漂流日誌 2012

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Diary


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  1月28日   一応全部聴いた。
 試聴環境を整え、音の傾向から、これから主力で使っていくと決めたEPA-100mk2において、条件をある程度そろえて、それぞれのカートリッジの特徴を踏まえ、好みの方向になるように調整して試聴した。それで分かったことは、
 
1)EQA-5630mk3を使っていくに当っては、一般の電圧増幅イコライザの先入観を捨てなければならない。カートリッジの交換による音の変化と比べて、このアイテムの支配力は遙かに大きい。従って、一般の評価と「あーく」での音の違いを見る為には、かつまたは、MM型の再生の余地を残す為には、電圧増幅の経路も残しておく必要がある。
 
2)当方が試聴したカートリッジの中では、最もHi-Fiなものは結局MC-L1000で、代替えになる物はない。近い物としてMC-L10とMC-1があるが、これはもっと古い。SATIN M-21もやや違った方向から近縁の音といえるが、これも古くて健康体のものは望めないし、扱いがやたらシビアでメインとはなり得ない。すなわちL1000が壊れたらこの音は終了である。
 
3)では、MC-L1000亡き後にどのような環境を作るのか。EQA-5630mk3のもとで、メインが現行製品のEminent GL(但しシェルはCHA-1)、ソフトによってはZYX AIRY R1000とHelikonがサブとなることであろう。しかし、Helikonもすでにディスコンであって、これが壊れたらAudio-technica あたりかな。今後。果たして新手の辛口カートリッジはでてくるだろうか?
 
 といったわけで、そろそろ試聴ばかりしていないで、LP鑑賞に入りたいところである。ただ当方の鑑賞は、それ自体試聴の要素が大きかったりするのだが、、、それで楽しんでいるのである。

  1月27日   シェル軽量化作戦 その後
 ちょっと書いておかねばならない。軽量化と言っても、せいぜい22〜25gの範囲である。あまり軽くすると低音が軽くなりすぎる。トータルでその重量にするわけだが、その中で、シェル、ビス、指掛け、スペーサ、リード線、リングの組み合わせで、もっとも好みに近づけていくわけで、これはやたらに時間がかかる。

  1月21日   体調不良
 別にどこかが悪いわけではない・・と思う(調べてないから分からない)。まとめて睡眠がとれない日が続くと、まず視力低下、頭痛、息が詰まるくらいの心窩部痛や腰背部痛等々、あちこちおかしくなる。流石にこうなってしまうと、オーディオしたくても集中できないし楽しくない。それでも合間を縫って、、、根性オーディオだ。
 
 さて、シェル軽量化作戦は進んでいる。そこで、すでに皆様はとうにご承知のことなのかもしれないが、EPA-100mk2の一つポイントを追試した。シェル込み23〜24gまでがこのアームの特性が出ておいしいところで、28gまでは音質が落ちてくるけれど使えないことはない。しかし、それを越えると、急峻な感度の低下と共に音も伸びやかさがなくなってしまう。剛性の高いシェルの良さもあるが、トータルバランスで決めたほうが結果は良かったりする。だからこそ余計なところをそぎ落としたいわけだ。

  1月17日   YAMAHA NS-2000
 こんなにも音が違うものなのか。まず、能率が恐ろしく低い。いや、ネッシーが異例に能率が高いのではあるが、NS-2000、「あーく」で当方の言う大音量で鳴らそうとすると、TA-N1のパワーを使い切ってしまうのではないか、というくらいプリのボリュウムが上がって3時を越えてしまう。なるほど約10dBの差である。ここぞという時の一発みたいなものが不足していて、どこまでもボリュウムを上げていってしまう。それでも喧しくはならないが、フラストレーションは貯まる。ナレーションはより近くモワッとした感じ、セリフは少々遠方にクッキリ定位、これはむしろ正確なのかもしれない。スペアナで見るとさすがは市販SPシステム、f得は実にフラットで超低音までレンジは広いのだが、音の角が鈍角と表現したら良いのか、「出てますよ」といった感じは少ない。YAMAHAビューティってこのこと?

  1月15日   目的はもう一つ

あるのだった。LP-P3台体制。実は、この方が意味が大きいのかもしれない。なんだか最近歳を感じていて、これまで使ってきた機器を思い返すに、ぜーんぜん使いこなせてなかったのではないかという惜念の思いが沸き上がってきているからだ。それに、最近の機器を試そうにも、お値段が跳ね上がっていて、購入自体無理である。
 
 とは言え、昔の機器は下取りに出したり売り払ってしまったりして、残っている物は少ない。比較的残っているのはアナログ関係、それにスピーカーの一部である。マルチのまるちに挑戦していた頃、完全体ではないにしろYAMAHA FX-1を持ってきて耳をリセットしたことがあるが、それも兼ねて今の環境とやり方でかつての機器を鳴らしてみたいのだ。一度復習しておきたいのである。倉庫から持ってきたのは、D-70を自作する前、最後に購入した市販SPシステムのYAMAHA NS-2000。NS-1000Mはさすがにボロボロだった。学生の頃、勉学もこんなだったら良かったのにね!

  1月8日   新年早々の故障
 サラウンドSP用のHMA-9500が壊れた。音出していない時に、突然右後ろから「ボツッ!!」とか異音がして、音が出なくなった。右chのヒートシンクが尋常ではなく熱くなっていて、あらま、プロテクトランプが真っ赤に点灯している。
 
 というわけで、眠っているHMA-9500mk2にすげ替えて再起動。すると年末に買っておいたアニメのBDをHTPCで再生中、あらまフロント左が出ない!サウンドカードの故障だ。アニメごときはわざわざ1080p/72HzアナログRGBHVでG90を通して見なくてもいいし、音声・映像ともにHDMI出力のK2でいくかな。ただVictor HD100、ランプ交換してもなんだか暗くなってきている感じがするのは疑心暗鬼?まだ新型PJ買いたくないなあ。

  1月3日   毎年
正月休みには何も完遂できない。正月とかいうと、どうも子供の頃のイメージが未だによみがえるのであるが、この20年くらいは、現実とのギャップになんだかガッカリして終わってしまう。消化不良というか、新年を新たな気分で、、、とはいかなくなってしまっている。年末から10日ぐらい休みがあると変わるかもだ。まあ、そんなことは今後一生望めないだろう。仕事の合間にやるオーディオ、これが集中力があって良いのかもだ(笑)
 
 さて、LP-P3台、アーム4本、フォノイコも4系統。これは、昨年後半にEminent GLで経験させていただいたことが発端になっている。遙か昔から言われていたこと、カートリッジ周りは何を替えても音が変わる。その変化は相当大きいのだ。雑誌の評価は、環境を加味して読まないと本当にトンデモない結果になる。これも言われてはいたことだな。だから、いろんな環境を作れるようにして、カートリッジの素性というものをなるべく正確に掴みたいということ。その上で自分好みの音質に調整していこう。
 
 そうやりながら、最終的には3本程度の常用カートリッジに絞っていければと考えている。「小さな仲間達」のコンテンツの内容も、徐々にアップしていくつもりだ。

  1月1日   新年を迎えられたことに感謝

 いつまでたってもVAルームと言うよりは実験室みたいな「あーく」だ。これでいったい何をするつもりなのか、LPプレーヤ3台体制。訳の分からん奴ではありますが、皆様、今年も何とぞよろしくお願いします。

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