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DIARY

漂流日誌 2013
Sunday, 28 July,2013
も一度PCオーディオについて
 SATRIのハイエンドDAC、それと電流接続できる新型プリとハイエンドモノラルパワー、そしてこれまた「あーく」にあるフォノアンプの改良型で聞かせていただいた。送り出しはリニアトラッキングPioneer LP-P、デジタルはMac ロスレスのネットワークオーディオと、開発途中のSDカードプレーヤ。開発者の永井氏は、ドイツで開かれたオーディオショーに出張されていた。あるSPメーカーのブースで、それを駆動するアンプとUSBオーディオを依頼されたのだった。結果は上々で、ブースごとの最高音質賞やヘッドフォンアンプ部門賞等を受賞されたようである。
 ヨーロッパ、特にドイツではPCはMac一辺倒、Winを見ることがなかったそうだ。CD-Pの出品はごく僅かで、ネットワークオーディオ全盛とのこと。
 
 そこで、ネットワークオーディオを試聴させていただくに、確かにCDの役目は終わったのだろうと思う。でもみんな言わないが、これだけの高級システムであっても、見かけ上(聞きかけ上?)のSNは良いのだが、ノイジーな付帯音がついてまわるのだ。もちろん、ゴキュッパのDACとかに比べたら遙かにクリアーな音質ではあるのだが、当方にはそう感じられる。驚いたのはSDカードプレーヤだ。回転系も再生アプリもない、今までにない再生系だ。WAVしか再生できないが、その音にはCDが出たときのような驚きがあった。まだバックグラウンドは静寂とまではいかないが、えらく安定していてビクともしない芯みたいなものがあるし、切れもいいのだ。SDカードオリジナルWAV録音ソフトがでたら欲しいかも。でも出らんわなあ・・・。
Sunday, 7 July,2013
アナログ準備 Aターンテーブル・マット
 SP-10mk3には、数年来金属系マットを使ってきた。それまでは長ーいことPioneer JP-501だった。テーパー付き砲金シートは単体ではキーンと鳴くが、ターンテーブルに乗せると全く鳴きはなくなって、はじいてみてもコチコチといった音になる。演奏すると金属音に砲金の音がするが、それはそれで魅力、こちらに軍配を上げたのだった。
 
 最近は、といっても1年以上になるが、テーパー付きステンレスマットのさらなる力感に魅了された。でも、これもごく僅かに鳴きのようなものを感じるのだった。実際にターンテーブルに乗せて指先ではじくとキンといった音の後に一定時間振動が続くのが分かる。がわずかではあるが、気になり出すと気になる。で、間に薄いソルボセインやカーボンを挟んでみたりもしてみたが、どれも一長一短。
 
 いっそJP-501に戻してみたら、、、結構行ける。「あーく」の大音量出試聴すると、情報量は極めて多い。ゴム質の音と言われればそうかもしれないが、オヤ○○のゴムシート等に比べれば、ゴム臭さは少ない。もちろん鳴きは全くない。金属シートが情報量が多く感じるのは、鳴きを聞いているのかもしれない。JP-501(701)はもうディスイコンになって久しいけど、当時のお値段からするとC/Pは抜群である。何よりLPの扱いに全く神経を使わなくて良い!
Saturday, 6 July,2013
アナログ準備 @トーンアーム
 この数ヶ月間、いろいろ試してみた。まず、EPA-100mk2やWE-407/23で代表されるスタティック・バランスと、MA-505やDV-507に代表されるダイナミック・バランス型の比較では、反りのある盤ではダイナミックバランスがそのトレース力を見せつけるが、それ以外の全ての音質の要素においてスタティックの勝ちだった。だいたいオーディオ的には反ってること自体が遺憾のだ。
 
 EPA-100 originalとその業務用ロングタイプのEPA-100PN、MA-505とMA-505L、WE-407/23とWE-506/30の比較では、トラッキングエラー角の関係でロングタイプの方が歪感の少ない音を期待できる、と思っていた当方の固定観念は崩れ去った。トラッキングエラーが事実上無視できるリニアトラッキング・アームとは、条件を揃えての直接比較ができないが、印象としてはリニアは歪感の少なさが特徴だが、ここ一発の低域のガッツが今一歩の感がある。ロングアームはズッシリとした低域が出しやすかったが、全帯域にやや抑制がかかる感じがする。結果、当方はショートアームの細かい音への反応の良さをとりたい。
 
 従ってメインLP-P(自作積層キャビネットにSP-10mk3)のアームはEPA-100mk2、セカンドLP-P(SH-10B3改にSP-10mk2)のアームはEPA-100にしたいところだが、流石に古くて本来の性能を発揮しているとは思えないので、これまたEPA-100mk2。サードLP-P(SBX-3にSP-10mk3)のアームはWE-407/23ということになった。シェル+カートリッジの重量が25gを越える組みあわせは、EPA-100mk2での音質は極端に劣化するので、WE-407/23が必要になる。但し、407でさえも軽い方が音が良いようであるのだが。
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Last updated: 2024/7/6