漂流日誌 '11年分

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Diary


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  11月24日   実は「劇辛」

 途中でいろんなところで引っかかってしまって、なかなか本題に入れないでいる。
 
 今引っかかってるのは今更Victor MC-1。このカートリッジ、発売当時2回手に入れて二個とも潰した。一個目はまだまだMC型に慣れていない頃、ヘッドアンプもそれほどS/Nのいいものもなく(SONY HA-55というやつだった)あれこれやってるうちに音が出なくなった(それを壊したというのだ)。二個目は針交換した物なのだが、それは間もなく自然に壊れた。そのときの印象はハイ上がりで細く神経質といったものだった。そうしているうちにMC-L10が出たので、ついぞMC-1の本当の音を拝聴することがなく、非常に心残りであった。世間では明らかにMC-L10、いやL1000の方がいいという風潮だったし、人の言うことに左右されやすい当方は、L1000を手にしてしまう頃には、MC-1のことは心の奥のそのまた奥にしまい込んで忘れた振りをしてきた。で、今回アナログを再起動しようとしているうちに、その思いが吹き出てくると、タイミング良くお安い出物があったりするのである!
 
 出会ってから30年、LP-Pも整備して新しいフォノアンプも帰ってきて、当時の環境や使いこなしよりは多少マシになっているだろうから、ちょっと聞いてみるかと・・・オ、オオォ〜! 3次元的定位がすごい。単なる2ch(マトリックスなし)なのに、後ろから音が聞こえてくる。切れ込みは抜群で、立ち下がりもやたら早い。確かにハイ上がりで、低域はドッと出てパッと引いてしまうので、普通の中型以下のオーディオで聞いたら低域不足と感じるだろう。また、音の角が僅かにオーバーシュートしている感じがあり、それも可としてしまう説得力がある。これのどこが繊細で弱々しい音だと言うのだ?!シェルはMC-L10で気に入ったオヤイデのHS-CF、このフニャフニャボディのMC-1やMC-L10をお持ちの方、このシェルは是非試してみて欲しい。
 
 ところで、テクニカを試聴するのが怖くなってきた(笑)。

  11月23日   フォノアンプ帰還
 ゲインを20dB落として帰ってきた、EQA-5630mk3。詳細は別コンテンツに書いている。4種類も託されたSATRI-IC、まだどれにするか決めかねているけれど、天の邪鬼はみんなが選ばないEXを採りたくなってきている。

  11月18日   AT50ANV

 本日発売、本日完売?!当方は,、恒例「年末のお買い物」で音も聞かずに先月から発注しておいたので、昨日お店に到着、本日受け取った。Audio-technicaにしては大層立派なケースに入っているが、何故かスタイラスカバーを外して別に入れてある。オーこわ!
 右は期待の(?)チタンヘッドシェルAT-Ti15NV。シリンダーはアルミだそうだ。ここは重くなるのを覚悟で、AT-LT18のステンレスシリンダーと交換して比較してみたいとろこである。
 多分、破綻しないけれど角の出る音質だと勝手に思い込んでいるが、優しく大人しい音だったらどうしよう・・・。
 
 しかし、フォノイコがまだバージョンアップから帰ってきていないのだった。今回はバージョンアップというよりは、基盤から交換されて、もう全く別物になっているらしい。おおむね完成、最後のノイズ対策の段階だということで、あと一週間の待ちぼうけ。

  11月14日   B-2301L 入院

 ここにあったはずのB-2301Lがない。先にあったAMCRON K2は、確かにチョットやそっとではびくともしない凄さはあるが、一度B-2301Lを聞いてしまうと、やはり業務用なのだなと感じる。B-2301L、激安だったけれど、やっぱオーディオの音がするいいアンプなのだ。C/P絶大!というわけで、本格的にSW駆動用パワーアンプに決定した。
 
 ところが、また壊れた。音はでてるけど液晶メータが真っ暗。別に使用に問題はないのだけれど、回路が壊れる前兆かもと考えて、修理兼オーバーホールに出すことにした。まだ少なくとも数年間は使いたい。2週間のお別れ、さあ、いってらっしゃーい!!

  11月5日   まだ3管は死なず
 ちゃんと見ようと思ったら、ほとんどの液晶TVは不合格。というわけで未だ居間のTVを買ってない。いや、LP再生周囲の整備をやってて資金がないのが本当の理由かな。言い古されたセンテンスだが、「アナログは死なず」どころか、かえって欲しい物が沢山あるのだ。だから、片付けがてら売れる物は売っていたところに、トンデモ情報ゲット。2K,4Kで3管が終わりなんて書いてしまったが、これもLP再生同様、まだ終わらないようなのである。
 
 そこで、体調崩した3月以来電源すら入れていなかったG90を起こしてみた。完全に寝ぼけてる・・・。本領発揮までには時間がかかるが、その際の1080p/72Hzの絵はやはり明るくて動的分解能はCRTTV並!つまらん映画でも楽しくなって、つい朝まで見てしまった。これでなくちゃね。
 
 やっぱしアナログは強し!

  11月3日   フォノアンプが

所定の位置(メインLP-Pの下)にない。それはまた何かやらかしているからである。今回は、定電圧回路のバージョンアップではなく、真のバージョンアップなので、期待も大きい反面不安もある。しかし、今までの結果を思い起こせば大丈夫だろう。詳細は後日。

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