おもしろいガレージメーカーだ。失礼な呼称かもしれないが、当方としてはガレージメーカーという言い方はむしろ自動車で使われると同じようなイメージや意味合いで使わせていただいている。よく調べてみると、 1970年代から創業されていて、そう言えば何かアクセサリーを購入したような覚えはあるが、間違いかもしれない。
今回は、話題のヘッドシェルが発売になる前から問い合わせていて、発売と同時に入手していたのだが、そうこうしているうちに地震に見舞われたわけだ。トーンアームも被害を受けて、なかなか思うようなことにならないところに、このアームの発売。これまでにない物で大変興味がわいた。かつてのSTAXの技術の方がいらっしゃるのかなあ?
トーンアーム、結局当方はショートアームを選択したことは、少し前に述べた。リニアトラッキングが理想というご意見もあるが、低域の芯が軽くなる感じがする。トラッキングエラーの観点から、リニアトラッキング > ロングアーム > ショートアームの順に優位ということとは反対の選択になるのだが、どうしてもショートアームの方が音の勢いが良いように感じる。で、この際はトラッキングエラーは無視。強度と感度に特化しつつ、ストレートアームなのにユニバーサルシェルが使えるというところが気に入った。WE-407/23 もEPA-100mk2 も30年も経った遺物だし、比較的新しいDynavector DV-507 もいいアームなのだが、当方の音の好みとはやや方向が違う。もう何年もの間、いい加減新しい革新的な物が欲しかったところだった。
しかし、驚くばかりの簡易コンパクト梱包!届いた際には、いったい何が来たのか?まさかトーンアームが入っているとは、送り状を確認するまでわからなかった。外箱どころか、内部を表示するシールも貼ってなく、「素」のダンボール、必要十分ではある。取説すら入っていないが、これもWeb.からダウンロードすればいい。この割り切りとユーザー選び、ガレージメーカーであるなあ(笑)。
|