漂流日誌 2014年

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Diary


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  4月30日   TU-1000 その3

 脚を分解したところ。向かって左の丸いアルミ板とコイルの入ったアルミカップの底との間にあったと思われる共振止めのスポンジ材は、カンナクズのごとく朽ち果てている。真ん中の部品のみを取り付けて、その下にTAOCの鋳鉄インシュレータ TITE46GP を置けばいい。昨日の写真のバネの部分がTITE46GPに置き換わるということ

  4月29日   TU-1000 その2

これが脚。良くできている。カップ型のアルミの底、地面に当たる部分にはゴムが貼ってある。カップの内底から非線形のバネが生えていて、その上部には写真のごとき部品が取り付けてある。バネの中心には、多分棒状の防振スポンジが組みこまれていたようである。車のショックアブソーバーによく似ている。で、賢いのが上に生えている黒くて細い棒。これが、ベースに開けられた穴に入るようになっていて、ベースの上からコインで動かせるようになっている高さ調整ナットを回した際、脚側」のボルトが回ってしまわないよう固定されることで、高さが調整できるようになっているのだ。各部品の強度も高い。残念ながら、経年劣化で内部の年弾性材は朽ちてしまっているが、どうせリジッドに改造するのるのだから問題ない。

  4月27日   ほんとにいいんですか?!

 一ヶ月と少し前に、とんぼさんから「諸事情により、アナログを撤退するので引き取ってもらえないか?」という当方には勿体ないお話を頂いた。でも、もちろんこの話に乗っかった。本日、takechanさん同伴で直々に配送して頂いたのがこれ、Lo-D TU-1000,の本体2台とコントロールユニット1台、それに驚くべき「自作コントロールユニット切り替え器」、更には砲金製TTマット、JP-501。アームは technics EPA-100 と SME。そして写真には写っていないが、ものすごく貴重な付属品もある。
 
 いつものごとく、水拭き、アルコール拭き、ベンジン拭き、そして、各部調整。本体に特には問題ないが、脚がバネのみなのだ。車のサスペンションの非線型バネに似ているが、「あーく」ではリジッドな設置になるだろうと思う。トーンアーム technics EPA-100 、長旅のせいか、感度が、特に垂直方向がやや鈍っていたので、慎重にに調整した。手の感覚でガタを感じないが、なかなか水平バランスが定まらないくらいにフラフラと動き続けるくらいがいい。SME は当方には使いこなす自信がない(泣)ので、当分は飾っておこうと思う。
 
 でも、すでにLP-player 4台もあるのに、どうすんの?その辺は、設置とある程度試聴が進んでから明らかにしよう。
 
 ともかく、こんな貴重なものを一式譲って頂いて、アナログ人間としては最大級の感謝の念を表したい。ちゃんと鳴らせるかプレッシャーだったりもする。

  4月12日   SOUND CITY KUMAMOTO

 本業の方が、納税やら人員の移動やら消費税増税やら国策(?)やらでドタバタで、Web.は2ヶ月もすっとばしてしまった。例のごとく、当方としては、せいぜい2〜3週間しか経過していないように感じているわけだが。
 
 今日は当地熊本のオーディオショップ、先代の社長さんからのお付き合いのあるサウンドシティ熊本に寄ってきた。この度、店舗移転で、マンションの一階で居住区域から飛び出したようになっている部分にあり、「あーく」より縦横高さ共に上回るサウンドスペースが確保され、本格的な試聴ができるようになった。全面鉄筋コンクリート打ち放し、かつ、まだ置かれている物品がまばらで露出している壁面が多いので、結構ライブである。それを考慮の上でC-2820, C-2420, DP-550を試聴してきた。パワーアンプは同社A-46, SPはB&O。まぁー品のいい音質である。C-2820、抑制の効いたより静かな、しかし揺るぎない音像定位と底力みたいなものを感じる。C-2420、 比較するにより奔放で、一見ドッカーンとくるが、良く聞いてみると上下にアクセントがあると言えなくもない。こうなるとC-2120も聞いてみたい。
 


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