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Diary


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  4月30日   当サイト5年目
 早いもので、方舟型AVルーム「あーく」進水、5年目に突入した。その間、数々の失敗をしでかした当方にもかかわらず、信じられないアクセス数に達し、皆様には心より感謝する次第である。それどころか、沢山の方々から貴重な情報をお寄せいただいたり、助け船を出していただいたりと、ネットに繋いでいなかったらこんな経験はできなかっただろう事ばかりである。お陰様で、当方としてはそれなりに楽しめるシステムになってきたが、まだまだこれでよしとはいかない。
 
 オーディオにおいて最大のポイントはSPだと思う。今後その変更があるかと言うと、それでは進化しないよと仰る方もいらっしゃるだろうけれど、当分はネッシーを中心としたシステム作りに変わりはない。バランスのいいメーカー製の力の入った立派なSPシステムもいいし、大型マルチSPシステムの奏でる音にも魔力がある。また自作でしか得られない特異なSP、特に長岡式バックロードのような独特な世界もある。では何故ネッシーなのか。強力とは言えども、相変わらずの既存の方式の20cmフルレンジSPを使ったシステム。しかし、逆説的だがネッシーほどフレキシビリティに富んだSPもめったにないのではないだろうか。元々VAフロントSPとしての設計が故、非常識な全高や強力フルレンジの使いにくさも併せ持つが、ピュアオーディオ用としても、VAマルチSPとしてもこなせる要素を持っている。ただ「あーく」ぐらいの部屋の容積があると、20cm×2+38cm×2くらいあった方がいいような気もしてきており、これはまんま「くずてつ船長のシステム」だった。お会いしたこともなければ、実際に拝聴したこともないのに、失礼な言動だったらお許し頂きたいが、多分、そこまで予想のもとに計画なされたのだろう。本能的な勘だとすればなおさら凄い。さらには、当方がそう感じるくらいなのだから、くずてつ船長が3発のスーパーネッシーを計画されるのもわかる気がする。でも、当方がその猿まねをしたところで、うまく使いこなすことはできないだろう。単発オリジナルネッシーでも、飼い主によって様々な音を出しているようだし、このまま行けるところまで行ってみたい。

  4月28日   V880 Down
 momitsu V880の調子が悪い。読み取り不良と思われる音飛びと映像の途切れがしょっちゅう出るようになってきて、映画を集中してみられない。ダメ元でクリーナーをかけてみたがやっぱりダメ。元々音はちょっと問題有りだし、元手を考えると修理するのもどうかと思うくらいの機械、ドライブのみPC用のものに交換するか。でも回路の問題なのだったらドツボだ。それともこの際は専用機、いや複合機を導入するか、はたまたHTPCに挑戦するかと、とても迷っている。方針が決まるまではBD-HD100の DVD機能を使っておこう。切替も一個減るというものだ。

  4月26日   考え中
 大分から帰ってきて、機器達の電源をオンにしたはいいが、どうにも視聴を始められない。あんな物を見せられた後に「あーく」の画は、、、ちょっとだけ怖い物見たさで見てみたのだが、やはり「おー、こわっ。」 音はともかくとして、画は、、、まずいなぁ。

  4月22日   オフ会にお出かけ
 家内の用事にかこつけて、本当に久し振りに泊まりがけで出かけられることになった。高々一泊二日だが、当方にとっては貴重なフリーの時間なのだ。当地熊本では、当方の仕事がらみの集会があるのだが、この際はPパスさせていただく。で、どこに行くかというと大分だ。そう、一般家庭にG90を入れてしまった方が二人もいらっしゃる所だ。もう楽しみで仕方がない。

  4月21日   テクニクスが・・・
 あるオーディオショップ話しをしていたところ、ひょっとえらいことを耳にした。テクニクス・ブランドがパナソニックに傘下に入り、いずれなくなってしまうというものだった。それに伴い、技術者の流出が始まっているらしい。当方のSP-10mk3を修理していただいた方もすでに退職されたという。何という悲しい話。
 
 先程、同社のHPを覗いたら、テクニクスはパナソニックの中に統合されてしまっており、殆どの製品が製造終了になっていた。ブランドが変わっても、オーディオマニアライクな製品を輩出していただければいいのだが、もう望めないのかも知れない。

  4月20日   アナログ的安心感
 昨日DTC-7.1は帰って行ってしまった。音も筐体も使用方法の複雑さにおいても存在感の大きな奴であった。もう少し使ってみたかった。
 
 DTC-7.1 は、現システムに比べたら当然接続は単純。大変複雑面倒なな設定も、一度決まってしまえばあとはただリモコンでプチッとな。しかし、元のシステムに戻してみると、そこには安心感という不思議な物があった。切替も接続も、別の意味で複雑面倒なものがあるが、そこに見えているものをいじるだけなのである。どこにどう繋がって、どんな音が出てくるのか見て分かることが、当方にとってはとても分かりやすいのだ。勿論、ブラックボックスの中身はデジタル回路、接続もデジタル接続が沢山あるけれど、繋ぐ行為はアナログである。
 
 携帯電話のキーみたいなボタンの重複した機能設定ではなく、もっとアナログ的な順番、どうせブラックボックスならもっと推し進めて究極のデジタルになって欲しい。条件ボタンが整然と並んでいて、入力端子1を選んでプチッ→DVD のボタンをプチッ→サラウンドをプチッ→ダウンミックスをプチッ→4chをプチッ→アナログアウトプをチッ→ボリュウム・パスをプチッ・・・音量設定が必要な場合はボリュウムノブを回して設定、、、これで設定終わり、てな感じ。または、PCのワープロみたいに条件をランダムにEnterをくりかえしたら自動的に設定されるような、、、そんなこと考えてるのは当方だけかな。

  4月17日   サラウンド その4

 インテグラリサーチ(ONKYO)からRDC-7.1を借り出すことができた。サウンドシティの二子石社長のおかげである。と、そこまではよかったのだが、当方の体調がいかん。えらく風邪が長引くと思っていたら違うようである。元々タコ耳である上に、アレルギーか副鼻腔炎か、はたまた両方かかえこんでしまったか、鼻・耳・喉が絶不調。Fレンジ、Dレンジは狭くなり、位相が狂ってるみたいに聞こえたりするし、集中力も半減。
 
 でも、貸出期限は今日までなので、夕べ設置してみた。大きな筐体は実測重量22.5kg、前・上・両横は今では珍しいシルバーの造形のある分厚いアルミ板だが、見かけと違って叩けばベンベンいう。フロント中央には高さ9.5cm、直径10.5cmのばかでかいトランスが位置する。フロントパネル下のカバーはゆっくりとした電動開閉。前後のパネルさえ見なければ、100w級のパワーアンプだと言われても疑わないだろう。紫色に輝くケース入りAPOGEE社製ロー・ジッター・クロック・システムは目を引く。コンデンサーの類にはわざわざ制振シートが貼ってあるのは視聴機のみのことであろうか。何にしろ確かに50万円の機械だ。
 
 ところが、問題は思わぬところにあった。困った事に、出力設定をしようとオンスリーン設定画面を呼び出そうにも、しどうしても映像が出てこないのである。当方の少ない頭で考えつくことは全部やってみたがダメ。タダでさえメチャメチャ多機能である上に、マニュアルも抜粋したコピーだし、土日でメーカーに連絡もできない。仕方がないのでセンター抜きで・・・(=_=)。デジタル入力のDTSは全くセリフが抜け落ちてしまい、苦行の様な視聴になった。こんな状況ではコメントしてはならないのであろうけれど、感じたことから推測の域を脱しないという条件付きであえて一言。やはり、momitsu内部やSH-AC50Dでデコードするより数段S/Nが良く、クリアで質も良い音が出る。特にサラウンドSPがそうだ。所詮、圧縮された音声だからと期待をしていなかったのだが、例えが適切でないかも知れないが、この違いはMDとCDの差より大きい。アナログダウンミックスで比較できたらと後悔しきり。
 それにしても、この切替・設定のわけのわからんこと。携帯電話の小さなキーを目にもとまらぬ早さでピコピコやって、デコメールだとかやってる世代なら簡単なことかもしれないが、PCで育っていないアナログ人間には、特にこのリモコン操作は奇々怪々だ。もっと、どの端子に繋いだ機械をどの様にコントロールするのか、といった考え方で設定できるようにならないもんだろうか。インストラクターが欲しい!!この辺はかつてのC-AX10の方が遙かに分かりやすかった。これ、更にオプションまで入れて50万円を掛ける気にさせてくれるかな?当方が時代遅れなだけのか?
 
 結論(??)。映画は、映像も音声も、どこにポイントになるDAC(DSP)を配置するのか、これが最大のポイントかもしれない。
 P.S.@ デビルマン、スチームボーイ、エイリアンとプレデター、、、コメントなし。
 P.S.A momitsu V880、音声の途切れに始まって、映像も途切れる様になってきた。また出費か・・・(-_-;)。

  4月14日   切り替え その2

 BD-HD100の光音声出力からは、AAC・PCM・DD(S)・DTSが出る。これを、コードを差し替えることなくAAC(PCM)デコーダ AD-100とDD(S)/DTSデコーダ SH-AC500Dの両方に入力できればいいなあ、と当然のことながら思うわけである。しかも、DVD-Pは momitsu V880を使いたいので、この音声出力もSH-AC500Dを通したい。そして、AD-100とSH-AC500Dの5.1アナログ出力をCX-260に入れて切り替えるのだ。
 さて、この接続が実現されるには、重要な切替ポイントが出てくる。DV-HD100の音声出力を AD-100とSH-AC500Dに分けなければならないことだ。これが悩みの種であった。光出力分配器・・・こんなものを通したら光信号の減衰も甚だしいのではないだろうかと。そこでネットで調べていたら、以前御世話になったホリゾンテック(http://www.horizontec.biz/)という光ケーブルをオーダーメイドできる会社のネット販売で、良い物を見つけた。AOS-42TR アクティブ光デジタルセレクターだ。単なるパッシブのスプリッターではなく、しかもリモコン付き!
 
 これで一挙に解決した。タコ耳のい当方には音質劣化も感じられない。いちいちコードを7本も差し替えることに比べれば、切替リモコンの増えることくらいは仕方がない・・・?

  4月11日   サラウンド その3
 SH-AC500D、便利だ。これで AACまで入ってたらなぁ。音質については正直言ってわからん。DDより DTSのほうが明瞭な感じがするのは同じだが、ディレイが調整できないのが難点。サラウンドSPの高域にシャラシャラした感じが付きまとうのは相変わらず。この一点だけが何とかなれば、部屋の容量に物言わせてるだけだが、映画はこれで十分楽しめる。もっとも、今度オフ会に出かけていって聴かせていただく機会に遭遇したら、何て言い出すか分からなけれど。
 
 しかし、この歳になってアレルギーになったらしい。当方も含め、子供達もゴホゴホいっているし、どうも今回の風邪は異常に長引くと思っていたら、子供のかかっている小児科の先生が「季節的なものでしょう・・・。」と。つまりは花粉症だったのだ。今年はスギ花粉が過去最悪の状況だというが、普段アレルギーはそれ程でもない当方も勝てなかったのであろう。おかげで、視聴に支障を来している。たまらん!

  4月9日   サラウンド その2
 やはり、映画はサラウンドに限る。「あーく」では9.1や7.1どころか、5.1すら試していないが、4.0ダウンミックスで十分すぎるほど音は回り、スピーカ・マトリックスとは全く比較にならない。前回の重複となるけれど、マトリックスは真後ろに定位することは多くないし、耳より後ろの音場はボヤッとしているので、自然と言えば自然な感じ。しかし、映画の面白さを強調するならサラウンドだ。
 
 その後、まだ DVDは10タイトルくらいしか視聴できていない。それもDDSとDTSの比較は両方入っているソフトばかりではないし、メーカーも発売時期も異なり、しかも古いデコーダでの視聴なので、両者の比較は時期尚早の勧があるが、印象としてはDTSの方がよりフラットかつ周波数レンジが広く、よりHi-Fi(って言うのかな?)な感じ。DDSの方が低域が強調されやすく、むしろ通常の映画ではこちらの方が合ってるかも。
 近く、NEBUさんから出力段改造済のSH-AC500Dをお借りする予定なので、そうすると同一の機械でDDSとDTSを簡単に切り替えられるようになる。そのまま居座る可能性大か。

  4月8日   バイブル二冊

 旧約聖書と新約聖書のことではない。長岡教信者にとっては、「オーディオA級ライセンス」と「長岡鉄男のスーパーAVホームシアターをつくる」の2冊は、キリスト教の聖書と同じようなものかも知れない。
 
 今更、いや今だからもう一度読んでみたくなった。すると、「ほえ〜そうだったのか。」といったことの多いこと多いこと。やっと書いてある内容が多少理解できるようになってきたみたいだ。分かっていたつもりでも、「つもり」に過ぎなかった事が幾つも出てくる。特にスーパーAVの方にその傾向が強い。今疑問に思っていること、ナルホドと思うところも沢山ある。尤も、この本を参考にして「あーく」を造ったのだから当然と言えば当然だ。例えば P.196の視聴ポイントの部分では、SP軸上正面・インチ数の2倍の距離の3角形の頂点・・・といった記載がある。また、P.221〜222にはVとAのバランスについての公式を挙げられており、「・・・120インチなら 240w、47cm」という記されている。ここも読んだはずなのに、全く当方の頭脳PCのメモリーからは消え去っていて、ただ都合や体験だけで決まってしまったのだが、偶然「あーく」もそうなっていた。そして、そうなのかな、と安心したりしているおかしな自分がいる(合致している所だけあげつらってもしょうがないけれど)。
 
 兎に角、少々悩み気味にあるところに読み直してみると、再確認することが多く、また、長岡先生が1988年当時にある意味予測されていたことの的中率の高さに、ご存命であればどのようなシステムを構築されることであろうかと、本当に尋ねてみたい気持ちでいっぱいになった。

  4月6日   サラウンド二刀流
 世間では、AVまたはVAの5.1は当たり前。今やデジタルAVアンプの登場で、7.1更には9.1を容易にできる時代となり、その音場というか移動感に驚嘆の声が上がり始めている。そんな時に、当方はやっと4.0ダウンミックスに挑戦。もちろん、当方なりの屁理屈はあるのだが、要は結果の音である。
 
 さて、「あーく」はどうなっているのか。
 一端、プリアンプはSATRI AMP-5410からCX-260に置き換えて、BS(BD)と DVDの音声は5.1アナログ入力、4.0アナログダウンミックスする。フロントは二股コードで分けて、一方をDCX2486osでディバイディングした後、SATRI AMP-5511mk2とK2に入れ、それぞれネッシーと大悟郎を鳴らす。もう一方はSATRI AMP-5513Kに繋いでED-915を鳴らす。サラウンド出力はそこにあるHMA-9500mk2/i に入れて、置き去りだったレア(FE-168ES換装)を引っ張り出してきて鳴らす。
 LPとCD(SACD-2ch)は通常のRCA-2ch入力、出力はCX-260の切り替えスイッチ一つで2chにでき、ネッシーと大悟郎を鳴らす。しかも、リアカノンはバナナプラグで AMP-5511mk2に繋いであるので、抜き差しするだけで、マトリックスも2chもすぐに切り替えられる。
 ・・・といったサラウンド・マトリックス二刀流結線にしてみた。
 それで音は。CX-260がSATRI AMP-5410に比べて少々明るく上下がおとなしい。これが全体を支配してくる。CX-260には外部プリアンプ端子があるので、これにAMP-5410を繋げば、少なくとも2chの方だけは解決できそうに思われるだろうが、SATRI AMPには SATRI Linkという特殊な電流伝送接続ができるところに大きな意味があるわけで、間にCX-260が入るとこれは不可能となってしまうのだ。複雑にするよりこのままの方がいいのではないか、と今は考えているが、いつ豹変するやも知れない。
 サラウンドは圧巻。あくまで当方の経験の中での話しではある。マトリックスでは何となく頭の後ろ上方からスクリーンに向かって焦点が絞られながら移動していった零戦も、DDS なら後ろから来ていることがハッキリ分かる。ただ、まだ調整が未熟なためか、サラウンドSPの位置がわかってしまい、移動感が不自然に感じる事がある。しかし、日常実生活ではこれほどハッキリした後方の音像定位はあり得ない。そういった意味では、マトリックスはより自然かもしれないし、サラウンドは映画ならではの楽しみといえるかもしれない。
 どっかにいらなくなったモアないかなぁ・・・。

  4月2日   多すぎる機器
 今日は、恥ずかしすぎて写真は掲載できない。増えるわ増えるわ!「マルチ駆動によるVA」始めたら機器と配線の多さに辟易。でも、どれもはずせない物ばかり。見栄えはもともと気にしていないが、それにしても設置と配線がメチャクチャな状態である。どうしたらいいのかはたと困っている。だって、「あーく」にはラックといえる物がないのだ。それと、あちこちでインジケータやディスプレイがチカチカ・ピカピカ、しかも結構明るい。点灯していないと困る物もあるけれど、じゃまくさいといったらありゃしない。
 
 それと同時に増えるのがリモコン・・・。床も椅子の上も、そこらじゅうが物でグッチャグチャなので、いつもどこにあるのか捜すのに苦労する。どうしても見つからなくて、「あーく」の中で一人怒り出したりしていることもある。だから、普段から片付けておけばいいのに。学習リモコンにまとめる方々がいらっしゃるが、そのリモコンの使い方を当方が学習できない!(*_*)
 
 オプションボードで差し替え式(つまりバージョンアップ可能)のDDS・DTS・AAC・PCMのデコーダと、同じくアナログ・デジタル共に 1080pまで対応のスケーラを備え、デジタル(HDCP対応)・アナログ(2ch及び6ch)入出力を持つ単体デーコダ・スケーラ・セレクタ、価格は30万円強 限定300台・・・なんてどこかのメーカーやらないかなぁ。

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