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DIARY

Wednesday, 26 September,2001
FE-168ES

 「あーく」のスーパーレアが復活した。FE-168ESのおかげである。168SSでは、方舟でのF得は理想的なものであったとのことだが、当方は、低域は少し柔らかいし、高域も素直だが、きらめくような表現ではないように感じた。そこで168ES、オーディオベーシックの記事では、レア改でもハイ上がりのF得のようである。ま、飛んでみよう。結果、中高域はめざましく、低域は締まりすぎて量感不足。何だか凄まじいユニットである。TA-E1にはトンコントロールがなかったな、、、。
 
Saturday, 15 September,2001
アナログ党に・・・

 LPを相当量お持ちの方、その管理はいかがされているでしょうか。10年どころか、20〜40年前のLP、カビ・ホコリなどにまみれてしまっています。一応、その辺も気にかけながら保管してはいますが、久しぶりにご対面するLPでは「エーッ!!」ということもあります。また、中古LPを購入したら、まずこれで処理、当方には必需品です。
 別にメーカーの回し者であはありませんが、これはきれいになります。音質への影響もありません。というより、バチッバチッという耳障りな音が消えることもあります。盤面にA液を数滴垂らしまして、専用(繊維が細く密なものなら何でもいいのですが)クロスで丁寧に音溝に沿って拭きあげます。次に、B液で同様に行いますと、あーらきれい!お勧めです。
 
 
Tuesday, 4 September,2001
温故知新

 最近、長岡先生の初期のステレオ指南本を入手した。近年の先生の著書は、確かに要点をよく書かれているのだが、より古くなる程に、何か少し違っ印象がしてならなかった。それで、この2著書、ステレオの実際知識とマイ・ステレオ作戦、読んでみたかったのである。共に昭和45年発行と、30年以上も前の著書である。ところが、これがとても興味深い。
 
 ステレオの実際知識は、ステレオを理解する上での、いろいろな原理を解いた本である。表紙写真もEMTのアナログプレ−ヤーだ(型番は知らない)。本は古くても理論は変わらないので、今でも全く実用となりうる。もちろんデジタルは記載がないが、読んでみると、当方、正確な知識がないことが露呈する。
 
 マイ・ステレオ作戦は、以下にその巻頭書きを拝借する。
「ステレオは複雑怪奇な精密機械であると同時に手軽にいじれる楽しいオモチャでもある。この本はステレオを後者としてとらえた本である。おそらく正統的なオーディオ研究家の顰蹙を買うにちがいないハレンチなエッセイ、パラドックス、常識をひっくり返すゲバゲバ工作、笑いと風刺のオーディオ・コントとオーディオ反体制の最左翼に立つ、世にも不思議な本である。こんなヘンな本はどこにもないと確信している。・・・・・しかし、文は人なり、音も人なりあなた自身の音は、あなた自身で作るべきではないか。音楽とは音を楽しむことであり、再生装置は楽しい音を作るための器械であり、オモチャである。最終的には「個性的なあなたのための、個性的な音作り」というのがこの本の狙いなのである。」
となっている。
 30年も前に、かくも的確に現在の世相やステレオの状況を予測されていることには、驚きを隠せない。と同時に、その予測のもとに書かれている内容は、今読んでも目から鱗である。その語り口調は、晩年の先生の、若干ものごしやわらかなものとは違う。
 これを読んだあと、近年の先生の言葉や著書を読み直すと、さらに理解できる気がする。最も先生らしい本なのかもしれない。
 
Monday, 3 September,2001
届いた宝物

 今日「不思議の国の長岡鉄男@」の付録のCDが届いた。ついに長岡先生の生音声を聞くことのなかった(方舟の生音もであるが、、、)当方にとっては、セミナーの模様はいろんな意味で大切な宝物(決して音源ではない)である。
 
 悲しくて聴けないとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれない。当方は時々亡き父の音源を引っ張り出しては聴いてみることがあるのだが、そこからは、悲しみというより懐かしさと何ともいえぬ安心感を感ずる。先生のお声を聞いていると、不思議にそれと同様の感情が湧いてくる。
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Last updated: 2024/7/4