、より遠近感が出るのだ。これで24pが出せたらもう固定画素に行くしかない(アナログはやめませんけど)。

  12月7日   対極
 前回のコンパチ機に打ちひしがれて、今更ながらPS3(初期型)の最終ロットに近いと思われる中古品を購入した。PS3は2台目である(一台目はおばあちゃんちのBD/DVDプレーヤになったことは報告済み)。しかし、お値段は高い!中古だけれど、新品定価を若干割る程度。それでも、ネットオークションだと定価を遙かに超えているのでお値打ちな方だ。
 
 ハイエンドとは対極にある商品だが、当方はしばらくはこれを標準機にすることにした。専用機メーカーには怒られそうだが、事実、これに大きなアドバンテージをもって、専用機でございと言える商品があるのだろうか?

  12月4日   条件は・・・

 何故に写真が背面なのかは最後にわかります。ずーっと昔から言ってたものが出た。何でもかかるまともなコンパチ機だ。さすがDENONさん、初めてCD/SACDとDVD-audio、それにBDが再生できるメーカー製品だ。もちろん最新コーデックのデコードができて、アナログ7.1出力付き。ムムッと鼻先がピクついてしまうが、やはり問題が・・・。筐体もすでに馴染みになったものを流用していると思われるけれど、それでもお値段は50万円を超えるらしいということ。もう一つ、専用機(?)なのに写真のごとく冷却ファンが付いている!ファンなしの実売価格20万円級、往年のDCD-3500Gみたいな音のプレーヤは出せないもlのか?!

  12月1日   本年のけじめのはずが・・
 VA的にも固定画素再登場の前にけじめをつけておきたいのであるが、どうもうまくいかんのがAVアンプのデコーダ・スイッチャ使用法。懲りもせずにまだしつこくやっていたのである。
 今回、第五弾は某メーカー○○7X(B)。いくら何でもこれで最後だと思って付加価値の分だけ出費があるのも承知でわざわざ「黒」を選んだ。音的には、当方の勘で多分バキッとくるに違いないと信じてさあ開梱、動作確認で電源On・・・あらっ・・・リレーのカッチンという音もしなければ、パイロットランプの点滅はいつまで経っても止まらない。何だこいつは!?前々回は燃えたし、当方、AVアンプには祟られてるな。
 
 昔はオーディオ機器を購入して、初期不良やそれに近いことってそう多くなかった。実際、新品交換した経験は、MC-L10かL1000かどっちだったか、すぐに音が出なくなって、プリントコイルの不良扱いで交換したことぐらいしか思い出せない。で思うのだが、実売価格は定価を大きく割っている現状、定価をある程度守って良いから、少なくとも重要部分は国内生産したらどうだろうか。その方が内需拡大にもなって景気もよくなる??

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