とりあえずこんな感じ。ツイーターのカバーする範囲が下に向かって広くなろう事は予想していたので、現在0.47μFコンデンサーのところ、1μFの物を準備していたのだが、実際にはコレでは中高音域の張りが全く出ないのである。2μFでもいまいちで、3μFではツイータの方が無理した感じで、3000〜5000Hzの音質が良くない。いずれにしてもFE208SSの張りというか、悪くいえばうるさくも感じる共振ぽいツッパリ感の中高音ではなく、自然で聞きやすいとも言える。低域はスペアナで分かるような更なる伸びはなく、聴感上は、6NFE208SSのバーンよりややドーンに近く、すっきり奥まる感じで、ちと物足りなくなったりする。マグネットがアルニコであるところが最大の相違点であるFE208ES-Rほど腰の弱さ(信奉者にはすみません)は感じないが、この際はトップパイプを付けて補強してみたくなる。実際、取り付けた方が更に低域が伸びて、ちょっと重くなるけれどうまく動作している感じになる。ナルホド Fostexさんはこんな感じの音を想定しているのだろう。
このユニットの肝は中高音域の落ち込みだ。逆に6nFE208SSは中高音域が出っ張り過ぎなのは確かであるが、FE208SS-HPは落ち込み過ぎでウーハーに近い感じ。フルレンジSPユニットなのに、なんでここまで中高音域を落としたのかと思う。
そこにあったYAMAHA JA-0506U、今更感はかなり強いツイーターだが、やってみたら超高能率でビックリ。2μFではうるさいだけ。1μFでは高域は伸びて切れまるが、ハイ上がりが顕著でもう少し下の方まで出てほくなる。0.86μFでは中抜けドンシャリ。いずれにしろ、この構成では今までの6NFE208SS+T500Amk3の構成とはずいぶんタッチが違った音質になってしまう。
もっと上の周波数でクロスさせると繋がるのかもしれないが、そのやり方だとピラミッド型のエネルギー特性になりそうである。こうなるとFostex の新型ツイータを借りてみたくなる。だれか貸して〜!
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