一部、スピーカーマトリックスにこだわらないVAの強者達の間では知られていた、C−AX10のバージョンアップ。勿論、外観にいっさいの変更はないが、中身は大幅な変更といって差し支えない。実際、DSP assey がまるごと交換されており、その料金は税込\65,625 也。別途AVアンプを購入すると比較すれば、安いお買い物である。しかもC−AX10は、単体プリアンプとしては唯一、オーディオクオリティをもって5.1出力の様々なパラメーターをデジタルコントロールできる優れたコントロールアンプなのだから。ただ惜しむらくはパイオニアDV−AX10でなければ接続できないというものであったものを、一般のDVDプレイヤーでもで可能にしたわけだ。
れっきとしたメーカーバージョンアップなのであるが、どこでお知らせがあっていたのか、当方は全く知らなかった。だ〜いたい、当地熊本ではオーディオショップですら知らなかったのだ。それだけではない。パイオニア福岡営業所に問い合わせてみても、「そんなものはありません。」だって! 本社に問い合わせて頂くよう、オーディオショップのおじさまに頼んで、ようやく合点。第一弾のバージョンアップ基盤がなくなったので、追加100枚製作中、準備ができたらショップに知らせる、ということになった。3週間前にその知らせが届き、メーカー送りになっていたのである。
では、どうやって情報を得たのかというと、あることでバンナさんとメールをやりとりしていた時に、「とんぼさんにC−AX10のバージョンアップの件で相談した、、、」とのくだりが出てきてわかったのである。バンナさん、とんぼさんには、心から感謝する次第である。
「で、音は?」・・・いつものことながら、当方、すぐには実験できないので分からないのである。「5.1にするためにバージョンアップしたんじゃないのか?」と、いぶかしがられるのも当然だが、そうではないのである。5.1にするのかしないのか、それはいつなのか、現時点では全く未定。ただ、「できる」と「できない」では偉い違いなので、将来のDVD導入を見据えて、できるようにしておきたかっただけなのだ。実験なら、全く同じSPが5個あったほうがいい。しかし、実験のためだけに5個もSP作っていられない。ネッシーを一本追加製作する方が早い気もするが、、、実験で終わったらそのネッシーはどうするんだ? そんなこと悩む前にマトリックスをちゃんと鳴らせって!
<’02/07/28 追 加>
ほんとに鈍い当方である。バージョンアップから帰ってきて、何となく雰囲気が違うなぁと思っていたら、こんなところに Dolby Digital と dts のシールが貼ってあった。バージョンアップなので、焼き付け印字ではなく、シールなのだった。
<’02/08/04 追加訂正>
誠に申し訳ない。冒頭の一節で、誤解を生じるような表現をしてしまったことを、パイオニアさんにお詫びすると共に、訂正させて頂く。「DV−AX10でなければ接続できない・・・」ではなく、「オリジナルでは音が出なかった、2chドルビーデジタルやドルビーデジタル、DTSマルチchに対応となり、またアナログ・ライン2chもドルビープロロジックで再生可能となった。」である。
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