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Diary


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  9月30日   音雑感
1) 先日のドライバの比較、よく考えてみたら「機種」の比較というより「方式」の比較なのかも。振動板の材質やマグネットの違いもあるけれど、「4インチ振動板を持つ広帯域の2インチスロートのドライバに帯域を欲張らないウルトラショートホンを付けたもの」と、「2.5インチ振動板を持つ1.5インチスロートのドライバに帯域を確保するイクスポネンシャルホーンを付けたもの」の比較として見ると面白い。カタログ上の能率は、950PBの111dB/W/mに対しJA-6602の107dB/W/mである。
 
 少しだけ聞き比べる時間があった。以下のインプレはあくまで相対的なものである。単純だが見たまんまだった。一番違うのは音色。PB950のショートホーンの色に引きずられているのか、JA-6620の方がより低域まで伸びているからか、むしろベリの6602の方が暗く感じる。何となく950PBの方が振動板の大きさから来る余裕がある感じもするし、音の硬さも丁度良い。より前に展開し、周囲に散乱するところはドームの特徴も備えているように感じるが、高い方の散乱する音の粒子に、ちょっとだけキャラキャラとした色が付く。JA-6602の方がむしろ硬く奥まっていて頑張って鳴っている感じがする。より散乱が少ないところはホーンらしいとも言えるが、決して音場が狭いわけではない。JA-0801の方がもっと引っ込んでいた。
 
 当方の耳は品がないし、タコ耳であることを前提での感想。今の「あーく」より高品位な音を奏でているところは五万とあることだろうし、「あーく」の音の完成度はまだまだ。だが、結構面白くて気に入っているのだ。今回の二つの音、聞き比べればそれぞれにいい所と今一の所があり、相当な違いはあるけれど、マルチホーンシステムとしての本質的な所は何ら違いはないと感じた。どちらでもOKだ。ハッキリ言って、優・良・可ならどちらも「可」であって、このどちらよりも上の音があり得ることがわかってしまったということ。本格的ウッドホーンなんかにすれば、まとまって落ち着いちゃうかもしれないが、その前に、例えば4001のショートホーンなんて勿体ない悪戯もやってみたい衝動にかられる。
 
2) ある方とメールでやりとりしている内に、決めたことがある。「ハイスピードの音・・・」全く誤解を招く不条理な表現だと思うので、当方は今後使わないようにしよう。
 
 

  9月25日   使いこなしの妙

 原因が分かってきた。どうも DACの影響ではなく、CX-260のマルチチャンネル・プリセットボリュウムをパスすると、ベールが剥がれて俄然元気が出て来るようだ。アキュフェーズらしい音である。これがCX-260本来の音なのだろう。購入依頼、マルチチャンネルのレベルは調整するものだと思い込んでいて、各チャンネルのプリセットボリュウムをパスするなんて考えもしなければ、当然パスしたこともなかったのだった。今回ミッドバスとミッドのレベル合わせをするに当たって、プリセットボリュウムがからむとややこしくなるので、まずはパスして2chで調整に入るわけだが、たまたま不注意でプリセットッボリュウムをパスしたまま4.0ダウンミックスにしていたというわけ。怪我の功名??
 
 ということは、マルチチャンネルのレベル調整は、プリに入る前か、またはプリの出力以降:パワーアンプ側でやった方が良いということになる。センターSPのない4.0ダウンミックスの場合は、センターのレベル調整を考えると、プリの前でやるしかない。ちょっと困った問題だが、こうなればボリュウムに頼らず、SPのセッティングで解決してみたい。
 
 実は、TE27さんからお借りした950PB+ウルトラショートホーンが届いて折おり、この週末実験をするはずだったけれど、一昨日は緊急の仕事、昨日は暦通りで仕事、今日は二番目の娘の運動会、、、本腰入れての試聴が出来ていない。今晩、実験できるかなぁ・・・。
 
P.S.やっぱり実験できなかった・・・また後日。

  9月24日   なんでだろう?+α
 昨日一寸した変更をしたことを報告したが、記述した変化に次いで、その変更内容からは想像し難い程大きく、しかも予想外の音の変化があったのだ。
 今回の変更は、主にミッドバスとミッドドライバの設定、それもパワーアンプ前段の DACをDCX-2496内蔵のものを使うか、外付け専用DAC を使うかの違いだけのハズである。クロスの周波数も減衰カーブにも変更はない。ところが、低域のフワッとした空気感が減少し、決して生硬くはないけれど、前帯域にわたって引き締まってガツンという傾向が強まってしまった。予想外の変化、どうしたんだろう、なんでだろう?!もっともっとビシ・バシ・ガツンのシステムを幾つも拝聴したこともあるが、「あーく」としては過去最高のガツンだ。当方の好みからすると、ソースによっては空気感が不足気味に感じることがある。良いのか悪いのかよく分からん・・・。
 
 そう言えば、あのトリニトロンのSONYが今や100億円の赤字だそうだ。1万人規模のリストラをやるらしいが、仕方がないかもしれない。今後、どう巻き返してくるのか興味深い。TA-N1、バブルでもないのに、あんなバカみたいなアンプを作って売ってしまう大手メーカーはSONY以外にはないだろう。お願いだから、そんなオーディオ・ヴィジュアルの夢を分かっている良い技術者は残しておいて欲しいものだ。クオリアの評判は賛否両論あれど、VPL-VW100を応援したくなってきた。

  9月23日   ちょっとした変更
 はっと気がついた。JA-6602を導入して、中音域の張り出しは文句なくなったけれど、ホーン臭さというやつか、メガホンみたいな感じが出てきた。以前FE-208ESをスルーで使用していたときは、中高音域の質を重視してDCX-2496os/iのデジタルアウトからDAC-2000Kを介してSATRI LinkでAMP-5511mk2に入れ、FE-208ESの駆動に当てていた。しかし、今はFE-208ESはミッドバス、主に中音域を受け持っているのはJA-6602である。ならばDCX-2496os/iのデジタルアウトからDAC-2000Kを介してSATRI LinkでPRE-7610Pに入れ、JA-6602の方を駆動したほうがいいのではないか、と気がついたのだ。遅いわ!!
 
 クロスは変えていないが、入力感度の違いがあるため、レベル合わせもやり直した。CX-260の4.0ダウンミックス設定も標準に戻してみた。やってみたら、これがいい。張り出すも生硬さがなく、不思議なことにメガホンみたいな感じもなくなった。元々 SATRIのアンプは比較的小出力(?)だが駆動力もあり、特に残留ノイズが少なく、ホーンSPを鳴らすには適しているようだ。このことは、昔からメーカー自体も謳っているわけで、これも気がつくのが遅いわ!!

  9月21日   映像雑感
 このところ映像の方に走っていてわかったこと、当方、思った以上に目が悪い。才能という意味ではなくて、本当に視力に問題がある。昨日も眼科に行ってきた。強度近視に乱視があり、最近は老眼も出始めている。生活は不規則極まりなく、目には負担ばかりかけている。目の調子が良い時間の方が少ないのだ。とてもじゃないけど3管PJを扱える状態ではない。周囲には3管PJ使いの方々が驚くほど沢山いらっしゃるし、夢みたいに思っていた9インチ管をお使いの方も少なくないことも分かってきた。むしろ3管メジャー。偏屈者の当方、マイナー(??)な方を応援したくなったりもする。「どうかな。結構、人真似してんじゃん!」と仰る方には、「当然全て人マネです。オリジナルを作り出せる程の力量はありません。ただ、その中でもマイナーな方に走る傾向にあります。」と言っておこうかな。何を言いたかったのか・・・そうだった。どのくらい昔だったか、同じ事を言ったことがある。映像はデジタルで行くゾ、と。1080p/固定画素の方向で・・・。
 
 そこで、映像についてのコメントについては、今後、差し控えたいと思う(ただし、使い勝手がどうのこうのとかは別)。つい、口を滑らせてしまうことがあるかも知れないが、それは全く信用なさらないようにお願いしたい。まあ、もともと当方の書いた内容など信用されるはずもないのだが。

  9月20日   STEREO誌10月号
 個人的意見。昨月も書いたと思うが、最近のSTEREO誌は面白くなってきた。「コンポセッティングの奥義」、歳喰って変に偏屈になってきた当方、今更取り入れるものではないけれど(:別に自信があるわけでも何でもなく、自分流をはずすと訳が分からんくなるだけ)、評論家の方々のセッティングって興味はある。読んでいて、「へ〜っ」「ほ〜っ」と何回口をついて出てきたことか。面白いけど、益々当方のけちんぼ病は悪化しそうだ。

  9月18日   BD-HD100 その後
 昨夜、これまでと共通する症状の一つが出た。電源をオフにしておいたにもかかわらず、いつの間にか、液晶表示部とその両側にある DVDおよびBDの、蓋を開ければDVD・HDD・BD選択ボタンのインジケータが全て一斉に点滅していて、一切の操作に反応しないという状態に陥っていた。
 またかと不安にさいなまれつつ、しかしここは慌てずリセット。今回は立ち上がってくれて画面も出たが 「HDDを修復しています。」と表示されて、数分後に正常状態に復帰した。
 何か要因があったのか。あるとすれば panasonicのBDを入れっぱなしで電源を切っていたことぐらいしか考えられないが、BDに予約録画することだってあるんだから、間違った使い方ではないはずだ。まだしばらくは安心できないな。
 これは故障とは異なることだが、以前から、例えば、操作を間違えて早送りボタンを押してしまい、慌てて早戻しボタンを押し直したつもりがポーズボタンだったりすると、フリーズしてしまったりすることがあった。この傾向は今回の個体にもある。
 
 HDD の容量、2層BD非対応、動作反応速度、リモコンの使い勝手、液晶表示の項目(時計がない)等々、色々注文もあるが、安定感さえでてくれば、今一番魅力的なAVセンター(?)だと思う。もちろん BD-discがもっとリーズナブルにいなってくれることと、コピワン緩和は必須条件である。

  9月17日   三度目の正直
 BD-HD100、再度交換。今のところ panasonic のBDでも何ら動作に支障はないようだが、HDD の高周波の動差音が常に聞こえていて、これまでの3台の中では一番うるさい。でも、映画鑑賞中は問題ないし、ピュアオーディオのピアニッシモで問題なら電源を切っておけばいいわけで、常時電源オンではなくなって HDDを持つ本体にとっては返っていいかも。
 
 今回の不調の原因は単なるBDドライブ不良だけではなさそう。HDDも単に記憶装置に徹しているわけではないみたい。落雷などの電源パルスが入るとこのような状況に陥ることがあり、その際はリセットするといいと取説には書いてある。しかし、当方のデジタル機器環境は、ノイズ除去トランスを挟んで、完全シールドの延長タップから各機器に電源を供給している。落雷もなかったわけで、そんなに激しいパルス成分が入ったことも考えがたい。BDのメーカーによる差異や、iLinkで接続した機器やHDMIスイッチャーとの相互連絡が絡んでいるなんてことあり得るのだろうか?

  9月16日   悪い傾向
 どうも遺憾。BD-HD100、新品交換で解決したはずが、また完全に壊れた。どうもpanasonicのBDを使うとおかしくなるような気がするのだが、全く確信はない。幸い、DVDにムーブの途中である前の故障機をまだおいてあるので、映像だけは観ることが出来る・・・と思いきや、続いてこれも完全故障状態に陥った。こういう経験って、長くオーディオやってると時々ある。ただ、一度始まると、長引いたり続いたりするんだよなぁ・・・これが。
 
 それからYAMAHA FX-1、各ユニットを点検修理できないかとメーカーへ問い合わせをしたが、残念ながら全国の修理センターを当たってもらっても在庫部品・ユニットは存在しなかった。ガックシ肩を落としている。修理可能なのは、他社によるウーハーのエッジ張り替えのみとなってしまったのだが、ウーハーは当分使うあてもないわけで・・・。

  9月15日   四の五の言わずにそうしなさい。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050914/aacs.htm

  9月14日   新1080pデバイス
 昨日に続き、期待させるニュースだ。
以下、http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050913/ti.htm の要約転記。
 
 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社(日本TI)は13日、フロントプロジェクタ向けの 1080p表示に対応したフルHD解像度の DLPチップ「DLP 1080p」を発表した。単板または、3板式のプロジェクタに利用でき、既に各プロジェクタメーカーへ量産出荷を開始している。
 米TIは4月、リアプロジェクション向けの DLPチップとして DMD素子のミラーを通常の2倍の速度で駆動させ、1つの微細鏡画素から2ドット分の描画画素を作り出す技術を利用することで、1,920×1,080ドットの 1080p表示をサポートした製品の量産出荷を開始。だが、フロントプロジェクタ向けの 1080p対応チップに関しては計画は未定としていた。
 
 今回発表されたフロントプロジェクタ向けのチップは、前述の Smooth Picture技術を使用しておらず、実解像度で1,920×1,080ドットの表示が可能。また、7月に発表した色再現性向上技術「Brilliant Color」にも対応している。同社では DLP 1080pとBrilliant Colorを採用し、より豊かな色彩と高精細な表示ができるプロジェクタが随時発売されるだろう」としている。
 
 同社では、DLP 1080pを使用したプロジェクタをBarco、BenQ、InFocus、マランツ、三菱、松下、Optoma、Samsung、シャープ、ヤマハなどが近い将来に発表するとしている。
 
 先日、Sharpに尋ねてみたのだが、「そのうちあるでしょうね。」と素っ気ない返事だった。当方としては液晶よりも DLPの方が好きなので、期待に胸高まると言ったところだ。

  9月12日   1090p PJ

 2005年12月10日、ソニーからフルハイビジョン対応のビデオプロジェクター『VPL-VW100』が発売されるらしい。(http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200509/05-0906/)
 
 新開発の 対角0.61型フルHD SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)パネル(1,920×1,080ピクセル:約207万画素)は、クオリアに採用されているデバイスよりも小型ながら、優れた解像度・コントラスト・2.5ミリ秒(立上り・立下り共) の応答速度を実現。このSXRDを3枚使用することで、総画素数約622万画素、つまりをHDフォーマット(1,920×1,080ドット)へ対応した。
 さらに、太陽光に近い分光特性を持つピュア・キセノンランプを搭載することで、緻密で滑らかな質感と自然で鮮やかな色調でを再現。
 レンズは ARC-F(オールレンジクリスプフォーカス)レンズ。映像中の場面の明暗に合わせてアイリス(絞り)が連動開閉し、投影する光量を自動調節するアドバンストアイリス機構を採用し、最大15,000:1のコントラスト比を実現しているそうだ。
 
 このPJの希望小売価格だが、税込み1,365,000円。いやー、1080p固定画素PJが近付いてきたぞ!

  9月11日   BD-HD100交換
 不調だったBD-HD100、結局新品交換となった。この約半年内に2回のバージョンアップがあったけれど、ハードも予告なしの変更があっているのだろうか。当然ながら、新しい機械には今のところ全く問題ない。まだ故障機の方も返却しておらず、いろいろやってみているところだ。残念ながらBD-HD100同士ではiLinkで繋いでも固まってしまってムーブできない。HD画質のものは恐る恐るBDにムーブして、それ以外のものはDVDに落とした。この時、「ペイチェック」は間抜けになり、「ゴッドディーバ」はガタガタに、「カードキャプターさくら」は四次元空間に消えていった。なんだか内容に比例したみたいで変な感じだ。
 
 今、ブーニンがショパンを弾いている。ピアノはスタインウェイ、こんな音を再生できたらなぁ・・・。

  9月9日   急遽オフ会

 皆さんご存じのnebuさんとお会いできた。新潟からお仕事で熊本に来られたのである。その仕事先というのが「あーく」の目と鼻の先のY邸であった。Y邸の噂は耳に挟んでいたが、nebuさんのHPに紹介されている方だとは全く知らず、またこんなに近くにおられるとは夢にも思っていなかった。
 
 nebuさんのご厚意で今回のオフ会が成立、Y氏ともお知り合いになることが出来たわけだ。いかに近くとも知るよしも無し。遙か遠き知人とのネットのなせる技である。
 
 Multi phonic soundの新型スケーラ、iScan VP30の情報など、興味深い話しもそれなりに出来た。詳細はoff-line-meeting aweiおよびhomeに掲載した。

  9月8日   やっぱ、壊れてる。
 復調・・と思ってたBD-HD100、やっぱ遺憾。BDにムーブはできているはずなのに、それを読み込めない不具合が再発。どうもBDドライブだけの問題ではなさそうである。こうなると複雑で、単なる修理にも不安が残るし、何しろ時間がかかり、そうしている間にもBSの放送は待ってはくれない。交渉の結果、本体交換とあいなった。入荷は来週。結局、ムーブを終える前に交換することになり、残っているデータはなくなってしまう。ガッカリだ。

  9月5日   治った

 一寸はせっついたんだけど、対応は早かった。8月26日最初の出張調査、出張修理予定の31日にはメーカー検証できずに延期。そうしているうちに、昨日遂に完全故障状態に陥り、催促の電話。本日夕方、2度目の出張修理で完了。製品交換するとHDD のデータはなくなってしまうので、既存HDD を新筐体に移植してもらえば良いかもしれないが、うまく認識されないかも知れないという。結局、新品のBD-HD100からその場で取り外したBDドライブと交換ということでカタが付た。HDD のデータもそのまま残ったし、故障中にムーブしたBDはブロックノイズ頻発で全く観賞に堪えない状態だったが、修理後にはおおかたの物がまともに再生できるようになった。もちろん panasonicのBDも使えるようになった。
 
 折しも台風14号接近で、お帰りの頃には強風が吹き始めていた。こんな時までお仕事、有り難いことである。いや、半分当方が無理強いしたようなものではあるが・・・。
 「結構発熱するんで、重ねない方が・・・。」とのアドバイスも一言頂き、
「ハイ、わかりました。」と、この際は珍しく素直にDV-HD2とBD-HD100を独立配置にした。偽性になったのは marantz SA-8400、ラックから撤去されてしまった。今夜から明日いっぱい台風襲来。BS、まともには映らないだろうから、この間にみ〜んなムーブしちゃお!
 
P.S. 修理後のBDの映像だが、今まで何を観ていたのだろう。ずっと壊れる寸前だったに違いない。色乗り、解像度、それらから来る奥行き感、、、全てに於いて一段良くなっている。それとも最近のロットは予告なしの改良がなされているのか?兎に角皆さん、BDええでっせ!(どこの言葉?)
 

  9月4日   BD-HD100が壊れた

 BD-HD100、panasonic のBDが使えない不具合があることを報告した。当方の物だけの欠陥かとサービス依頼、調査中とのことだったが、とうとうTDK のBDにもムーブが出来なくなった。HDDに録画している段階では何の不都合もなく再生できるが、BDにムーブすると酷いブロックノイズが頻発状態、それどころか読み込めない状態にも陥る。昨日は、新たに録画するためにHDDを空けようと、録り置きしたものを3タイトルもムーブしてしまった。これが観賞し始めたらダメになってしまっていてガッカリだ。もちろん、ムーブしたら成功しようが失敗しようが、また失敗の原因が例え機器の不具合であろうともHDDからは消える。特に、Bshiの映画、再放送は見込めないから残念至極。壊れること自体遺憾のだが、そもそも長岡派のケチとは根本的に異なるドケチ・コピワンの実害でもあるのだ。消費者をバカにすんな!コピワン緩和、早くなんとかしろよ!
 困ったことに、HDDは一杯で、BDにムーブしないと更なる録画はできない状態だ。サービスさん、一刻も早くアッセンブリーでBD取り換えて!

  9月3日   高価なモニターSP

 正解だ。とりあえずポンと置いて3.5sqのキャブタイヤで接続、音響レンズなしで、24時間鳴らしっぱなし。前の持ち主は直前まで使っていたのだろう。曇りとザラつきがどんどん消えて良くなって行く。良い意味で往年のYAMAHAの音だと感じる。全体にタイトでサイズから受ける印象より細身、しかし、低域はさすが38cmと思わせるものがある。中音域はドライバの音、十分飛んで来る。高音域は、シャープで繊細、カタログのF特は 20kHzから急下降だが、もっと伸びているように聞こえる。聴いたことのある物に例えれば、T-500Aが一番近いかも。ただ置いただけ、そこら辺の余ったケーブルで繋いだだけでこれなのだから、メーカーの練り上げ方はやはり凄い。Hi−Fiだが、音楽が聴けるし、またNS-1000Mや2000とは次元が違うようだ。FX-1の全体の印象は、低域がもっとタイトだったら、このままでもいいかなと思ったりしそう。
 
 そこで「あーく」のメインSPに切り替えてみると・・・ちょっと安心。低域はこちらの方が一枚上手だ。高音域の力感もいい。当たり前か。そうでなきゃ今までいったい何をやって来たのかということになる。しかし、中音域以上には手を入れた方が良い部分もあるのもよく分かる。中音域の艶と張り、そして最高音域の繊細感が足りない。そうなると、ミッドをホーンに変更、そしてスーパーツイータを足して5ウェイか?!
 

  9月1日   物欲の権化'05

 SATRI EQA-5630sが届いた。セレクターの穴がない特別のフロントパネル中央には、バクーンプロダクツのロゴがドデ〜ンと貼ってある。音は出た。雑音もない。当たり前だっちゅーの!しばらくアナログさぼってたし、改修直後のバーンインゼロで、音質の変化は今はまだコメントできない。
 
 勿体付けてた物の正体は YAMAHA FX-1。確か1978年発売だと記憶する。YAMAHAの唯一のコンシューマ用大型ホーンスピーカーシステム。当時のフラッグシップ機で、一台56万円もした高級SPだ。
 同年の名古屋YAMAHA本社の試聴会に当時の仲間達と共に出席した時、初めて実物を見て聴いた。アンプも当然YAMAHAで、確かC−2/B−6じゃなかったかな。当時当方も使っていたNS-1000Mの上手な鳴らし方なんかもやってくれて、試作非売品のスプルース製置き台(その後製品化)の音色の良さを確認したりした覚えがある。そんな中で、NS-1000MはいいSPだと実感しつつも、実はFX-1の圧倒的なスケール感と浸透力に参っていたのだった。しかし、その事は絶対に口にしなかった。言ったが最後、欲しくなってしまう畏れを抱いたからだ。
 25年以上経って、とうとう自室で鳴らす事が出来た。6畳間でやってた頃にはバカでかく思っていたFX-1も、「あーく」に置けばむしろコンパクトにすら感じる。ところで、こんな物、今更導入して何に使うんだ。一度(時々)メーカー製のSPシステムを鳴らして耳をリセットしたいなと思っていた時に、偶然、中古高級2インチドライバ×2ヶに遠く満たない格安価格の完動品を見つけて、この機会を逃したら何時巡り合えるか分からないと思ったわけ。潰しも考えてある。ネットワークで繋いであるのだが、これを全部バラしてユニットを再利用できる。特にミッドドライバは、ストレートホーンを付けたまま「あーく」のフロントSPシステムに組み込んでみても面白そうである。ハイドライバもそのまま使えるかもしれないし、キャビネットも手を加えてSWに使えると思う。
 
 38cmウーファーは JA-3805。コルゲーション付のコニカルタイプ・ノンプレスコーン、エッジはウレタン、径100mm ロングボイスコイル、磁気回路はアルニコマグネット(1.5kg) を含め6.7kg。 2.6kgのアルミ合金製フレーム、ユニット全体の重量は9.5kg。
 スコーカードライバーは JA-6602。リアローディング型エクスポネンシャルホーンユニット。 電子ビーム真空蒸着法によるベリリウムダイヤフラムは、直径66.6mm・厚さ75μ・自重700mg。エッジは 硬質ジュラルミン製タンジェンシャルエッジ。アルニコマグネット。イコライザとスロートはムク亜鉛削り出し、バックカバーは13mm厚のアルミ合金製、自重8.7kg。接続される肉厚8mmのアルミ合金製のホーンは全長273mm・開口径103mmのショートカット・ストレートタイプ、カットオフ周波数 200Hz、スラントプレートタイプのアコースティック・レンズ付き。
 トゥイーターは JA-4202。スフェリカルホーン型ユニット。ベリリウムリング状V字型ダイヤフラム(振動板の面積が広くかつ実効質量を小さくできる)は外径50mm・内径30mm・50μ厚・200mg、アルミリボン線ボイスコイル 重量200mg、振動板の総重量500mg以下。磁気回路はアルニコマグネット0.49kg。ホーンは開口部を29φと小口径化したSpherical(=球状)のエクスポネンシャルホーン・ショートカットタイプ。JA-0506の親玉みたいな奴だ。
 キャビネットは、容積 144リットルのバスレフ型で短い袴付き。バッフル板は25mm厚のダグラスファー合板、他は25mm厚高密度パーティクルボード、重量は46kg、黒艶消しポリエステルウレタン塗装仕上、ブラジリアンローズウッドのアクセントライン。システム全体では76kg。
 
 しばらく鳴らし込んでバーンインを待とう。
 
 本日の最後に、何の脈絡もないけど、P−03/D−03っていいなぁ。

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