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Diary


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  10月28日   多すぎる暫定措置

 当方のやることには、なににつけても暫定的で止まっていることが多い。いや、多すぎる。今回のJBL2450Jの設置も、その形状の複雑さが故、ころばないようにそっと置いて鉛インゴットで不安定に仮固定しただけであった。こんな状態での試聴では判断できるはずもない。プチオフ会をするに当たって、良い機会なので久しくやっていなかった工作をした。それが、ほとんど小学生の工作並の出来上がりで、お恥ずかしい限りのドライバー置き台。しかし、音の変化は同じものとは思えない程に顕著!やっぱり基本的なポイントだけは押さえておかねばダメだ。ということは、全ての暫定をきっちり仕上げたら、トータルでは随分とよくなることだろう。小さなことからコツコツと・・・やりましょうかね。
 
 ところで、この 2450J、超短ホーンを付けたら、前にゴロリンと落っこちやしないか? ならば、バランスとって後ろにも重しを付けるかな。

  10月26日   逆噴射

 前回の続き。当方は、映像を始めるに当たり、HVを観たいと言ってきた。それには最低 1080iが必用なわけで、したがって750pのDLP-PJを導入し、送り出しも 1125iまたは720pが出せるものを使ってきた。そして 1080p。一度この映像を観てしまうと後戻りできないくらいの差があり、まさにこの映像を観たくなったのである。ステップアップするためには、少なくともPJ交換が必須。しかし、その固定画素におけるコストは、SONYをかわきりに現実味を帯びてきたといっても、まだ 100万円超である。自動車を新調すると思えば可能な数字だが、実際、自動車ではないのだ。
 
 では、どうやって 1080pを実現するのか・・・小さな脳味噌で考えた。幸いなことに(?)720p固定画素PJが主流になりつつある現在、3管PJが安く放出され始めており、新品定価では 600万円もする夢の9インチ管でさえ、中古とはいえ嘘のようなお値段で出回り始めている。しかも、i-Scan HD+という特定のアイテムではあるが、これを使えば、9インチ管なら 1080pはおろか3-3プルダウンという超絶反則技までも可能になるのだ。
 
 どういう訳か、こんな時にオークションで見つけてしまう当方である。さて、捕らぬ狸の皮算用は、PJ予算:30万円(当方は一アイテム30万円が限度である事は以前述べた)、それにスケーラ:15万円が要るが、PJ売却:20万円とすれば、出費は25万円成り。行ける!・・という訳で衝動買いしたVPH-1292QJ。但し、輸送料がこんなにお高いとは予想だにしなかった。デカすぎ、重すぎなのだった。その分足が出た。それから、本当はこれが一番重要なのだが、調整費が必用だ。足りないリモコンや一部の部品交換、入力ボード、そしてレジ合わせ・・・未知数である(-_-;)。何より 1080p固定画素元年とも言うべき時に、今頃3管を始めるなんて逆噴射、今まで言ってきたことにも大逆噴射だ!!
 
 因みに、うちの奥さんには、丁重に以上の経緯を説明したが、呆れられた。あれ?!マットスクリーンも交換かな・・・お気軽すぎて、あ〜恐ろしや。

  10月24日   いい加減? 大嘘つき、それとも・・
 あ〜、来るとこまで来ちゃった感あり。昨日のオフ会まで言い続けていたことなのに、舌の根も乾かぬうちに逆噴射だ。本来悪しき意味でいい加減な性格なのだが、これでは度を超えていて「嘘つき」である。それとも「ケチ」なんだろうと思う。次のステップに上がるための方法を模索している訳だが、その一番の因子が「目的を達成するために、トータルでいかにお安くできるか。」なのである。卑しき素人、確固たる信念や自分流の方法などないに等しく、次の瞬間はコロリと変わっている。そういう意味からは、今回の嘘つき・豹変・逆噴射、何と言われようと選択に間違いはない。何の事やら・・・分かる方には分かるだろう。

  10月23日   プチオフ会 その2

 続けて本日もプチオフ会。このHPをご覧になっておられた熊本の方なのだが、ひょんなことから当方の所在と何者かをお知りになり、即、本日のお顔合わせとなった次第。M.A氏は 同業種の先輩。こちらまでお越しいただくことに、タダでさえ恐縮してしまうのに、当方のいつもの段取りの悪さのために一日の内に2度も足を運んでいただく結果となってしまって、本当に申し訳なくお詫びの言葉もない、、、お許し下さい。
 
 使用されている機器が面白い。SPは FALの Supreme vertical twinという変わり種、社長の古山氏にそそのかされて新品購入したとおっしゃる。その他の機器も成金趣味ではなく、どの機器にも拘りが感じられて、是非とも聞いてみたくなるラインアップだ。
 
 さて、お出迎えに出てみると、息子さんも同伴ということだった。もちろん「あーく」を見てみたいといったこともご訪問の理由のひとつではあられたのだろうが、SATRI 5511mk2 と amcron d45の比較をしたいというご希望が一番であった。お手伝いになったであろうか。
 何だか最初からドタバタ劇で、進め方もヘッタクレも無くなってしまい、いつものごとく行き当たりばったりのプチオフ会となった。満足にできた事はひとつもなかったと思う。唯一、アナログの良さだけは多少なりともご理解いただけたものと、勝手に思い込んでいる。本日はご挨拶代わり、いつか、もう少しまともなオフ会にご招待させていただきたい。また、必ずや、近いうちに当方から訪問させていただきたく、ここでお願いする次第。本日は有り難うございました。

  10月22日   プチオフ会
 昨晩、Mさん宅を襲撃した。例のマーキー9インチ管PJのあるお宅だ。カリスマインストーラの調整を見せてもらって以来の襲撃だったが、直前にPJの各部分に不調が生じてしまって、部品交換および再設定を済ませてのご招待であった。いつものごとくしゃれたエントエランスを通って、お宅に入るとすぐ右手にそのAVルームはある。招き入れられてソファの中央に座ると、前回視聴したi-Scan HD+がシステムに組み込まれているし、前回にはなかったUX-1が実の前に据えられていた。他にも高性能DVD-Pも SACD/CD-PとしてのSCD-1+DACもあるのにだ。聞けば、UX-1が入れば SCD-1も要らなくなるだろうとの予想が、みごとに外れてしまったという。DVD/CD/SACD を幾つか視聴させていただいて、その意味がわかった。各メディアに一台ずつのプレーヤ、困ったものである。
 
 音の方は、今回は少しは冷静に聞かせていただいたけれど、前回も前々回も圧倒的な画面に打ちのめされて、聞き入る事すら出来ていなかった。だから単に印象でしかないが、どうもパワーアンプの変更が効いているようだ。このパワーアンプ、巨大で TA-N1の2倍近い大きさと重さ、しかも発熱も物凄く、周囲にヒートシンクが張り巡らされていて、さながらオイルヒーターだ。おまけにSP端子は何とボルトナット締め!メーカーを失念。バランスはピラミッド型、低域は十分に伸びていて適度に体にも衝撃を感じる。中高域はおとなしめで汚い音は出ない。B&O 800Dの特徴が良く出ているのではないか。部屋のサイズも関係していると思うが、音像は小さめで、SPの設置範囲内で移動する。特に視聴位置からフロントSPの範囲内での音場が密と感じた。トータルでよくまとめられていると感じた。
 
 視聴の印象は、語彙・表現力に乏しい当方、どう言ったらいいのか。9インチ管と720P-DLPの映し出す映像の違いは、世間ではよく黒の表現と早い映像の動きで差が出ると言われているが、当方はアナログ一眼レフカメラとコンパクトデジカメの写真のごとし、とでも言っておこう。主に奥行き感と質感の表現に大きな違いがあると思う。これは妙なもので、アナログレコードとCDの違いにもどこか通じるモノがある。Mさん、しきりに「9インチ管いってみませんか?レジ合わせ、手伝いに行きますよ。」とおっしゃるのだ。日誌でも表明したように、当方は映像はデジタルで行くとは言ったものの、その部屋にいるとだんだんその気になってくるからイケナイ!
 
 当方が持ち込んだデジタルリマスターのトップガンから始まって、終いにはカンフーハッスルと下妻物語、、、とんでもないナンデモアリ映画を見せてもらって大笑い。気がつけば午前様になってしまった。大変お邪魔しました!
 
'05/10/24 修正
 UX-3ではなくUX-1でした。Mさん、大変失礼しました。

  10月16日   EAGLES フェアウェルツアー1
 WOWWOWでフェアウェルツアー1のHV放送があった。5.1の後ろから、観客の歓声ではなくて、ドラムやギターが聞こえてくるのは何だけれど、EAGLESの録音されたものとしては最高ではなかったか。2450J を入れてから、こんな系統のものが鳴るようになってきたのは大変に嬉しい。映像についてはコメントしないという約束をしたのでコメントしないけれど、当方の永久保存版となったことだけは報告しておく。
 
 これは本当に涙がちょちょぎれる!!いつか日誌に書いたかもしれない。若かりし頃、名古屋港のライブに行ったのだ。確かティモシーシュミットが加入してロングランを発表してすぐのライブで、1978年だったと思う。席はステージから遙か遠く、彼らの顔なんぞ見えもしないどころか、姿さえ前の軍勢でチビの当方の視覚は遮られ、僅かに最悪音響の大音響だけが耳に出来る状態だった。それでも、このような映像を観れば、今でもすぐにそのときの感動が呼び起こされてくるのである。
 こちとらもおじさんになってしまったけれど、彼らの年齢も相当だということがわかる。何だか雰囲気みたいなものまで表現できているようで、演奏が相当うまくなっていると思う。歌もしかり。よくぞあの歳であんな声が維持できるものだ。ただ、右端のお方、いないんだよなぁ・・・ホテルカリフォルニアのあの泣きのツインギターがホーンセクションでごまかされている・・・。そんな意味からも涙がチョチョぎれる。

  10月15日   JBL 2450J
 当方、生まれて初めての海外製SP(ユニット)だ。その他の機器を見回しても、ソフト以外の海外製品の少ないこと。海外製品って割高で信頼性に欠ける・・・って、何となく差別視していた傾向は否めない。スピーカーに関しては、オーディオ華やかなりし頃、オフ会でタンノイだ、エレボイだ、ジムランだと聞いて廻ったけれど、特に4343は、6畳間の長辺側に設置されていて、ロンパリ至近距離でバラバラのユニットの音を聴かされたり、何だか一拍遅れの重たい低音に粗目砂糖のごとき中高音が乗っかったような鳴り方だったり、音質など分からない程に大音量で鳴らしていたりといった記憶しかなかった。
 
 それなのに、何でまた今頃 JBL 2450Jなのかと言うと、すでに日本には強力な2インチドライバーユニットがないのだ。もちろん TD-4001や特注に近い超高級機があるにはあるが価格的に分不相応(無理だって事)。そして、比較的安価な 950PBを聞いてみて、意外にいけるじゃないかと思ったのも一因である。あれっ? 950BPって日本製かな?ま、いいや。また、当方の音の好みは、かつて自分で思っていた程、緻密でブルースリーのように引き締まった音ではないことが、「あーく」を作ってから次第に分かってきた。ダラダラでは困るが、意外に野放図でダルなところもないとダメみたいなのである。それを言い出せば、そもそも長岡式SPシステム自体が合っていないのかもである。でも、そのユニットの生かし方やC/Pは、市販SPシステムにはないものがあり、その点からは、じり貧オーディオマニアの当方には打って付けなのも間違いない。そう言ってしまうと、「あーく」なんぞ作りおってよく言うわいと、オーディオ命でない一般の方からはお叱りを受けること必至だが、当方の生活上、酒が飲めないのは体質としても、ちょっとでも生じた余力+α(時には生活を削ってでも・・・)の全勢力をオーディオに振っているのだ。随分と話しが逸れてしまったな。
 
 で 2450J、どうなんだ。一般には軽くジャズ向きの音と言われているようであるが、当方は実体感があっていいと感じた。芯のある実体感ではなく、マスのある実体感。一点から拡がるピンポイントの音像ではなく、そこら辺にあって体積を感じさせる音像と表現したらいいのか。今のところ「そのまんまスロート」で使用中。上を 12kHzくらいまで持たせると、艶というか輝きみたいなところも出てくる。下の方にもう一伸びあると更にいいが、意外にFE-208ESとの音色的な繋がりも悪くない。950PBもいいが、当方は2450Jをとりたい。ただ、その外形のせいで、設置がとてもめんどくさいのが難点。
 
 自分の命に限りがあることを考えさせられた本年、気がつけば、もう残すところ2ヶ月半となってしまった。本年頭には、今年こそ一時停泊して落ち着いて音楽鑑賞をしたい旨の事を書いたが、映像の方はフォーマットの関係で仕方無しの停泊になっているだけで、未だ本日まで達成できていない。この辺でなんとかしたいな。でも最後に、いつ「やっぱりフルレンジ一発ダ〜!」と言い出すかもしれない。・・・それじゃあ元も子もないだろうに!

  10月10日   あきれた名曲50選
 ちょっと趣が違う内容。一昨日、長女が珍しく頼み事をしてきた。中学校の音楽で、これだけは知っておきたい曲として「名曲50選」と言われるものがあり、それを録音したカセットテープがあるのでコピーして欲しいと言うのである。今時カセットテープってのも何だが、うちにはカセットデッキなるものが2台もあるし、CDレコーダもあるので、コピーぐらい簡単な事である。そこで、ここは父親の力の見せ所とばかりに、ホイホイと引き受けてしまった。
 
 ところがである。持ってきたテープはたったの一本・・・?嫌な予感がしながら聞いてみれば、やっぱり「なんじゃこりゃ!!」。音楽の録音された時間は、各曲出だしの30秒くらいまでで、まるでイントロ当てクイズの様相を呈しているのだ!しかも、音質の悪さといったら最低・最低・最低!NRなっど入っているはずもないノイズだらけの音、楽器の音がまともには聞こえない程に歪んでしまっていて、超有名曲であるが故にピアノの音と分かるような調子。選曲についても何を基準にしとるのか、全く理解に苦しむ。虚無僧尺八「鹿の遠音」なんて入っているのだ。当方、聞いたこともないゾ!!
 これで音楽教育と言えるのだろうか?普段似たような聴き方しかしていない当方ではあるが、それは機器の調整中の話しで、聞くときはちゃんと通して聞いている。
 引き受けた以上、ブツブツ一人で文句を言いながら、カセットデッキなんぞ自宅にはない他の生徒の分まで、コピーを続ける当方であった。ちなみに、我が娘にはCD-Rで焼いた!
 実は、長女、当方と同じ中学に通っていて、当時も似たようなことはあったけれど、今回のとはちと違うし、勿論名曲50選なんてものはなかった。音楽の授業開始とともに、先生がオープンデッキのスイッチをガシャッと入れるとクラッシック音楽が流れ出し、「この曲名と作曲者は?」。それに一番に手を挙げて答えるのが楽しかった当方であった。当てた後も、しばらくは音楽が流れていて、感想を尋ねられたり、ちょっとした解説があったりしていたと記憶する。その他の授業では、当てられないように、目立たないように、目立たないようにしていたクセにである。当時から変わり者?!この頃の当方、ラジカセと家に放置されていたアンサンブルステレオを家族の中で一人いじり回していて、これがオーディオの出発点だったのである。しかし、今、曲名と作曲者は?と問われれも、あのときみたいには答えられん・・・(-_-;)。
 
 当方が先生なら、「ソースはなんでもいい。学年が上がるまでに、曲も何でも良いから100曲聞いて、気に入った曲と何故気に入ったのか書いてこい。」とするな。

  10月8日   例の錯乱状態

 当方はよく錯乱状態に突入してしまうことがあるが、現在がそう。前回は、スペアナに頼りすぎて失敗したときだった。今回は、PB950+超ショートホーンと聞き比べていて、双方の良い点、欠点がわかってしまい、もう一寸良くしたいといじりはじめたところ、収拾がつかなくなってきた。ちなみに、ドライバをはずしてFE-208ES単独スルーでも鳴らしてみたが、本当に厳しい音がするのにビックリ。そしてこんな事までやってみた。強力ベリの1.5インチドライバだが、所詮は1.5インチであって、2インチの余裕みたいなところを再生することはできない。結論、ドライバを変えよう!なんてこたないマニアにありがちの選択だ。
 

  10月5日   2チャンネル

 某掲示板のことではない。当方のシステムのことだ。最近、映像とマルチチャンネルのほうに力を入れていたら、そこから別の視点が見えてきた。映像の方に手を入れるのは、次世代メディアがある程度決定するまでお休みだ。そのときは、先ず 1080pに対応する固定画素PJの導入。音は、次世代コンパチプレーヤに新企画のものが載っていれば買い。どうせ、4.0アナログダウンミックスにしかできないSP環境なのだが、元々の記録された音が現状のDVDより情報量が多ければそれなりの改善が期待できる。しかし、AACの出力をどう受けるのか。YAMAHA AD-100もいい加減古い。ならば、AACを受けられるマルチチャンネル出力を持つAVプリが必用になる。しかも2chの音も満足できて音質の好みも加味すると、多分VX-700・・・価格がな〜。次期機種の発表と共に、中古市場に出回ってくることに期待せざるをえないかな。写真は、philipsのフルコンパチプレーヤの試作器:BD-DVD-CD-SACD-P(http://www.phileweb.com/news/d-av/200510/04/13944.html)。
 
 それより、大量に保有しているCDはどうするのかが大問題。LPと同様に財産だし、今後もしばらくはCDが音の中心である可能性が大。そこで、ある意味我慢して使ってきたVRDS-25xs、なんとかしたいけれど、メーカーバージョンアップも、クロック改造した当方のものには向上にはならないのではないか。向上したとしても流石に時代遅れか。

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