漂流日誌 2014年

戻る
Diary


| Back | Index | Next |


  6月28日   主LP-P 設定完了

 え、、、?!今更何をって感じだし、まだ良くなる手立てはあるのかもしれないが、当方としては、ここらで聞く側に回りたい。これで本格視聴をしながら、2nd LP-P、3rd LP-Pはボチボチ仕上げていくけばいい。
 
 写真はスーパーバイザー MC-L1000、こんなになった。シェル込み23.8g。先入観と言われそうだが、比べると technica は長いカンチレバーの音がする(?)。

  6月19日   8度目のランプ交換
 DLA-HD100のことだ。ランプ寿命1900時間×7回で13300時間使ったことになる。これもどこまで引っ張るのか?いい加減交換したら良いと思うが、交換したい物がない。

  6月15日   こうなりますた

 いい加減、MC-L1000は引退というか、何かの時に「オイオイ」と出てくるスーパーバイザーになって頂くことに。AT-ART9、新しい分だけMC-L1000を超えた部分がある。それに壊れませ〜ん!ただ、うちではこの組み合わせでないとダメ。ちょっとハイ上がりで、僅かにザワッとしたところもあるけれど、エージングで更なるしなやかさも出てくると思う。次に控えるは、ななな〜んと ZYX R-1000 AIRY-V、地を這うような低音やフラットネスはこっちが上、Accuphase AC-5 の音が想像できる(?)。A級盤を演奏するには、これも必要。
 
 MC-L1000に「近い」カートリッジならいろいろあって、ややウエットなortofon MC Rhoman。以下、AT-33PTG、SATIN M-21P、AT-50ANVの順で低域が引っ込んで行く。ちょっと音質的に離れていくが、ドライに切れるのがHelikon。元気で、やややかましいのがAT-33Eで、それをもっと引き締めた感じなのがAT-OC9Vlimited、OC9Vはやや音像が大きくlimitedとは全然音が違う。

  6月8日   AD-30 その3
試聴機を返却する前に市販品が届いた。隣のスロットルに入れて比較試聴。流石はアキュフェーズ、音質差僅少、というか当方には聞き分けられなかった。6万円ほどでこの音質を得られるのなら、ハイC/Pと言って良いと思う。多分C-27もこの延長上で更に高品位の音質なのだろう。比較試聴用にはこれでいい。

  6月5日   AD-30 その2
 SATRIフォノアンプは電流増幅型なので、負荷抵抗と言う概念が当てはまらない。発電電流の大きさによって出力が変わり、メーカー発表の発電電圧からイメージする出力とは全く異なる出力になる。強いて言えば負荷抵抗0オーム?確かにS/Nが良くピュアな音で大変おもしろいフォノアンプだと思うけれど、メーカーはこんなフォノアンプを使ってカートリッジを開発しているわけではないので、メーカーが聞いている音ではないのだろうと思う。まあ、結果、音が良ければ良いのではあるが、その点がちょっと引っかかるのだ。だから、電圧増幅の音の良いフォノイコを基準として持っておきたくなるわけだ。手持ちに調整済みのPRA-200ZRがあるけれど、やはりS/Nという点では現代のアンプにはかなわない。とは言うものの、現代のフォノイコの代表であるC-27とか高価すぎて無理だし、すでにディスコン??
 
 そこでAD-30、CX-260に装着できて、別途場所を取らず最短距離なところもいい。何せ純正!前回、負荷抵抗300Ωはさてどんな場合に使うのかといったことを書いたが、とにかく試してみた。理屈からすると、負荷を上げると10kHz以上が抵抗に比例して上昇するが、MC型では極端な変化はしないらしい。カートリッジの直流抵抗の数倍がいいとよく言われるが、100〜1kΩがいいとする本もある。負荷抵抗を切り替えて試聴すると、確かにその傾向はあると思う。300Ω、50を超えるおっさんの耳には良いかもしれない。

  6月4日   合 掌
 5月29日、日誌のアップをし損なっていた。

  6月1日   accuphase AD-30

 高級機ばかりが評価されていたりするので、へそ曲がりの当方は普及期価格帯でしか使えないアイテムを紹介したくなったりする。もっとも「あーく」のシステムは一部を除けば中級機または中古品主体である。特にプリアンプのCX-260は、アキュフェーズの中では入門機にマルチチャンネルを加えたような構成になっている。それを中古で購入した。C/Pは高い!オプションスロットルが2個あるが、AD-290の系譜ではなく、AD-9の系譜しか入らない。さすがにAD-9や10はアキュフェーズの中では貧相な音だったようだ。次のAD-20は、やや音を整理する傾向はあるものの、元気でそれなりに楽しめる音質になっていた。C-2120の発売と同時にAD-30も出現、メーカー曰く「同じ部品調達ができなくなるので新しい型番の製品を作らざるをえない。」とのこと。それは本当にそうなのだろうけれど、アキュフェーズのことだから、グレードダウンということはないはず。実際、基板上の素子は激減していて、虫眼鏡でないと見えないような小さな実装部品が多用されている。SATRIの基板で経験したことがここでも現実になってきている。しかし、ただでは起きないところがアキュフェーズ、聞き比べてみれば、確実にAD-30の方が品位が高い。負荷インピーダンス100Ω固定での聞き比べでは、力感はそのままに、より細かく散乱することで、更に空間を感じとりやすくなっている。AD-30の特徴として、MCの負荷インピーダンスが300Ωも選択できるようになっているが、これはどのような状況で選択するポジションなのか?またC-2120以前の製品では、フロントパネルからMM/MC切替や負荷インピーダンス切替ができず、スロットル設置前に予め基板上のディップスイッチで設定しておかねばならないのが難点。電流増幅のSATRIフォノアンプとの比較は、ちょっとタイムラグが大きくなるので難しいところがあるが、SATRIフォノアンプはカートリッジ間の音の違いがより少ないという感想は、以前から変わらない。アキュフェーズの方がカートリッジの音質の差が出るが、単に相性と言う因子が大きいとも言える。ここをどう判断するかである。それと価格も桁が違うけど。
 
'14/06/08 写真追加:(上)AD-30、(下)AD-20


戻る

メールはこちらまで。