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Diary


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  4月30日   満三歳
 有り難うございます。方舟型AVルーム「あーく」は進水して満3歳を迎えることがでた。時にはオーバーシュートした事もあるけれど、皆様の示唆を頂きながら今日まで続けることが出来た。何時までやっていられるか分からない行く先不透明な世情ではあるけれど、今後もよろしくお願いいしたい。
 
 さて、物欲の権化となりつつある当方、昨日、オーディオショップから着荷の確認の電話を頂いた際、「このEminent が気に入ったのだから、これを譲ってくれ。」とまたまた我が侭を通し、30時間のバーンインが終了しているシリアルNo.07のEminentの試聴機を返さない決定を下した。支払いはどうするんだ?この際は、車検も迫っていることだし、年間 500kmも乗っていない車を売り払ってしまおうか、とも考えている。そうすれば Eminentだけでなく、その他の物もいくつか手に入れられる。益々、趣味はAVに傾倒してゆく今日この頃だ。

  4月28日   聴いたが最後

 これは何かと申せば 「Eminent」である。福岡のオーディオショプにコンタクト、「試聴機は置いてない。」と言われても、いつもの我が侭の横行。ゴリ押しで貸し出しの許可をもらい、試聴機を待つこと約3週間、今朝届いた。ちなみにシリアルNo.07、ウ〜ン、いいナンバーだ。夕方から満を持しての試聴開始。
 
 写真をご覧になるとお分かりと思うが、手前にあるのは長岡先生の外盤A級のなかでも超A級に挙げられるヴェルレのBWV903を収録した廉価盤である。ところが、これが「MC-L1000でオリジナルを掛けているのではないか」と思う程の鳴り方なのだ。

  4月26日   物欲の権化
 さて、年頭には、「今年は、そろそろ自走力を付けて中継地点に到着、一時停泊としたいものだ。」と曰もうた当方であるが、年の1/3を過ぎた今も、欲しい物が多すぎて困る。
 
(その1)もう少しグレードの高いプリアンプ。機器のバランスからすると、現在のSATRI PRE-7610は安すぎる。安くても実体感については比類のない機械だからそれでも良いのだが、その他の点ではもうちょい+αが欲しいのも事実。そんなとき、まるでそれを知っていたかのように、バクーンの永井氏、上級機種を発売するとおっしゃる。しかも、当方のスペシャルフォノアンプSATRI EQA-5630で得たノウハウを満載した SATRI最新鋭のアンプになっているらしい。これはどうしても聴かねばならない。
 
(その2)ラック。というか、機器を設置する手段。別にラックでなくても、インシュレータやソリッドな脚でも、機器の性能を十分に発揮できるものであれば何でもいい。でも、当方の性格としては、こここそウルトラハイC/Pでなければならない。
 
(その3)それに伴うコード類。これも同上。それから・・・
 
(その4)アナログ大好き人間としては Eminent、巷の噂に心躍る物がある。音が良いのは当然素晴らしいことだが、それよりも、これまでのいろんなLPが楽しく聴けるというだけで、その価値は極めて高い・・・が、価格も高い!!
 
(その5)DAC。現在 VRDS-25xsiをDACとしても利用している。MOMITZU DV880のコアキシャル・デジタルアウトと、DV-HRD2 のオプティカル・デジタルアウトを接続している。LP再生にはモーター、アーム(アーム出力コード)、キャビネット、カートリッジ(シェルやリード線)、フォノアンプと、総額 100万円もかかっているのに、CDには改造費を含めても40万円に満たないわけで、両者を比較できる土俵になっていない。ここもいつかは見直したいところ。
 
(その6)同様の理由で、より上級の機種のSACD-P。SA8400、長く付き合いたいんじゃなかったのかい!?これはこれで完成しているので、上級機種導入の暁には、CD10の替わりにサブシステムに回って頂く。
 
(その7)D-VHSデッキ。DV-HRD2のHDが一杯になったら購入するしかない!
 
 以上、7つ。順不同。タイミングのあったものから導入したい。タイミングの中でも、資金が一番の要因だけど・・・
 
 

  4月24日   D-VHSデビュー

 とは言っても借り物でのデビューというところが当方らしい。ミーシャのHV放送を録画できなかったのを悔やんでいる事を、あちこちでしつこくふれ回っていたら、見かねてとんぼさんが手をさしのべてくれたのだ。昨日、テープと一緒に D-VHSデッキまで貸与して頂いた。しかも iLinkケーブルまで添えられていた。本当に、当方なんかとは気の配りようが違う。ただただ「感謝」の一言である。
 
 今夜、早速視聴。早速接続でひっかっかる。i-Linkの設定は初めてで、マニュアルとしばしにらめっこ。PC同様、双方向接続ってのは苦手だ。だいたい、人とのコミュニケーションすら苦手な当方が、機械同士のコミュニケーションの設定がスイスイできるわけがない。何とかクリアして、2002年のライブを観た。「ウグッ」この画質は DVDでは出ない。引き続き2004年ライブを観て「あれっ?」。もしかすると同じソースの手持ちのDVD の方が良いかも。この辺が噂されていたことなんだな。ま、それが感じ取れただけでも間違った方向には進んでいないんだろう。
 
 しかし、最近、目の衰えを自覚せざるを得ない。もともと強度近視+乱視、近頃は老眼まで加わってきて、VA派なんて言えない。これからは画質うんぬんといった表現は差し控えようと思う。

  4月19日   お礼+個人の限界

 今日も誠に個人的な内容である。鈴原さん、OZさん、当方のつまらん体験に関して、ご自身のHP上でコメントを賜り、感謝致す次第。
http://www.geocities.jp/hinumachan/page009.html
http://matock.com/audio/
ド素人の当方がタコ耳でもってやっていることなので・・・
 また、この写真、Y31さんのTT-Mの上に当方オリジナルの1mm厚ソルボセインシートを敷いてしまっていること、Y31さんには全く申し訳ない。実験なので、何とぞお許し頂きたい。
 
 さて、そのリジッドの続きを少し。積層LP-PをGTラックに載せていた時にはフルボリュウムでも静的ハウリングはなかったのに、床直置きにしたらハウリングを生じたのは何故か?ここらに重要なポイントがあるように思う。両者の違いはというと、GTラックの有無、GTラックと床のガタをなくす為の「はさみ物」の有無、設置高の違い、以上3点しかない。これらと床および積層LP-Pが様々に影響し合ってこのような結果になったのだ。当方には、これを解析する知識も技量も測定器もない。これまでの僅かな経験値でもって幾つかの対策を試みることで、何か分かればいいなあと思っている。
 
 OZさんの17日の日記、そのとおりなのである。素人・個人では限界がある。MJ誌などには、今後も素人・個人ではできないような実験をお願いしたいところだ。
 
 最後に、しつこいけどEminent、SCD-1、聴いてみたい!

  4月16日   剛体の限界
 今日は、独り言。こんな話は他人が読んでもつまらないに決まっているけれど、「日誌」なんだから、当方のある日のメモとして書き留めておく。
 
 最近、ラックと機器の設置の微妙な関係を体験することができ、今後の示唆を得た(な〜んてまたもや勘違いかも)。いくら「25cm厚鉄筋コンクリートの床」を豪語しようとも、完全なる剛体ではありえない。限界があるのだ。
 
 VRDS-25xs は設置に非常に敏感な機械で、床直置きで激変した。SA8400も敏感な部類と思う。momitzu V880はいろいろやってみたが、筐体がやわ過ぎなのか、ほとんど関係ないみたい。SATRI の製品は概して設置に寛容で、それ程大きく変化しない。
 
 積層LP-Pは最も設置に敏感な機械のはずだが、床直置きしても期待するほどに変わらない。大音量時、積層キャビは手で触れて分かる程の振動をしているのだ。むしろ、SAEC SBX-3 の方が好ましい変化を得た。このあたりがとても不思議である。強靱な床であっても全く共振しないわけではないし、機器をラックから下ろした場合、全面ピッタリ接地でなければ有効な変化は得られないのではないか。しかし、このピッタリ接地はとても難しい。おうおうにして底面のどこかしこが浮いている状態になりやすく、中ぶらりん状態で共振する。中途半端な面接触よりも、少数点接触(3〜5点)支持の方が好ましい変化をする。この辺はLPとTTマットの関係に似ているところもあるし、柔らかいLPと筐体(底)のしっかりしている機器との違いもあるかも知れない。ボリュウム位置にして12時以上の場合、「あーく」の25cm厚鉄筋コンクリートの床でさえ、けっ飛ばせば流石に小さくではあるが「ボン」と音を拾うし、フルボリュウムではハウリングを生じる。今、積層LP-PにはTAOC TITE-46PIN ×4個を敷いて様子を見ているが、触れて分かるようなキャビネットの振動は無くなったものの、触診では検出できない程のほんの僅かのガタでもハウリング特性が変化する。しかも、LPとスタビライザーを実際に載せた状態でセッティングしてみると、LPやアーム自体の直接音による共振の方が問題になってきていることが考えられる。アナログはシビア極まりない。
 
 ケーブルもC/Pと分相応を考えて整理してみている。機器の設置や接続ケーブルに、ましてやオーディオ全体に、いつも絶対というものはなく相対的な関係と思う。そんなところからも、またやってみたいことが噴出してくるのだ。
 
 急に話はあっちに飛んで、それにしてもeminent、SCD-1、使ってみたい。

  4月11日   国内CD売り上げ保護法案
 バカも休み休みにして欲しい。「著作権法の一部を改正する法律案」なんていう世情逆行・CD滅亡法案が提出されるという。使い方によっては、CDを輸入して売ることができなくなる。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g15905091.htm
法案だから仕方ないが、文章は難解極まる。
 
 なかなか出かけられない当方、やっとCD屋さんに出向いていっても、国内盤正規CDの価格の高さには閉口するし、欲しいと思ったらCCCDだったり。当方の(というより全世界の)CD-Pでは正常再生の保証がなされておらず、CDとは全く別物であるCCCDを、いかにもCDでござい、みたいに売っている。当方はCCCDは購入していない。レンタルやネット配信も、CDを購入するかどうかの判断をするために時々利用しているが、めったに使わないし、コピーはしない。再販制度で守られたCD(に限らず)は、高くても聴きたければ購入しているが、毎月の購入枚数は減っている。新規に購入しているCDは、むしろ昔の再発廉価盤ばかりかも。あとは日本にはない輸入盤がほとんどだが、これも購入枚数が減ってきている。外国でもCCCDの類が増え始めており、SACD(悲しいかなまだタイトル数が少ない)や、むしろ未だにLPの方を沢山購入している。
 
 こんな法案が通ってしまったら、CDの売り上げが激減するだけではなく、機械の方まで影響する可能性大と思う。CD-Pも売れなくなるだろうなあ。次期高密度メディアに期待か?それとも本当にパッケージメディアの終焉か?
 ソフトも随分たまった(?)ことだし、これまでのソフトを聞き返しているだけでも、残りの人生十分やっていけるかも・・・なんて考えたくもなる。

  4月10日   GTラックの行方

 目の前からGTラックが消えた(トップページ写真)。大地直結の方が有利(正確な音?)になると思われる機器と、とりあえず今は振動対策うんぬんを語っている場合でない機器を全て直置きにして、GTラックを撤去した。見栄えは良くないが、音は大変よろしい。主に低域の広がりというか空気感が改善され、視覚的にも見通しがよくなった。高級ラックというものは、この音のまま見栄えや使い勝手も良くするのだろうが、当方にはそんな物を購入する余裕はない。強度と面積だけはあるのだから、直置きが分相応。
 
 じゃあ、計6個もあったGTラックはというと、この写真。実はこの視聴席の後ろに家族達の視聴席(普段は当方が疲れた時に寝っ転がってAVしているのだ)があるのだが、その前に6個並べて、真っ黒けでやたらに横細長いテーブルになっている。あくまで暫定措置で、何か有効利用を考えないと非常に勿体ない。

  4月5日   GTラックからの脱却

<前回の続き>
 すぐにAMP-5511mk2は再始動。幾つかCDを聴いてみるが、「これがVRDS-25xsの本当の実力だ。」と言わんばかりの激変振りはいったい何だろう。別の機械に繋ぎ替えたと言っても通用する程の変わり方だ。当方、君子ではないのでやたらと豹変する。今度はCDを見直した。ADもかくやと思わせる程の変化だ。時代も時代だし、これなら新規CD専用機はいらない。但し、多分、CD-Pの前で床を殴っても全く影響しないぐらいの、相当ソリッドな床でなければダメだと思う。
 
 とすると・・・、ADもラックから下ろしてみようと考えた。このクソ重たい奴をまた動かすのかと考えると嫌になってくるが、思い立ったがチャンス。この機会を逃したらずっと動かさないかも知れない。案の定、体のバランスを崩して危うく落としそうになり、転びながらもなんとか踏みとどまった。この際に、左上腕を近くあったラックの角にしこたまぶつけた。スリキズで済んだが、瞬間、痛いの何のって!
 で、結果はというと、これがそれ程でもないのだ・・・ガックリ。しかし、目の前の中途半端に高さのある真っ黒けのGTラックが2個なくなったので、視界がとても良くなったと同時に、音が向かってくる感じは出てきたこ。こうなったらその両サイドにある2個も何とかしたくなってきたが、そこは寄る年波、本日はこれまで。
 
 

  4月4日   「・・・・」

 最近、本業の上で、様々な逆風が降って湧いたように重なって発生し、身も心もズタズタでネタを考えるような状況ではなかった。
 
 「あーく」の現状、改善したいところはいくつもある。例えば低音の質。これは少し前とは大幅に変わって、ガッツは出たけれど包み込まれるようなところが減ってしまった。恐怖感を誘うような低音にしたい。高域もカキーン・コキーンという表現はできるが、もうちょっと艶っぽさがあっていい。
 
 ADは過去最高。将来の新規カートリッジはわからないが、今は細部調整。SACDは未だ未知。低価格帯SACD-P SA-8400のC/Pに感動しつつ、ADとSACDが近づく可能性を感じる。もっと高級なSACD-Pを聴いてみたい。
 視覚的には、スクリーンがもっと大きくてもいい。
 
 以上、もう一寸スクリーンやフロントSPに近付く事ができれば全て解決しそうだが、XV-Z10000の焦点距離の関係でこれ以上近づけない。
 
 ただ、CDは、、、ADやSACDと何でこんなに音の出方が違うのだろう。どこか間違っているんじゃないか。またVRDS-25xsiは、メーカーバージョンアップした後、予想に反して、余計に外部振動に弱くなった気がしていた。GTラック下段に棚板を一枚敷いた上に設置しており、ここをコツンと軽く叩くと音飛びを生じてしまうのだ。そこで、やろうと思えばすぐできるのに、一度もやっていないことが一つだけあった。長岡先生のアドバイスにもあるように、「あーく」の25cm厚の鉄筋コンクリートのソリッドな床に直置きを試してしてみた。さて、MYUさんの富士総合火力演習ダイジェストを・・・「おおおっ!」その瞬間、SATRI AMP-5511mk2が気絶した。・・・続く。

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