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Diary


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  8月13日   衝動買い

 またやってしまった。とても我慢ならなかったのだ。PRA−2000Z/ZRがともに病に倒れ、本当に困っているのも事実ではある。だが、次期フォノイコライザー候補といっても、新品では結構な出費をしても少し頼りない物か、または超高級品しかなく、どちらも当方の趣旨には合わない(買えないだけかも)。で、大昔からちょっとだけ気にかかっていたプリアンプのことを思い出した。アキュフェーズC−270だ。
 
 アキュフェーズには「C−280トラウマ(当方のプロフィール参照)」があったんだけれども、C−17でちょっと考えが変わったこともあり、今なら使いこなせるんじゃあないか・・・。しかしながら、なんで今更C−270なのか? C−280トラウマでC−280を放出すると前後してC−270とC−17が発売されたのだった。そこに長岡先生の一言である。「これらを併せて使えばC−280よりいいことはわかっている。」とか「C−270、特にADは音場感が素晴らしい。どこか間違っているのではないかと思う程広大で、実際の音場より広くきこえる。・・・多少人工的な感じもないではないが、この豪快な鳴りっぷりと独特の音場感はいままでになかったものだ。」という一説がずっと頭のどこかにひっかっかっていた。ただ、MM入力オンリーであったので、購入の対象にならなかったのである。ところが現在、なりゆき上、C−17があるし、C−270は勿論中古なので、探せばお値段も折り合いがつくと考えた。そして、故障しても治るのだ! かくて、C−270のイコライザーアンプという、また贅沢なことになってしまった。言わずもがな、C−280Vの中古という線は、お値段が全く折り合わない。
 
 さて、音は? 今回は珍しいことに即レポートできる! いつものこと、ビックリした。少々荒削りで繊細さは後退するが、SPを無視した音場(これまでに比べて)と豪快さはちょっとしたものである。不思議なことが一つだけある。VRDS−25XS DENTECバージョンをC−AX10のデジタルインした音と傾向がとても似通ってきたのだ。良い方に考えれば、ADもCDも突き詰めてゆくと音が似てくる? 悪く考えれば、以前より微少信号が欠落している? 
えーい、どっちでもかまわん!自分の好みならいいじゃないか。そして、C−AX10のデジイコは、この組み合わせに比べると、逆に一般に言うアナログ的な音となってしまう。

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