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Diary


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  2月26日   1958

 何の数字か、察しの良い方ならお分かりだろう。今日は当方にとってお目出たいようなお目出たくないような日である。世界最長寿国日本においても、90歳まで元気で生活されている殿方はそう多くはないので、一般大衆の当方であるから、完全に人生半ばを過ぎたと思われる。体は実年齢相当で、硬くて重いものを移動する能力も落ちているし、眼も強度近視の上に老眼が始まっている。耳は大丈夫なんだろうか?
 
 いずれにしても、そろそろ自己をしっかり持つべき時期に来たことには間違いなさそうだ。既製品の枠内だけのオーディオはつまらないが、自作が全てとも思わない。バブルが終わって択肢は減ってきているが、バブル以前のオーディオもそうだったように、要は使いよう、ないものは仕方なく造るプラスアイデア。そうすればこれからも永くオーディオを楽しめるかな。

  2月23日   プリアンプの憂鬱
 最近、CHORDのフォノイコを試聴する機会があったことはすでに報告した。そして感じたことがある。
 
 物はフォノイコであったが、その他プリ、パワー、DACもパルス電源を使ったコンパクトサイズで、デザインも好き嫌いはあるだろうが相当なレベルにあり、高価ではあるが超高価ではない。
 
 日本の大手家電メーカーのオーディオ部門(ヴィジュアルでない純粋なオーディオ)の縮小または撤退は続いている。そんな中でも、スピーカーシステムは根本的原理の革命がないかぎり現在の延長上に進展してゆくであろう。ただし単売ユニットとなるとどうなることやら。パワーアンプは、マルチチャンネル化が順調に進めば一台に多チャンネルを内蔵したものが普及し、重厚長大な2チャンネルアンプは限られてくるかもしれない。それでも、住宅事情からは一般家庭でマルチチャンネルが大半を占めるようになるとは考えられないので、2チャンネルアンプの需要は急激に減少することはないだろうからしばらくは安心。送り出し装置はメディアの発展(?)多様化に伴い百鬼夜行であるが、いつかはDVDの発展型に収束してゆくのだろうか。PJは3管は残るがDLPの画質の改良が進むに連れて、LPとCDみたくその価格とコンパクトさがゆえこちらが主流になる。
 
 問題はプリアンプである。ジュラ紀後期の恐竜のようなプリアンプがアキュフェーズ、ラックス、マランツから出ている。しかし、現在の状況にあっては、これは逆に驚くべきことかもしれない。テクニクスのアンプも受注生産、いつ縮小されるか分からない状態という。買うなら今かも。買った方は幸運!
 
 しかし、そもそもプリアンプの存在意義が薄れてきているように思う。多チャンネル化し、送り出し側がDolby 5.1 だのDTS だの SACD/DVDマルチだの言い出すからには、それに対応できてパワーアンプに送り出すものでなければ意味がない。それをプリアンプと呼べるのか。マスターボリュウム付きプロセッサーとでも言った方がいいんじゃないか。すでにAVアンプとして各社発売はしているものの、オーディオ的に見ると食指が動かない。むしろ入門用のシスコンの方が進んでるんじゃないか。
 
 せめて、プリ(プロセッサー)とパワーを分けて欲しいものだ。これに答えてくれるものは中級機以上ではパイオニアまたはSONY、並はずれた高級機にしてもアキュフェーズしかない。欲を言えば、パルス電源でも使って総デジタル化してほしい。プロセッサーを含んだCHORD みたいなものがもう少し安く出てくれば売れるかな。高価なシスコンと言われればそれまでだが。そんなことを考えていたら、音の好みはちょっと違うけれど、C−AX10は何とハイCPであることか再確認した。

  2月10日   HT-Note-PC 失敗

 まずは写真の処理がへたくそでMpegノイズだらけなのをお詫びする。ツギに、「お前はアニメしか見ないのか?」そんな声も聞こえてきそうである。そう、ファイナルファンタジーの一場面だ。ストーリーについては言及しない。音はSONYが担当しているからか、やたらおどろおどろしい低音ばかりでなく、遠近感があり結構良い。CGの絵はどうかな、と分析的に見ているのも楽しい。時々ぎょっとするところもある。
 
 先日、NEC LaVei C に Media Player 9 をダウンロードしてみた。ノート液晶ディスプレイ上では、びっくりするくらいの画像をみせてくれるので、いい気になってXV−Z10000につないでみた。
 このとき、DVI15接続コードを探して量販店をはしご。やっと3軒めで見つけたが、ELECOM製1.5mの1種類のみで、それも3本しかなかった。その上、「DVI15ピン−RGBコードはありますか?」と店員さんに尋ねたら、ピンコードの方へ連れられてゆき「ありませんねえ」。「PCの方じゃないですか?」と言うと「そうですね。」とそちらへ連れられてゆき、見てると店員さんはアナログコードのところを探している。「あ、これですよ。」と当方。これが熊本で唯一Sharp DLP−Pを実演している量販店である。聞くんじゃなかった。熊本のこの状況には遺憾である。
 
 例のごとく、設定に四苦八苦しながら接続。これがどうもうまくゆかないのだ。映像は出てくるものの、コマ送りみたいなぎこちなさがあるし、スキンのために画像自体も小さい。問題は画像にとどまらない。ステレオミニジャックから音を取り出すのだが、単なるステレオだし、音質もいまいちなのだ。もちろん操作性は劣悪。DVD−S2300で見直してみると映像は大きい分良く見えるし、音は遙かにいい。
 HTPCはやはり専用HTPC(?)じゃないとだめ?

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