漂流日誌 2012

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Diary


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  2月21日   性懲りもなく

とことんアナログ。まだ、どうしても聴いておきたかったアイテムがある。それはベルトドライブ・ターンテーブルとEPA-100オリジナルである。
 
 当方、LP-PはDDしか真剣に聴いたことがない。高校生の時に、自分で初めて買ったSTEREOはレシーバー+ベルト・ドライブLP-Pだったんだけれど、ほとんどおもちゃレベル。オーディオと呼べる初代LP-Pは、大学生になった時に購入したSONYのDDだったのだ。以来、せっかちな当方はLP-Pと言えば、すぐ動いてすぐ止まるDDしか使ったことがない。しかも、どんどん起動トルクが大きい物になっていった。MICROのBL-91にSAEC WE-407/23を組み合わせていた悪友もいて、今思い返しても彼の使いこなしは実にうまかった。DDと比較するに、どっしりとした(重いと言う意味ではない)低域に支えられ、ザワザワした感じの少ない音と表現したら良いのだろうか。しかし、まともなベルトドライブLP-Pを組み上げようとすると、各パーツが高価なために、当方にとっては目玉の飛び出るような価格になってしまうのだ。それをC/P高く実現したのがBL-91だと思う。
 実際、写真の組み合わせ、これが合っているのかどうかは別にしても、非常に懐かしい感じの音がする。しかし、決して鈍重ではなく、十分に楽しめる。むしろこれ一台でもいいのではないかという思いが過ぎったりするくらいだ。

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