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Diary


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  9月29日   今度はMC-L1000が・・・

 たまりかねて状況把握の連絡を入れたところ、C−AX10、未だに故障原因すら分かっていいないというのだ。来週いっぱい時間をくれという。複雑なDSPを多用したアンプが故、ソフトの相性といったものがあるのだろうか。5.1など当分使う予定もなかったわけで、これではバージョンアップしなかった方が良かったというものだ。C−AX10の弱点を見たり。
 
 というわけで、SWもつなげない寂しい状況でのADの試聴は続く。そんなとき、ゲッ!!音が歪んでる・・・。今度はMC−L1000だった。不幸も続く。このL1000、数年前に中古で入手したんだけれど、他のL1000に比べてこれだけが音が違っており、最近さらに精彩を欠いてきていると感じていたところであった。(実は、かわりばんこに使っているのがもう一個と、他にストックが一個あるのだ。)
 このまま棺桶に入れてしまうのも何だなあ、と、病理解剖してみることにした。カバーを開けてまたビックリ。ルーペで見るまでもなく、ギャップが何かで埋まっている。拡大してみると「さ、さ、砂鉄?」 ダイヤモンド針の真上にプリントコイルがある、すなわち針の直上にギャップがあるため、ゴミがギャップに入り込みやすいというL1000の構造上の欠点である(写真)。しかるに使い方には細心の注意が必要で、この辺がマニアのカートリッジと云われる由縁、当方はマニアではなかった証拠か。いずれにしろ、断線でないのならむしろ何とかなるかな!?
 しかし、スタイラスブラシで掃き掃除しても、エアダスターで吹き飛ばそうとしても取れるわけがなかった。アルミホイルならギャップに入るだろうとやってみても、砂鉄の磁石遊びのごとくで無効。これは困った。考えたあげく、つまようじの先を極薄く平らに削って掃除してみた。これがいい。30分かけて、ほぼ取り去ることができた。緊張の試聴・・・ヤッタ〜!蘇ったのだった。他の二個、こちらもついでにカバーをはずして点検してみたが、こちらはきれいなものでホッとした。

  9月23日   さながら「どろぶね」
C−AX10、バージョンアップ後の電源ONの不具合で、再調整に出して2週間以上経過するも帰ってこず、尋ねてみれば他に故障箇所が見つかったので、この修理で1週間ほど納期が延びるとのことであった。が、しかし、それから10日、何の音沙汰もない。こんなことは今までなかった。いったいどうしたというんだろうか。どんな故障が見つかったというのだろうか? かなり不安である。
 
 さて、こんな折りに、世間ではC−2800の評価が出始めており、その一様に素晴らしい評価を聴いている限りでは、心は傾倒してゆくばかりであるが、身の程を知るまでもなく、そこはハイエンドの世界、いろんな意味で入手は無理というもの。
 
 このところ、「あーく」は健康である日の方が少ない。特に、一番好きなAD関連は散々である。この分じゃ映像なんて何時の事やらわからない。当方の生活状況も精神状態も同様で、いや、いわゆる「きちゃった」わけではないが「泥沼」だ。この際、「AVルームあーく」も改名して「オーディオ倉庫どろぶね」にしようかな。

  9月15日   時代逆行

 最近、1960年代のLPに傾倒しつつある。新し物好きのはずだったのに、SACD等の最新フォーマットに夢を託せないでいる。
 また当方、貧乏ではないが、決して金余りでもなく、妙なところにケチである。この頃のオリジナル盤はどれも高価であるし、盤質も見た目だけでは分からないので、冒険はできない。これも録音は1960年代と思うが(無知な当方、間違っていたらご指摘頂きたい)、Mercury SRI 75058 ドラティの火の鳥、オランダプレスの再発盤か? しかしこれが凄い。演奏は第一級の触れ込みで、音像は小さく、音場、切れ込みと底力、Fレンジ、ダイナミックレンジ、演奏会場をまるごと録音した感じ。当方にとっては最良の「火の鳥」となった。
 
 ところで、再調整に出したC−AX10、更に故障箇所が見つかって、戻ってくるのが一週間延びた。即ち、SWなし、C−270をプリアンプとして使用での試聴。それでこの感想なのだから、C−AX10が帰ってきたら再び感動できるに違いない。楽しみである。
 

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