ご覧の皆様、新年、明けましておめでとうございます。
本年もご指導、御鞭撻の程、どうか宜しくお願い申し上げます。
本年のネタ第一弾、景気よく行きたいところだが、残念ながらそうではない。昨年末、量販電気店巡りをした時のことである。当地熊本のオーディオ専門店は数少なく、展示品も相当限られているし、地元量販店の大手が倒産し、現物を見て触る事が難しくなったことは、昨年の日誌に掲載した。今回は、「V」を始めるにあたり、中心となるPJとスクリーンは熊本でネット通販をされている「ジョイフルオクダ電気」さん (http://www.joyfulokuda.gr.jp/) のお世話になったので、やっぱり現物は見ることができないのだった。
そこで、いろいろと周辺機器を見ておきたかったので量販店巡りとあいなった。ところがである。何処に行ってもミニコンポとその関連AVシステムばかりで、いわゆるバラコンは殆ど置いてないし、中級機以上にあってはないも同然。□○□○熊本南店では、シャープXV−Z90を100インチに、あろうことかカーテンで両サイドを仕切っただけの明るいところで試写していた。B電器東バイパス店には少々の展示があったもののPJはなく、型落ちした展示品を割とお安く販売していた事以外、目に留まるものがなかった。新製品としては、DVD−A1と838Ai だけはあった。他はプラズマTVばかりで、ダメもとで「YAMAHAのDVD−S2300はありますか?」と尋ねてみると、「PCのデータにはそんな型番の登録はありませんね、、、。」との返事。暗い気持ちになってしまった。
それと、DVD−A1、定価35万円にしては、その物としての質感が一昔前の10万円級の超ハイC/P機並なのだ。
「おーい、これはどういうことだ。オーディオは大丈夫か?」と呟いきながら、その昔の同メーカーのDCD−3500Gの物量と質感との差、そして夏に博多のB電気で見たエソテリックDV−50の出来映えを思い出し、しばし考え込んでしまった。
「40〜50万円出さないと質感まで満足できるような製品はなくなってしまいつつあるのだなあ。」と。
最近は試聴機が用意されていて、直接または販売店(専門店の方がいい)経由で貸し出ししてくれるメーカーが増えた。専門店には悪いが、それで製品選びをしてネット通販で購入すると、びっくりするくらいのお値段で購入できることがある。しかし、これでは当方自ら専門店を否定しているようなものである。ただ、大手メーカーの製品はこのような販売経路もあり得るが、小さな専門メーカーは専門店経由がいいと思う。生産台数も少ないのでネット通販でもそれ程お安くならないし、第一扱っていないことが多い。また専門店経由の方が小さなトラブルにも対応してもらえる。この辺が専門店の残る道なのかもしれない。
とはいっても、製品を購入・使用しないとオーディオも盛り上がらないわけで。今年は新製品を新品で購入する予定も沢山ある、ということで少しは協力できるかな。
本年も当てにならない直感と少しの経験をもってマイペースでやってゆきます。よろしかったら、まーだこんなことしてるのかと、時々このHPも覗いてやってください。
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