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ALBUM

AT-OC9/VLTD
AT-OC9/VLTD

2012年秋、ハイC/Pで硬派のOC9/Vのチタンベース限定バージョン、久々に辛口アイテム。オリジナルより3割増しのお値段。
 OC9/Vで相性の良かったPH-L1000と、スペシャル・ジュラルミン製指掛けにチタンビス、テクニカのお安いリード線で組んでみた。見たまんまの音で、OC9/Vの低域のガッツはそのままに、更に引き締まってスリム。素っ気なかった中高域はやや載った感じになっている。バランスだけで言うとオリジナルの方がが良いかもだが、使いこなし次第か。
 
 限定品につき、メーカーに質問してみた。
@針交換の期限はどうなっているのか?
A貴社のカートリッジは針交換の際、上位の金額を支払えばグレードアップ交換ができるが、オリジナルOC9/Vから針交換でOC9/VLTDに交換できるのか?
以下返答
“針交換はいつまで保証されているのでしょうか”に関しまして、針交換用として弊社規定に基づき在庫の確保がございますが、AT-OC9/3LTDは限定品で生産完了となっていることもあり、恐れ入りますが同製品への針交換対応期間ということに関しましてはお答え出来かねる状況でございます。
 また、“グレードアップサービス”こちらに関します現在のご対応内容ですが、お客様お手元の弊社MCカートリッジ
と交換を条件に弊社現行MCカートリッジよりお選びいただき、それぞれ設けた針交換価格にてお求めいただけます。ただAT-OC9/3LTDは限定品のため対象外となり、同製品からの針交換のみ承っております。
 
 で、やはり「あーく」では出番がないかも。
 
2024.09
当方がくも膜下出血から復帰してオーディオを再開するに当たり、ダウンサイジングというか断捨離というか「終活」をはじめた。そこで先ずは機器の整理から。気がつけばこんなに沢山LPレーヤーがあってどうするんだ。使うのは一台で、故障の際の控え、かつ、準備や比較でもう一台、別室のサブシステム、合わせて3台で充分である。そこで、10年ほど前に、とんぼさんから無償貸与されたLoD TU-1000×2が完全に浮いてしまうのである。ダイレクトドライブの中で、極めてS/Nの高いプレーヤーシステムで、腐らせておくのは極めて勿体ない。そこで、とんぼさんを焚き付けて、アナログ再開して頂くことを考えた。というわけで、先日、元の鞘に帰って行ったTU-1000。とんぼさん、現在はカートリッジもお持ちでないとのことだったので、これをチタンシェルAT-Ti15ANVに付けてお渡しした。使って頂ければありがたい。
 
 

AT-ART1000
AT-ART1000

2017年10月、久々に清水の舞台から飛び降りる覚悟で、展示試聴品(2016年7月に試聴した物)を購入。カートリッジ一個で50万円を超える代物である。シリアルナンバー21、適正針圧:2.1g。
 
 素晴らしい音質であることは確かだが、例のMC-L1000を全ての点で上回るとまではいかない。自重が重い方で、ネジ穴が長く、その分長いビスが必要で、しかもねじ頭が入る部分が狭い。ネジによっては頭が入らない物がある。チタンネジもネジ頭が入らなかったので、削って装着した。未だ設定は定まっていない。
 
2023.01.10
MC-F1000 の導入に当たって、こちらも比較しながら使いこなしのポイントを探っている。で、繊細さを求めて選択したFidelix のセラミックシェルでは、むしろこじんまりした感じになって、このカートリッジに期待する方向とは違う。この軽くない振動系を受け止めようと、V24Cさんの特製炭化ケイ素シェルに、Fidelix の密着スリーブ、AT1603をを組み合わせてみると、元気は出てきたけど、予想外に中音域中心で、低域の量感が抑えられ過ぎて細マッチョみたいな感じで、見てくれと違う。

MC-F1000 その1
MC-F1000 その1

2022.12.31 午前9時、Fidelix から直接届いた。いろいろあって、「物」が先で取説も保証書もまだ届いていない。
 
 初めから純正シェルに取り付けてある。コレで調整してありますってことかな。カバーは金属製で、L字の切れ込みが有り、丁度本体の小さなネジ頭がここに引っかかるようになっていて、簡単には落っこちない。こんな確実な針カバーは初めて。
 
 リード線はどんな物なのか、公の表記もないし、まだ訊ねたことがもないので分からない。
 
2023.08 リード線の素性が判明。線材はアニール処理PCOCCとのこと。Fidelix に隙はなさそうである!
 
2024.09 FidelixのPCOCCAニッケルクラッドレス金メッキリード線には型番が公表されていない。オーディオテクニカのPCOCCのAT-6101(旧型)との比較では、音の傾向は似ていて、音が団子にならず、低域が締まって中高域の切れ味が良い。Fidelixの方が音の表面が艶やかで品が良い感じ、比べればテクニカは、更に力強い低域であるが太くなることはなく、中高域も更に切れ味鋭く、ややもすると荒っぽい所も感じられるので、そうならないように丁寧に組み込まねばならない。

MC-F1000 その2
MC-F1000 その2

ここからの眺めがかっこいい。

MC-F1000 その3
MC-F1000 その3

これ、きっと手作りなんですよね。いかにも歩留まり悪そう。アルミパイプカンチレバーは太め、ギャップはAT-ART1000より狭く、MC-L1000 より僅かに広いか?。コイルは芸術品、よくこんな物が作れたものである。

MC-F1000 その4
MC-F1000 その4

2023/08/09
 (株)セミコムさんに特注していた、Fidelix MITCHAKUセラミックシェルの、炭化ケイ素製交換プレートが届いた。PH-L1000と同じ材質で、オリジナルのセラミックプレートより短く、幅は僅かに広く、切れ込みはない。厚みは3mm丁度。指掛けも見附工業さん特注の硬質ジュラルミン製。リード線はaudiotechnica AT6101(旧型)。
 
 オーバーシュート気味な性格の当方の感想であるから、適当に聞いておいてほしいが、とてもLPカートリッジとは思えない音を発する。というかコレがLPの音なのであろう。

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Last updated: 2024/10/3

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