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Diary


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  11月26日   うちもパンツを脱いだ

 当方もパンツ剥ぎをやってみた。但し、TAD TD4001でもなければTD2001でもない。「どう見たってTD2001だろが。」と仰る方はえらい。「アッ」と仰る方はもっとえらい。Pioneer ED-915というTD2001の前身だ。EXCLUSIVE 3401(W)という大型3ウェイSPのミッドに使われていたドライバユニットである。TD2001とはスペックも外観も瓜二つ、音は違うのだろうか。しかし、実は、3401(W)はYAMAHA FX-1と並んで、当方の好きだった大型SP。そのどちらかのミッドドライバを捜していたところ、2週間前にご縁があって格安で入手、一昨日届いた。YAMAHAのミッドドライバは振動板のサイズもジャストなのだが、どうも激レアのようだ。
 
 最初、M100と取り換えて、条件そのままで鳴らしてみると、懐かしくも(NS-1000M・NS-2000で経験した)固い音だったが、浸透力はそれらのドームツイータとは比較にならない。パンツを剥いで、端子を磨き(予想以上に汚れている)SPコードにファストン端子を付けて繋いだF特が昨日の写真だ。思わずニンマリ。M100ではちょっとだけ物足りなかった1kHz前後が厚くなってとても良い具合。音質も、何故かパンツを剥ぐと少し落ち着いて、丁度良い好みの音になった。浸透力もそれ程は落ちない。
 

  11月25日   マッハ
今日のコメントは超短い。CGもなければワイヤー等というトリックもなしの実写のみ。画質とか音質とか関係なく、ただ楽しめた。

  11月23日   C/P
 当方は、ずーっとオーディオ製品を購入するに当たってC/Pを重要視してきた。しかし、その実は勘違いや遠回りの為に、かえって無駄遣いをしていることも多かった。それでもローコスト製品においては、例え失敗しても惜しみなくいじくり回して使い切ってしまえばいい。しかし中級機になるとそうもいかず、失敗すれば大きな痛手。ちゃんと使いこなしていれば自分の音になってくると仰る旨もあるが、根本は変わらない。
 ところで、中級機っていくらくらいまでなんだろうか?当方の基準は、50万円くらいまでなら何とかC/Pを考えるイメージが湧いてくる。しかし、そこを超えると範疇外。何をもってその機械がこの価格なのか。設定価格 60万円と100万円ならまだしも、100万円と120万円、たかが20万円、されど20万円、どこでその価格差が妥当だと判断できるのか、もう皆目見当が付かなくなる。もちろん、メーカー側からすれば、設計、基板やシャーシの型起こし、部品、安全基準クリアー、組み立て人件費等々を積算してゆけば、当然この価格になると言うだろう。でも、もっと大きな要因として、ワンロットの生産台数というのがある。10台と100台では正規販売とバーゲンセールくらいの違いが出る。
 
 一昨日のSATRI AMP-5530mk2なんか、もろにその例だ。多分、Accuphase(最近は290V以後、自宅試聴したことがないけれど)等にも勝るとも劣らない本当にいい製品だと思う。しかし、多額の宣伝費用もかけられないガレージメーカー、残念ながら認知度が高くないし、従って使った経験のある方も多くない。もともとワンロットの生産台数が大手メーカーに比べたら比較にならないところに、高級機になるにしたがって生産台数も少なくなるので、C/Pもがっくり落ちる。そこを、利を最低まで抑えて良い製品を輩出しているのである。なんだか痛々しくなってくる。
 
 永井氏は、5530mk2を発売するに当たってこう発言された。
「5530mk2は自信作です。しかし、もっと良くなる方法は5530mk2の開発中にもう出来あがっています。けれど、それにはもちろんコストが掛かる。このご時世、正直言って比較しなければ分からない程度の改良のために、これ以上コストを掛けた製品がいったい何台売れるのだろうかと思うと、新しいアンプの開発をする意味があるのだろうか、といった考えが頭をよぎるんですよね。」
 ガンバレ、バクーン!

  11月21日   SATRI AMP-5530mk2

 バクーンプロダクツの回し者と呼ばれても仕方がない。また新型アンプの情報である。12月のオフ会を控え、フォノアンプの点検の為にバクーンを訪れたついでに、新型アンプ、AMP-5530mk2 試聴をさせて頂いた。今回はハイエンドシリーズのAMP-5530のmk2化とは言っても、似ているところは前面パネルのデザインだけで、外見も中身も別物になっている。SATRI回路は Ver.6.31まで進化。筐体も強化・大型化、フロントパネルの厚みは15mmもあるし、シャーシは基本的に5mm厚。特に奥行きが増して、両サイドにヒートシンクがむき出し。上から見ると Accuphaseのアンプのよう。出力こそ100w/ch(8Ω)に止まるも、その重量は28.5kgに達する。
 
 SATRI KIT 33W A-class Power Amp.と比較試聴してみた。KITは5511mk2をA-class化した様な、回路的には5511mk2に近いアンプらしいが、音はむしろ回路の全く新しい5530mk2の方が5511mk2を推し進めた音の様に感じた。独特のバイアス安定化回路のため、Onから2分後に音が出始める。30分後の音は、それはもう物凄い切れ味である。試作器の段階ではもっとゴリゴリだったらしい。音場も密度も余韻も申し分ない。5511mk2に比して、オーケストラなどの多数の音源が重なった場合の解像力は更なる高みに到達しており、低域の力や表現には出力差以上の物を感じた。歪み感は当方には全く感じられないどころか、バクーンの永井氏には申し訳ないのだが、試聴で使ったフルレンジ16cmユニット×4:サッカーボール型SATRI SPの限界を見せつけてくれる結果となった。ところが永井氏、すでにこのSPの次の対策も実行中で、これは別の機会で報告。流石はハイエンド製品に位置されているアンプだと思った。当方の置かれている環境からすると、サブロー用に使いたい、という発想がすぐに思いつく。がしかし、このようなトータル性能が優れているアンプは、ハイエンドSPをトータルに鳴らすのが本懐であって、当方のような発想は無駄遣いだ。
 
 さて、受注生産で価格は85万円。「数字が反対で58万円だったらなぁ、、。」という当方のつぶやきは永井氏にも聞こえていたようではある。

  11月20日   ローファイがお好き
 最近、18インチサブローを導入してみて、別の角度から時代遅れの自分の好みを感じる。どうも、ハイスピードな低音は性に合っていなのではないか。現在、SW-7も同時並列で鳴らしている。それも、AURAとレベル合わせをしたり、位相管理をしたりしていない。
 AURA単独の場合、多分これがハイスピードな低音なのだろうと思うが、どうにも物足りないのだ。感覚的に丁度良く調整してみた後にスペアナを録ると、おっそろしい低域過剰ブースト状態になっている。また、デジタルアンプで鳴らすと、それが更に助長されてスーッとすり抜けて行く感じの低域になる。おそらくは時間遅れの少ない音なのであろうけれど、当方には気の抜けた炭酸飲料のような音にしか感じられない。
 しかし、そこにSW-7を加えた途端、瞬間の圧迫感を伴った爆裂音だけでなく、その後の空気感や響きの持続みたいなものが出てきて安心する。正しいかどうかは別にして、しばらくこのままでっやてみたい。いずれにしろ「あーく」始まって以来、いや、当方のオーディオ人生の中では一番納得できる低音が鳴っていることには違いないのだから。当方の耳は Hi-Fiではないのかもしれない。

  11月15日   HV-DVDF/BD-P と 1080p液晶PJ

 ここまで来た。シャープからムーブができるブルーレイディスクプレイヤーBD-HD100が出た。まだ一層BDにしか対応していないが、時間の問題だろう。これでHVがそのままパッケージメディアとして残せる。D-VHSのようにテープの「巻く」という煩わしさから解放される。当方としては、残したいHV映像はそう多くはなく、現在DV-HRD2のHDの容量のみで十分満足しているが、先々ムーブしなくてはならなくなった場合、この下位機種が出ていることに期待。
 
 また、続いて液晶PJにも決定版が出現した!フルHD液晶パネルを使ったフジ通LPF-D711だ。現在「あーく」で使用しているXV-Z1000は、7インチ3管の映像に迫るところまで来たと感じて導入した。その後マイナーチェンジで7インチ管を凌ぐDLP にまで成長したが、流石に8インチ管には及ばない。これは1.3インチフルHDの高温ポリシリコンTFT液晶パネルを3枚も搭載し、1920×1080のハイビジョン映像のデータを余すところなく再現できる。HDMI入力端子を備え、1080Pの映像も映し出せるのだ。しかもマルチセレクター部とPJ部をDVIケーブルで接続するセパレートタイプで、入力機器に対する適応・切り替えも万全。価格が241.5万円ではどうしようもないけれど、下位機種の出現を待つのみ。

  11月14日   無事オフ会終了

 先程、日付変更線をまたぐ前まで、同業ということもあり、話しも尽きない楽しい一時を過ごさせて頂いたNさんには感謝。
 Nさん、一見穏やかな外見ではいらっしゃるが、そのオーディーオに対する姿勢には感服。直前のツイータ破損やPMA-390 の故障による付け焼き刃の状態でのご訪問。氏のこだわりの音場感にどこまで食い込めたのか分からないが、僅かでも何かの思考機転になれたとすれば幸いである。SATRI 入信も近いかな?(^_^)v
 井の中の蛙の当方、違うところもあれば似たところもある(失礼)方々のご訪問を受け、率直なご感想を承ることによって、アイデアや確信を得ることが出来て大変有意義である。今回もそんなオフ会であった。
 そう言えば、音ばかりで映像を出さなかった・・・すみません!これはまたの機会のお楽しみということで、是非、再度のお越しを待っております!

  11月11日   来客準備
今週末、千葉のNさんのご訪問を受けることになった。D-58をお使いの方である。長岡式スピーカーを、SATRI AMP で、しかも マルチで鳴らしている変わり者ということで、ご興味を抱いて頂いたようだ。身の丈主義(ホントかよ?)の当方、今更上部をを取り繕うつもりもない。実に今から楽しみである。しかし、せめて視聴できる環境だけは創っておかねば。つまり、いつものごとく、off 会前の片付けと掃除だ!写真はアップするのも恥ずかしいので、今回はナシ。全く、過去最悪の状況であるな・・・(;-_-;)。
 
 

  11月8日   ツイータとばしちゃった
 ご存じの通り、マルチの設定を日々続けているわけだが、DCX のデジタルアウトの活用と、18インチウーハーのインストールのために、アンプの入れ替えや接続ケーブルの再考をしているところであった。SATRI Link の電流出力を電圧入力で受けるための、1Kオーム抵抗入りケーブルを作ったまでは良かったのだが、またまた素人の浅はかさが露呈した。回路のことなど全く分かっていない。作りやすさを優先してプラスの芯線ではなく、マイナス側に抵抗を挟んだのが間違いだったようだ。接続するに十数秒後、どうも音楽信号ではなく歪みしか出てこないので、どうしてかな?と点検をはじめた途端、PMA-390 から白煙が上がり始めて「こりゃいかん!!」すぐに電源を切った。PMA-390 をPRE-7610P に替えてチェック。右のJA0506Uが無音。「とうとうやっちまたかぁ・・・(-_-;)。」オーディオ人生で初めてスピーカー(ユニットを含めて)とばしてしまった。JA0506U、M100の導入によってシングルで使用することになり、結果1セットは予備となっていたのだ。よかった!PMA-390 もダメージは最小で済んだようだ。修理点検に出すぐらいならもう一台買った方が早いし、わざわざ買いなおすまでもない。そのまま使って壊れたらあきらめよう。
 
 ところで、今、どうなってるの? コロコロと接続をかえてばかりいるので、自分でもどうなってるんだかしばし考えないと思い出せない。「ボケ」てきたかな。それにしても、フルレンジ一発というシンプルの極みから、何とも複雑奇々怪々なラインアップになったものである。
 Highは、PRE からPMA-390のダイレクト入力に入れて、0.22μF のΛコンでローカットしてJA0506Uを鳴らす。MID High は、DCX のデジタル出力をPanasonic SA-XR50のデジタル入力に入れて、CORAL M100 を鳴らしてみている。MID Bassは、DCX のデジタル出力をDAC-2000Kで受けて、SATRI Link でAMP-5511mk2に接続し、ネッシーVを駆動。サブローは、実のところ、18インチの「子音」に相当するアタック感や風圧と、SW-7の「母音」に相当するゴリゴリした持続音の両方が欲しいのである。ならば両方鳴らしちゃって15インチ×2と等価以上だ・・・そんな奴はおらんだろう!なーんて、またまたメチャクチャなやり方、インピーダンスはどうなってんの?
 あれっ、「音」結構よかったりして・・・(*^_^*)。
 

  11月4日   ウーハー難航

今月、アップがなかなかできないのには、二つの理由がある。
 
 一つは、奥歯の調子が非常に悪くて、たった一本のことなのに、まともに噛めないし、散発的にやってくる痛みから、肩から上の方が何となくぼんやりして、気分が優れない。集中力もないし、とても疲れやすい。治療に通っているのだが、歯根膿瘍を作ってしまったために長期化している。
 
 もう一つは、スーパーウーハーの調整がなかなか壺にはまらないこと。予想していた状況にはほど遠い。確かに大口径の風圧のような低音にはなるが、F特中心に調整すると前に出てこないどころか、かえってひっこんでしまって淡泊すぎる。体感上気持ち良いな、と思ってF特を見てみると、おっそろしいくらいの低域過剰ブースト状態になっている。音が好みならこれでもいいのか?? 悩みは尽きない。
 写真は、リスニングポイント、通常聞く音量でのもの。何とか辻褄合わせの結果だ。SW-7の時よりも、25Hz以下はむしろ低下しているが(8月28日の日誌参照)、全く異質の軽い低音。これを体験すると、SW-7の時は無理な調整であったためか、どんなソフトをかけても四六時中ズンズン鳴っいたように感じてしまう。NRT18-8 は、超低音が入っていないソフトではSWの効果は分からず、入っている物ではその瞬間、えぐられるような低域が出てくる。これが当たり前か。それにしてもこの調整中、FE-208ESを入れたネッシーの低域の凄いことに、改めて感心させられた。部屋がもう少し狭かったら、SWは要らないかな。

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