という訳で、入院生活は結構長かったが、経年変化を起こしたコンデンサーと可変抵抗を交換、ハンダ直し、電源ユニットLED交換等々を済ませ、リフレッシュして帰還。右にチラリと写っているもう一台の本体もあるのだが、コスト的理由もあり、そちらのオ−バーホールは見送り。とりあえずはこの一台での設置を考える。大変楽しみなのである。
SP10mk3は自作積層キャビネットとSAEC SBX-3に搭載した物の2台があるが、不思議に積層キャビネットの方が音が良い。カートリッジの振動がアーム、ターンテーブル、金属キャビネットの中で、減衰せずに回り回っているのではなかろうか?どこかでロスさせないといけなのではないか?そんな阿呆な?!ただ、EPA-100PN(プロ用ロングタイプ)にEPC-100Cで演奏すると、これ本当にMM型?といった、切れもガッツもある、今まで聞いたことがない100Cの音が出てきている。むしろうちではSAEC WE-407/23の方が真価を発揮していない。
EPA-100m2とSP-10mk2にオリジナルキャビネットを改造して装着し、10mm厚ステンレスTTシートを乗せた物は、SP10mk2のいい意味での音楽性みたいなものに、SP10mk3張りの定位感がでてきてこれも捨てがたい。
micro BL-91にEPA-100は、SNも良く、どっかりとした鳴り方の中に細かな音も出てくるといった感じで、安心感があるけれど、決して柔らかな音ではない。ただ、個人的には起動とストップにかかる時間が許せない。
そこでLo-D TU-1000、SP-10mk3とBL-91の中間、できればいいとこ取りのような音を期待してしまうのである。アームは前オーナーのとんぼさんもそうだったし、長岡先生も推奨のEPA-100を試したい。
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