漂流日誌 2012

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  9月16日   これは8月のこと
 気がついたら8月の日誌はすっとばしてしまった。それどころか9月もすでに半ば、熊本では今日は秋の例大祭で、字のごとくこれが終わるともう秋なのだった。これは8月の出来事だけど、今更8月に書き込むのもおかしいので、今日の日誌とする。
 
 どういうわけか、今年の夏も岡山出張があって、そう、はこぶねにお邪魔させていただいたのである。こう毎年毎年襲撃していては、いいかげん迷惑なことだとは思うけれど、やはり素通りはできない。というわけで、最新のWROMさんサウンドを聞かせていただいた。毎回音は微妙に変わっていると思うが、そのイメージを残したまま、自宅に帰って自分のシステムを聞いてみると、毎回ナルホド〜と納得するのである。それからまた調整がはじまるのだ。やはり当方は、時々誰かの音を聞かせてもらった方が、自分がわかりやすいタイプなのかもだ。水中の漂うがごとく、時々何かを目安にしないと、自分の位置が分からなくなる。だから「漂流日誌」・・・あは。
 
 そこで、やっぱり細やかさというか質感というか品位というか、ちと足らんなあと感じ始めている。このことはディスクリート4chをやめて2chに使用かと言い始めたこととも関連している。調べているうちに、プリ:CX-260のボリウムが寿命であることに気がついた。ガリが取れないのだ。相当に音質劣化していると思われる。2007年8月にもボリュウムを交換しているが、それからすでに丁度5年が経過している。とりあえず修理であるが、そこはアキュ、元より良くなって帰ってくると噂されるくらいに安心感がある。噂ではなく、本当に現代的な音質の傾向へ調整できないものかと思ったりして、要望を出してはおいたが、無理だろうな。
 
 で、CX-260をシステムからはずした後に、音が出ないと困るので、往年の名器:PRA-2000ZR(完全restore品)を設置し、スピーカ・マトリクスにつなぎ替えた。最初はなんだこりゃというヒステリックかつバックロード(共鳴管)の悪い点を強調するような音だったが、通電しているうちに切れと透明感と底力が出てきた。「はこぶね」ではダメ出しされた古ーいプリだが、それでも「あーく」では懐かしいオーディオの音(笑)がする。先日拝借したアキュC-2820と比較すると(酷だろ!!)品位とかS/Nとかでは遠く及ばないが、高音域がどこまでも細く分解し、ヒリヒリした緊張感とかここ一発の張り出しとかでは勝っているように思う。まあ凄いアンプだ。
 
 さらに、アナログ懐古実験、20〜30年前にはできなかったやり残しをそろそろ終えようとしていて、これからは落ち着いてアナログ復帰とデジタル再生への一歩を踏み出したい。

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