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Diary


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  11月18日   ハウルの動く城
 以下、決して映画批評でも映像の分析でもなく、当方の感覚的なことをしたためる次第。何故か、多少の胡散臭さを感じていたせいか、店に予約をするのをつい忘れていた。だから、例の予約特典の1/24のフィルムみたいなやつも付いてこないし、ジブリはお値段も高めだし、ますます購入する気が失せてしまって、レンタルを待つつもりであった。しかし、当然人気があり、レンタルDVD は全部貸し出し中が続いている。そうなると、子供みたいな当方、時間が出来てみるとどうしても観たくなって、結局購入に走ってしまった。そういうわけで、今日も期待せずに観賞し始めた。
 
 観終えた今も、宮崎駿夫アニメで一番好きなのは、もしかしたら印象深いだけなのかも知れないが、ナウシカである。前作に比較すれば、映像はかなわないが、映画としては当方はより好きである。基本的にどんな形にせよハッピーエンドでないとダメな当方でも、この単なるハッピーエンド馬鹿に終わっていないところは気に入った。本当の自由を得ることは難しいし、勇気もいる。バリバリドッカンの映画は、アドレナリンの分泌を促しといて、その後の脱力感でストレスを解消するが、ハウルのような映画のほうが、むしろ明日も頑張ろうと思ったりする、それこそ単純馬鹿な当方であった。

  11月16日   振り返るには早いけど
 気がついたら今年も残すところ1ヶ月半しかない。実感としてはまだ半年ほど残している感じなのに、言い古されたことだけれど、歳を喰ってくると時間の流れが早くなるのは本当である。そこで、年頭に何と言ったのかちょっと振り返ってみたら、当方は全くの嘘つきだった。一時停泊できるような岸すら見えない大嵐の真っ直中だった!
 今ミッドハイとツイータに使用している SATRI AMP-5513Kと EQA-5630の完成は音的なものだったが、年始のわずかな期間にすぎなかった。その AMP-5513Kも、結局はマルチのマルチをやるためのアイテムとなったわけだし、その後はBD-HD100の導入によるHV映像化、「マルチのマルチ」かつディスクリートサラウンドへの挑戦、最後は未だ映像さえ出ない3管式PJへの挑戦と、全て映像関連に終始した感がある。自称音派の当方はどこへ行ってしまったんだろうか。だが、そうしてみて分かったことだが、映像を観賞するに於いても、決して音をないがしろには出来ないのだった。
 
 ただ懐かしさを求めるような映画は別としても、最近の映画、映像のクオリティが上がると、特に映像の「力」(訳の分からん表現だが、つい見入ってしまって引き込まれるような映像、とでも言っておこう。)が増してくると、TV並の音では全くつまらないのだ。大画面になれば、映像に引き込まれて音は気にならない、なんてデタラメだ。肌や深部感覚にまで襲ってくるような音〜音場が映像をさらに面白くする。また、音が真に迫ってくると映像の力をもっと求めたくなる・・・この悪(?)循環にはまってしまったのだ。その結果が「重厚長大・究極終末恐竜チラノザウルス的なマルチのマルチと9インチ管」なのかも。すでにこんな大層なことはやめにして、キッパリ純粋ホームシアターの方向へ進み始めた方々もいらっしゃる時代ではあるけれど、前述のやり方は今しかできないものなのだと思うので、しばらくはこの方向で頑張ってみたい。まだできるかどうかも分からないが、3年もてば良しとしよう。

  11月13日   小川典子さん
 長岡ファンならずともご存じ小川典子さん、たった今、熊本交響楽団40周年記念コンサートでベートベンの皇帝を演奏されたところだ。当方は最初 BISのクープランの墓で知ることになったピアニストだ。生の演奏は初めて拝聴した。かぶりつきに近い数メートルの距離で、手の見えない若干右方向から見上げるような視聴だった。余計なことだが、小川さんの左肩越しに、第一Vnの家内の顔が見えた。「ちゃんと弾いとるじゃないか。」その場所の影響の方が大きいのかもしれないが、CDで聞くよりもスリムでクリアーな演奏だった。久し振りの演奏会、やはりCD聞くより緊張感があって良いが、視聴位置が自由にならないのがいかん。
 これで終わっちゃほんとタダの日記なのでエピソード一つ。小川さん、本来明るい方なのかもしれないが、それにしても笑顔がいなぁと思った。熊本交響楽団はアマチュアだということで来てみたら、「うまいですね!」と、ゲネプロでも本番終了後もお褒めの言葉をいただいたそうな。気分良く演奏していらっしゃったのだろう。どうりで笑顔だったわけだ。誉められたから言うわけでもないが、颯爽として見た目も演奏もカッコイイピアニストだった。

  11月12日   ドツボ

 致命傷であった。昨日、SONY業務用機器修理部に問い合わせたところ、1292QJのリキッドカップリングはCRTと一体になっており、CRT交換以外に方法はないというのだ。ウウッ(-_-;)。恐る恐るお値段と在庫を確認すると、CRT一本17万円、しかも在庫なし!(゜_゜;)・・・どうすりゃいいんだ。無理矢理捜してくれるように頼むと、1〜3ヶ月かかるという。あれ?時間はかかるが物はあるの?在庫無しってどういう意味?と思ったけれど、そこは藁にもすがる心境だったので、つっこめなかった。しかも、CRT交換は流石に素人じゃ無理。普通はSONYの専門の修理屋さんが出張修理および調整となるのだが、旅費を含めば10万円超。合計50万円もかかる計算になる!!これを称して「ドツボ」という。予言するかのごとく、どなたか掲示板で囁いていたな。
 一方、ラックが予想に反して超スピーディに出来上がってきた。なんと再発注からわずか18時間!プロだ。しかし、今のところ無用の長物、邪魔者でしかない・・・(^▽^ケケケ、薄気味悪い笑いがでてしまう当方であった。

  11月11日   宇宙戦争
 今日は手詰まり。DVDでも観るかと、あまり期待せずに宇宙戦争を・・・。お約束で、映像やストーリについては言及しない。しかし、音は凄い!バシッ・ズゴッ・ドッシン・バ〜ン・・・稲妻が遙か上空から一瞬に落ちてくる音は激烈、トライポッドの出現では地面が、実際に「あーく」の床が揺れる。破壊光線やジェット戦闘機の爆音は縦横無尽に飛び回り、大砲の発射・爆裂も凄まじい。「あーく」史上一の高音質サラウンド映画だ!! 実はまだ観賞途中、余りに凄すぎて疲れて一時小休止の間にこれを書いているのだった。
P.S. 観賞終了。あ〜つかれた。

  11月10日   喜びはつかの間

 現在まで、VPH-1292QJのインストールの準備や点検をしている真っ最中である。そうすると、だんだん分かってきた。一筋縄ではいかぬ事が・・・。先ず、リモコンがないので、メーカー在庫を確認の上、発注したら、本体リモコンが送ってきた(-_-;)。次に、RGB標準入力ボードが付いていなかった。これは、丁度オークションに出ていて、安く入手できた。しかも、比較的簡単に入手できた英文マニュアルでは深い理解は不可能なところ、同一オークションで日本語マニュアルサービス付きということで、これも解決!そして、9インチ管禁断の床置きに挑戦するためのラック。これは、床にコンセントがあったり、配線の問題があったり、高さの問題があったりで、設計したら複雑な形状になってしまった。そこで、家を作ってくれた業者に製作依頼。予定より早く本日入荷、、、アッ!24mm合板2枚重ねのはずが単板だ。確かに2枚重ねと文字では書いていなかったが、2枚を表す「線」は書いていたし、寸法を見れば分かりそうなものである。普通の家具屋さんは2枚重ねなんて夢にも思わないのだろうな。よって作り直し。
 最後に、一番気になっていたRとGのCRTの汚れだ。マニアたちの援護を待てず、ついに自分で分解し始めた。内部は使っていたのだろうか、と思うほどに綺麗で、電源の入るディストリビュータみたいなところがすすけているだけ。お掃除なんて楽勝さ!しかし、使われている部品を見ていると、特殊な物ばかりで、めったやたら大量生産するものではなし、やはり高額になるのも無理はないなと思った。
 さて、R管のレンズを外してみたら、、、(。ヘ°)ハニャ。汚れではなかったのだ。よ〜く勉強してみたら、リキッドカップリングの外側の熱溶解(?)だったのだ。取り換える以外に方法はない。こんなもの、今、部品があるのか?無ければ致命的である。・・・困った。どなたかリキッドカップリングを2個、またはジャンクの1292でもいいから、安くゆずってくだされ〜!!m(_ _)m

  11月5日   届いたど〜

 VPH-1292QJが届いた。駐車場で一旦おろされ、そこで初めて1292に出会ったわけだが、第1印象は「デカイ」である。運送屋さんは四苦八苦して「あーく」内まで運び入れていた。玄関は両開きドアだが、「あーく」に入る防音ドアの幅はとても1292が通るものではない。縦に起こして運び入れる、と言えば簡単そうだが、何せ重いのだ。お疲れ様でした!そう、当方は全く関与していないのだった。
 とりあえず床の空きスペースにドッカリと置いてもらったら本当にデカイ。外観は意外にもきれいで、何カ所かこすった跡はあれど、気になるようなキズはなし。目視ではレンズのキズもなし。リモコンパネルや入力パネルの汚れも大したことはない。そして、おそるおそる本体電源On。あれっ?光らんぞ!よーく見たらスタンバイだった。もう一度本体リモコンの電源On、光った!あたりまえだ。同時にファンの音が静音電気掃除機並である(-_-;)。しかし、もうここで感動している当方である。
 さてと、これから幾つかの点検をして、、、あぁ、先は長い。

  11月4日   スパーハイビジョン

 1080pでウハウハ言ってる当方には驚くべき事だ。NHK放送技術研究所は、世界初のスーパーハイビジョン生中継実験を行ったようだ。鴨川シーワールドで撮影したスーパーハイビジョン映像を、4箇所の中継所に光増幅器を設置して、約260km離れた世田谷のNHK技研に非圧縮で伝送、生中継。解像度は驚異の7680×4320ドット、音声は22.2ch。HD-SDI信号は1波あたり1.485Gbps、16波で約24Gbpsの伝送を実現。
(写真は http://www.phileweb.com/news/d-av/200511/02/14177.html より拝借)
 
 スタックのPJから450インチスクリーンに映し出された映像、この写真では如何ほどの映像なのかは分からないが、エポックメーキングな話しだし、興味は尽きない。でも考えてみたら、今やHV映像、民生用ビデオカメラで採って家で観れる時代なんだよな。但し、スーパーハイビジョンの実用は20年後をめざしているらしく、残念ながら当方の次の世代であるな。
 

  11月3日   EW&Fはクラシック?!

 音ネタ。EARTH,WIND & FIRE の MILLENIUM というCD。E,W&Fは太陽神からのファンなのだが、このアルバムが出る頃はオーディオどころではなかった次期だったからか、何故か購入していなかった。2ヶ月ほど前、ふらりとツタヤに入って、めったに行かないCDコーナーをうろついていると、中古の棚に\500で「買ってくれ」とばかりにジャケットを見せびらかしていた。これはお持ち帰りしなければイケナイと、レジに直行。仕事明けの汚いツラで、Tシャツにジャージ、しかもEW&Fの中古を一枚だけ、変なオジサンである。でも、全然全く恥ずかしくないところが、本当にオジサン。
 
 そう言えば、ドラムラインというブラバンの映画を最近観たが、その中で「E,W&Fの曲はクラシックでカッコ悪くて演奏したくない!」というくだりが出てくる。つい「ハアッ〜!?」と口をついて出てきた。当方の感覚、もう時代遅れも良いとこなのである。
 
 その後しばらくほったらかし。しかしだ。2450J を導入してからというもの、これが今の「あーく」では抜群に良く鳴るのだ。リズムやメロディも当方の世代の物だし、音はオーディオ的快感に十分に浸れる。むしろ、低域はちょっと抑制が効きすぎの感あり。もう少しフワッとした量感を出すとたまらんだろうな。調整、調整・・・。ナニ?こんなCDで調整したらイカンとな?いいんでしゅ。

  11月1日   1080pメーカーバージョンアップ
 DENON もやってくれるじゃないか。DVD-A1XVAの発売を機に、DVD-A1XVの1080P出力対応の有償アップグレードサービスを11月10日より受け付けるらしい。DVD-A1XV、初めからそのつもりでチップに余裕のある物を使っておいて、見切り発売したのだとすればちょっと何だが、良い方に考えよう。(http://denon.jp/company/release/dvda1xv_upgrade.html)
 
 いよいよ 1080pの時代到来。こうなってくると、今更 1080pスケーラーをわざわざ購入しなくてもいいような気にもなるが、そこはやはり外付けの専用機、質が違うのだろう。
 
 VPH-1292QJ、5日到着ということになった。精密機械扱いで融通が利かない。RGB-ボード、リモコン等の手配も済んで、あとは設置台をどうするかである。PJラックだと、その下か上にプリアンプを置くことになるのだろうが、PJの振動がプリアンプに伝わるのが気になっている。床に10cmくらいのスペーサーみたいな脚を置いて、その上に設置したいのだが、これで映し出せるのだろうか?投射距離やあおり角度など、まだ1292QJの諸元を性格に把握できていないのだった。

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