漂流日誌 2014年

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Diary


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  5月31日   メインLP-P更新

 このような物だから、どこまで行っても完成形とはならないのではあるが、一応のレベルに到達したとしたい。今回、アームボードを作り替えた。アームはEPA-100mk2のままとした。これまでは、一個前のLP-P用に使ったアームボードを流用していて、このプレーヤーベースにはやや小さかったのだ。「現用機器」の写真と比べてもらえば分かる。今回のものは加工精度が高く、修正が全く要らなかった。それにしても定番そのもの、ノーアイデアだが、やっぱり当方ごときが考えても、これ以上の物はできないのだ。当方は結構鉛の音(?)は好きである。

  5月30日   お馬鹿コレクション

 写真はぜーんぶTTシート、まだ他にもある。見せびらかしてるわけではない。40年近くオーディオやってりゃこうなってもおかしくない。でも結果出てくる音がいいかどうかは知らない。この際は折角だから全部紹介しよう。左上からAET HPDM-2913HV、その下がfo.Q RS-912、oyaide BR-12とBR one、特製ステンレスシート、左から2列目上、内外ゴム特注ブチルゴムシート、同ハネナイトシート、ハネナイトゲルシート、Jelmax シリコンシート、東京防音 THT-291、Audiotechnica AT677、左から3列目上がVictor 超ラボ LPT-7V、特注ドライカーボンシート、Audiotechnica AT-666、Zanden TPM-1、右列上が、SAEC SS-300、玉川器械 SPZ、AIKOH ASIC-1 多孔性セラミックシート、MICRO Cu-180、JP-701、JP-501、そしてZandenとJP-501の間がY31ST1-GM1。よくもまあこんなに集まったものだ。使ってないのが殆どだが、売っても二束三文、二度と手に入らぬ物もあるので、コレクションにしとこう。
紙、布、皮系は当方の好みとは反対方向。なので、手持ちもない。カーボン系はどうもターンテーブル側に使うとピンとこない。金属シートはそれなりの良さがあるが、LPとの密着を考慮された物の方が良いように感じる。でもセラミック系と同様、吸着式にはLPに傷を付けるという苦い思い出と、何より面倒くささもあって、使う気にならない。擂り鉢状の物が良い。カーボンは擂り鉢状の物があったら試してみたいが、製作が困難であろう。ゴム系にも様々な材質と形状があって、全然音が違う。チープな物はいわゆるゴム臭くなってダメ。オヤイデBR-12が残念、fo.QはLPの下というより、ハード系シートを敷く場合に、ターンテーブルとシートの間に挟み込むように使うと良い場合があるようだ。こうしてみると、ますますJP-501のC/Pが光る。

  5月23日   TPM-1 その2

 写真の順番が逆だが、G-90のボンネットのハネナイトスポンジシート。
 で、TPM-1の音質はというと、単独使用では、ハード(金属)系の音ではないが、ゴム臭くもないというのが第一印象で、JP-501に似ているところもある。JP-501より重低域が薄く、中・高音域がすっきりしている。Y31ST1-GM1に重ねてすり鉢状にして使用してみると、更に重低音域が減少。ハネナイトにエージング効果があるかどうか知らないが、それに期待したいところ。お値段はチョットびっくりの¥37,800(税込み)。ハネナイトゲルはとても加工性が悪く、しかもハネナイトと貼り合わせているわけで、仕上げや、生産数量等々から、このような金額になってしまうということらしい。
そこでまたしてもJP-501のC/Pの高さに脱帽。ちなみに、当方はExclusive EM-10も使った経験があるが、JP-501にも亜種がいろいろあるようだ。手持ちだけでも厚みが4mmと5mmの2種類、裏面の刻印がPEB-1からPEB-4、PEA-2、刻印無しの6種類がある。音も僅かずつ違う。

  5月22日   内外ゴムの澤○さん

 床置きG-90のボンネットの映り込み防止、兼防振、兼リモコン脱落防止で、内外ゴムのハネナイトスポンジの定尺シートを使っている。サイズや厚さや硬さにバリエーションがあって、正直どれがいいのか分からないので、当たるまで何回か発注していたら、「単なる個人がいったい何に使っているのかリサーチしてこい!?」という会社命令で、約2ヶ月前に「あーく」にお越しになったのが澤○さんだ。えらく怪しまれたわけだ(笑)。
 
 まあ、澤○さんには申し訳ないが、ハネナイトの性質上、オーディオでの様々な用途をお話しすることになった。余り知られていないかもしれないが(失礼)、すでに、内外ゴムでもZanden Audio System社と共同でオーディオ用にターンテーブルマットを開発販売しておられ、是非試して欲しいと言うことで、物をご持参で再度お越しになったというわけだ。
 
http://www.naigai-rubber.co.jp/product/indust/rubber.html
http://www.zandenaudio.com/jp/
 
 TPM-1である。ハネナイトと帯電防止ハネナイトゲルを重ね合わせたもので、厚さに5mmと8mmとあるらしいが、これは5mmの方。下がハネナイト、LPに接する面がハネナイトゲルでJP-501と同じくらいの硬さと粘着性がある。レーベル部分が一段下がっている以外、完全平面。直径295mmで、SP-10mk3のターンテーブルは外側に一段凸の部分があり、その内径が295mmなので、ゴム製品であるからして、コンマ数ミリの誤差があり、やや押し込まないといけなく、ぎちぎちの装着となる。擂り鉢状にしたければ、すり鉢状の金属シートの上に重ねるという手もあるだろう。

  5月6日   TU-1000 その5

 例のごとく、連休中ずーっと仕事だった。TU-1000入手やサクランボの豊作で、ストレスはずいぶん緩和されてはいるが、ストレスの方が上回っているのは確かである。
さて、TU-1000は、脚以外どこも壊れていないし、その脚は修理するつもりもない。しかしSP-10mk3同様、1980年代前半の代物だからして、いつ経年劣化で故障するかわからない。特に電源ユニットは一個しかない。そこで検索してたら、なーんと、以前SP-10mk3の修理オーバーホールでお世話になったところでやってるじゃあないか。というわけで、いってらっしゃーい!

  5月3日   さくらんぼ

 父の遺産の一つ、サクランボの木が今年は元気で、この十数年で最も豊作となった。単に収穫量が多いわけではない。むしろ天候の為に、落ちてしまったものも多かったが、それが幸いしたのか、残った実は大きく色つやも良く、食べてみれば、商品として売られているものに匹敵する甘さなのだ。ちょっと幸せな気分になれる。

  5月1日   TU-1000 その4

 完成した脚。キャビネットの下から僅かにのぞくのはタオックTITE46GP。ベースの上面にある十字のダイヤルをコインで回すと、それに直結したナットが回り、回らないように固定された脚のボルトが上下することで高さ調整ができる。重たい本体を低重心で支え、しかもキャビネットの上面から高さ調整ができる優れた機構である。


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