長女が大学に入学した時、彼女は携帯だった。その後 iPhonに変更したが、入学祝いで当方が構築したパソコンを含めたAV機器には、iPhonをオーディオSPで聞く入力がなかった。
一方、当方のHDMIスイッチャー兼デコーダとして使っているAVアンプはONKYO TX-NE616 というお安いもの。最新型の626はDSDファイルも再生できるしNASもいけるということなので、この際は交換して616を長女に下ろそうと思った。ところが、なんと新型の626にはアナログ7.1音声出力が省かれてしまっていた。コストダウンか、いや、もうこれくらいのアンプのユーザーにはアナログ音声出力なんて使うやつがいないのだな。
ならば、も少し高品位な音を目指して一個上級のNR727ならどうかということで、格安で入手してみた。ところが、これがまた困ったことになった。確かに音質は高品位になった。特に情報量は比べものにならないし、中高域に変な音も付かないまともな音である。巷の評価で、ピュアオーディオに近づいているという噂も納得できる。でも、そうなると逆に不満が出るのだ。
616程度であれば、「入門AVアンプだから仕方ないよね。」といった割り切りもありだった。音はやや荒っぽく情報は整理されていて、表情に乏しい(細かい音が出てない)ところはあるものの、むしろ映像に集中できる。
しかし、727は616とはずいぶんと傾向が違っていて、情報量や歪感でピュアオーディオに近づいた分、特に音の芯の力感が足りないところなど、気になって仕方がないのだ。中途半端である。それに、ファンがない分、熱い!!(笑)
さて、どうしたものか、、、
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