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Diary


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  10月24日   スーパーウーハー

新潟の大地震のニュースが入ってきて、アップが日付変更線を越えてしまった。相次ぐ台風の影響もそこそこに、甚大な被害が出ているようである。被災地の方々には、心よりお見舞い申しあげると共に、真っ暗な中、どうかお気を付けて頂きたい。
 
 昨日は、デジタルアウトを増設したDCXが帰ってきた。ところが、元々操作が複雑なDCX、改造版のマニュアルなどないわけで、どうやればデジタルの出力が得られるのかがどうしても分からない!素人とはいえ、我ながら情けない・・・。 というわけで、デジタルアウト実験は順延。
 
 そうこうしているうちに、ヤマト運輸から電話が掛かってきた。
「あのー、スピーカーをお持ちしたいんですけどー・・・。大きいです。いいですか?」
「はい、もちろんです。」
と電話を切って10分もしないうちに玄関の呼鈴が鳴った。裏口にトラックを着けてもらって搬入。3人掛かりで所定の位置まで運んで頂いた。午後7時、嫌な顔一つしないで仕事をやって頂いて、プロだと思った。お帰りになる際、そのお一人が、
「スッゲーッ、うちも液晶大画面TVを買おうと思ってたけど、もうやめた、やめた!」
「いや、やめなくても・・・。」
 
 とるものもとりあえず、早速開梱。「デカイ!」 今回は、当方の勝手な素人考えで作ってみたので、可及的ローコスト、かつ後から修正しやすいようになっている。この辺は、ヤフオクで出会って製作して頂くことになった「石川県の宮西秀一さん」に大変感謝する次第である。
 
 ということで、細かい調整をするところが幾つかあるのだが、そんなこたぁ後回し。早く音を出したい衝動は抑えられない。丁度良いサイズのステンキャップで仮留め(何故か10本しかない?)。改めて18インチはデカイ。タングステン合金製スペーサーで設置ガタを取って、□14キャブタイヤコードで接続し、音だし一発、、、。う〜ん、諸手を挙げて喜べる音ではない。余裕をもった鳴り方ではあるけれど、SW-7の方がむしろ締まっていて、カブリがなく音場感もいい。あたりまえか。そうでなきゃ、今まで何をやってきたんだ、ということになる。この手の箱とユニットは、エージング効果が極めて大きいことは百も承知。バリバリ鳴らして変化を期待しよう。

  10月22日   SA-XR50
予定通り本日届いた。が、DCX がまだ。本体はマレーシア製、アンテナはインドネシア製、電源コードのみ日本製。なんか変わりつつあるなあ・・・。とりあえずオプチカルで接続し、HV見ながらスワンで音出し。「・・・。」 ツイータの必要性を感じない切れの良い鳴りっぷり。反面、こんなに低域の足りないスワンを聞いたことがないが、能率の高いメインシステムに組み込んだらいけるかも。いわゆる従来のテクニクストーンとは違うようだ。音場もメインシステムに劣らず再生されるし、どこかザワザワしたデジタル臭さみたいなものはなく、クリアで澄み渡っている。特に低域の出方はアナログとは大きな違いを感じる。ズッシンとくる低域ではなく、一聴したところは低域不足に感ずる。6.1にしたらどうなるのだろうか?

  10月21日   ネタかぶり

 昨日の2)の部分は、とんぼさんとWROMさんの最近のネタにかぶっていて、すでに両氏のHPにアップされてしまっているので、あまり遅れない方がいいと思い、中途半端だけれどあえてアップした。
 
 DCX のDAC(?)のS/Nはお世辞にも良好とは言えないので、これを回避しようと考えた。裏技というか、AE86さんのように、バッファ付き多チャンネルプリなど製作する能力なんて、当方は持ち合わせていない。ド素人は身の程を知って、素直に使った方がいいかも。そこで、DCX からデジタル出力を取り出そう、といったアイデアが浮かんでくる。DCX は、現在その改造を終えて到着待ち。
 
 さて、DCX の各chごとに、それ相当の外部DACを追加すれば、良くなるだろうことは想像に難くない。しかし、この方法はボーナスのない当方にしてみれば、ビックリする程の資金が必要だし、その割に改善の度合いは・・・だ。ならば、いっそDAC を挟まずにデジタルのまま増幅したらいいかも。
 そんなこと言ったってデジタル入力を持つデジタルアンプなんかないじゃないか。あってもバカ高いよ!ところがである。超ローコストで超ハイC/Pの打って付けの機械があったのだ。しかももうすぐ新型に変わるというので、販売価格もダンピング傾向にあって、安いところでは4万円を切っている。それが Panasonic SA-XR50というデジタルAVコントロールアンプだ。SA-XR70 という新型が本年12月に発売予定だが、主にHDMI端子を装備するところが新しいだけで、XR50と基本的に変わるところはないようだ。重量はたったの4kg。しかし、その実は大した物で、なんとフルデジタルアンプ!しかも、ドルビーデジタルサラウンドEX、ドルビープロロジック11、DTS-ES、DTS NEO6にも対応して、フロント(L/R):100w/ch、センター100w、サラウンド(L/R):100w/ch、サラウンド(BACK):100wの出力を持つ。アナログ入力すらも、192kHz/24bit変換し 32bitDSPで処理するという。デジタル入力(RCA/オプチカル)は、もちろんデコーダを通して100w/ch(6〜16Ω)のパワーアンプまで、デジタルで送る事が出来る。
 
 前に、SONY TADA-7000ESをサブで買えたらいいなあ、なんて妄想を抱いたことがあった。これなら妄想ではなく、実現可能。「安物買いの何とか」の当方であるが、こんなことで結構楽しんでいるのであった。

  10月20日   少々後退
1)JA-0801の追試。もう少し能率が高いともっと勇ましくなるのではと、小さな鉄板製バックキャビティを外してみた。確かに少し能率は上がったけれど、それは主に低い方で、 500Hzまでは下に行く程に上昇し、その下はスパッと落ちて絶壁のごとし。500Hzから4kHzまでほぼフラット、上は6kHzまでダラ下がり、その上は急降下。この特性も合わせにくい。それをDCXの機能を駆使してフラットに近づけてみたが、繊細で薄口といった印象に変わりはなく、やはりM100+ショートホーンの方が好みの音である。というわけで、3kHzから急に立ち上がって14kHzまでカバーするM100を、DCXで無理矢理208ESと繋いでいる。再生帯域がもう少し全体に下の方へシフトした、高能率ミッドレンジユニットが欲しくなるが、3〜4インチ(Be)ダイヤフラムを持つユニットはとても高価である。そうするとラジアンかな・・・。
2)ある目的で、一時 DCXをはずしてCX2301×2でディバイディングしてみると・・・いかにも酷い音。DCXに頼りすぎていたか。というよりDCXの調節機能たるや恐るべきものだ。
 

  10月13日   ドライバー その5

 10日、昼頃目が覚めたら、インチネジが届いたのでウルトラショートホーンを取り付けた。音はどう変わったのか。実は、歯が痛くてそれどころではないのだった。歯が痛いだけで、まともに眠れないわ、肩はコルわ、もともとない集中力が更に低下するわで、やるかたなし。その後、今日になってやっと歯医者に行くことが出来て、今痛みがおさまってきたので、日誌アップ。
 スペアナ取ってみたら3kHz以上で能率が上がったような形になって、駆動アンプの感度とも相まって、DCX2496の出力を10dB以上も下げなければならない状態になってしまった。これではいい音を期待できるはずもない。ここで、駆動アンプの選手交代。FE-208ES用のAMP-5511mk2をミッドに、ミッド用のHMA-9500mk2をFE-208ESにしてみた。確かにレベル合わせは容易になった。実際の音も、適度に張り出してきて更に透明感が出てくるし、金属音が金属音に聞こえるようになって好ましい反面、FE-208ESの芯がなくなってしまった。また、1kHzにできたディップを埋めんが為、208ESのクロスを1kHzまで持ち上げてみると・・・モコモコした感じが出てきてしまう。難しい。そうか、だから超高能率大口径ミッドドライバー、変じて「なんちゃってドーム」なんだ。と、今頃理解し始めた。その前に、もう一度JA-0801を試してみるとするか。
 話は変わって、昨日、家内の弦楽カルテットの練習が「あーく」脇の練習室で行われていた。独奏(?)はしょっちゅう聞かされているけれど、カルテットを間近で聞かされたのは久しぶり。しかも、その直前に「あーく」で聞いていたところだった。打ちのめされた気分になった。「生」とオーディオ(あくまで当方の)、余りに鮮度とエネルギーが違いすぎる。そりゃ当たり前か。でも、そこでめげないのが何とやら。家内に「出費を覚悟してくれ。(^_^;)」と捨てぜりふ・・・家内は無言(-_-)。

  10月10日   SATRI AMP-KIT5513

 永井氏には、昨日から午前様まで常識はずれの訪問、大変失礼しました。例のごとく、いろいろなお話しをしながら、韓国製の DVD(国内未発売)ともう一本、2本も観賞してきた。その間に、DAC-2000Kと PRE-5410の調整までして頂いた。感謝!
 さて、これは SATRI AMP-KIT、すでに完売。最後の一組を永井氏自身が組み上げたとのご連絡を頂き、試聴してきた。
 前面には左から入力セレクタ、ボリュウム(ゲイン調整)およびメインスイッチ、両脇に櫛形ヒートシンクを抱えた外観は極シンプル。SP端子は□8も軽々と入るしっかりしたもの。回路はSATRI V.6.2を登載した純A級、出力33W/ch。
 音の印象は、5511mk2を高級化した(美しさを加えた)ような感じ。今回はMOS-FETではなく、バイポーラトランジスタが採用されたためか、特に低域の力感が印象的、唸るがしなやかでここ一発の表現も十分。とても出力30wそこそこのパワーアンプの音ではない。帯域のどこにも強調感がなく、透明感溢れる中高域、そして SATRIの美点である広く豊かな音場感・・・。一般家庭用オーディオで、これ以上のクオリティのアンプが必要なのだろうか、と思うほどだ。
 
 本当にしまったことをした!製作に挑戦すべきであったが今更遅い。で、ここに当方以外にあと9名、改めてキット希望者を募ります。10名集まれば、再発していただけるとお約束をとってまいりやした!!
(http://www12.ocn.ne.jp/~bakoon/SATRI-KIT/SATRI-KIT.htm

  10月8日   ドライバー その4.5
M100をバラして、なんちゃってドームにするのはちょっと待って、ストーンテクノさんに超ショートホーンと黒御影製置き台を作って頂いた。素晴らしい仕上げと精度である!CORAL M100、メーカー発表F特では500〜18kHzとなっているが、あくまで適正なホーンロードを負荷した場合のこと。超ショートホーンはむしろ高域側に有利で、多分、下は2〜3kHzから上は16〜18kHz程と思われる。本当は208ESとのクロスを1kHz以下にしたいところだが、まずはこれで何とか調整してみよう。
 ところがである。また素人の無知さ加減が露呈した。ネジが入らないのだ。計ってみると直径は合っているのにどうしてだ?そう言えば JBL等舶来のドライバー関連でインチネジという言葉を聞いたことがある。よーく見てみると、M100付属の15mm長の鉄製キャップスクリュウのピッチが違うことに気が付いた。M100は日本製だけれど、プロ用を目的に作られているので、輸出を考えて JBL等と同じ規格になっていたのだな。早速ホームセンターに走ったけれど、インチ規格のキャップスクリュウなんて売ってない!別注で取れるかと訊いたら無理だと言う。困り果ててストーンテクノさんに再度連絡。ネットで販売している所を紹介して頂いた。何から何まで御世話になりっぱなしである。自分で調べろって。アヘッ・・・。
 というわけでM100、まだホーンも取り付けていないのだが、エージングが進んできたのか、俄然透明感が出てきた。JA0506U(GMでないもの)は、どうかするとちょっぴりジュラルミン臭さを感じたりすることもある。M100のダイヤフラムもジュラルミンみたいなものだが「臭さ」は全くなく、ナチュラルそのものだ。現在、ローカットのみ。上まで使った方が、このドライバーは本領を発揮するようだ。勿論ホーンらしい浸透力もあるし、かといって刺々しくなく、とても具合が良い。実は、少々柔らかすぎないかと心配していたのだが、予想外に当方の好みの音質になってきた。これはいい。

  10月3日   ドライバー その3.5

借り物。CORAL H100、FOSTEXでいえば現行のT-500Aに匹敵する高級ツイーター。謂わばM100とは純正組み合わせ。0506に慣れていると、とても重くてデカく感じる。バンナさんのご厚意でしばらく試聴することになった。感謝、感謝!これが合えば、JA0506U×2を一発のものにしたいという希望が叶えられるかも知れない。期待は大きい。
 
 マルチドライブの利点で、レベル合わせは極簡単。スペアナ見ながら、駆動アンプのPMA390のボリュウムをひねるだけ。ローカットのCも、写真のFOSTEXの端子を使ってホイホイと取り替えてみる。
 
 試聴位置では1.6kHzまではみごとにフラット。20kHz がガックリ落ちるが、聴感上の影響なんてじぇんじぇんなーい。実にシャープで細やか。流石は純正、マッチングはベストに近く 20kHzまで伸びてシャキーンの0506U×2と選択し難いものがある。ここで、0506U×1+M100も試聴。0506U×2+M100とH100+M100の中間の感じでこれもいい。結果、改めて0506Uの素晴らしさ(C/Pの高さ)を認識することになった。
 
 そこで、通電エージングしたDAD-300proHTをSW-7に使ってみた。これがデジタルアンプの低音なのか。ゴリゴリと押し出してくるのではなく、にごりのない(?)すっきりした低音で、サラッと聴かせてしまうが、十分に下まで伸びており、初めて「あーく」のどこかがカタカタと共振するという経験をした。AMCRONのドッカン低音とどちらが本当なのかわからない。これまでの好みはAMCRONの低音だが、どちらが良いかは、ウーハーを46cmに替えてから結論を出した方がよさそうである。

  10月2日   ドライバー その4

 まだユニットだけ。正確な言葉の定義があるのかは知らないが、SW-7は超低域担当のスーパーウーハーではなく、低域補強(ブースト)のサブウーハーだと認識している。口径20cmのFW-2083連奏だとしても、所詮は20cm。ロングストロークではあるが、スーパーの帯域を担当させると大音響では空振り底打ちする。
 
 以上、「なんちゃってマルチ」改め「必然マルチ」化の途上にスーパーウーハーの必要性が出てきたので、高能率大口径ウーハーの導入を決定した。さてユニットはというと、選択肢は今ならまだFOSTEX、JBL、GAUSS(中古)、ALTEC(中古)、TOA(中古)...etc.と比較的入手しやすい。口径も30、38、46cm、そして80cmまであるし、一発かダブルかという選択もある。この辺になると、口径比がどうのということもあてにならん、、、そこが素人、分からんのだ。単純に設置可能な大きさで一発最大のものにしてみよう。そこでたまたまAE86さんもご使用のAURA、その後継機であるNRT18-8の未使用新品、定価の1/3の出物を見つけて飛びついた。大口径高能率であるにもかかわらず、超ロングストロークであることが特徴。さて開封。46cmユニットを手にしたのは初めてで、しかもこの独自の磁気回路の大きさには驚いた。
 
 箱はと言えば、、、やっぱりわからんのだ。先日のプロの方への相談はこの点にあった。そして、とりあえず300L密閉で、後ほど手を加えられるように、後面バッフルを取り外し可能にすることにした。AE86さんのように斜めカットなどできるわけもなく、単なる箱だがどうなることやら。

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