漂流日誌 2025年

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DIARY

目の前のことを噛みしめながら過ごしたいと
考えるようになりました。
このHPもあと何年続けられるか分かりませんが、
日々、感じたことを書き留めていこうと思います。
Friday, 28 November,2025
黄色い「あーく」はもうない・・・

「あーく」は建築以来25年目に入ろうとしている。建物そのものは熊本地震にもびくともしなかったが、流石に経年でトイレやインターホンが壊れたり、あちこちに雨漏りしたりと、生活に支障を来すようになってきた。昨年当方が生還して、もしかすると今後あと20年くらいここで生活することになるとすると、今のうちに改修の手を入れておこうということになった。
 
上段左:本年1月、上段右:本年6月上旬、下段左:本年6月下旬、下段右が11月現在である。「あーく」のある自宅の横の仕事場であった5階建てビルは取り壊され、自宅はトレードマークの黄色から茶系ベージュ色に塗り替えられ、かつ自宅前に2階建ての施設が建てられたことで、「あーく」は正面から見ることが出来なくなった。
 
自分の家だから当然ではあるが、まるで当方の人生そのもののような感じでもあるな。
Sunday, 16 November,2025
はい、やりましたよ。。。
おかげで、サテライトアンプ、3個も断線させてしまって、1個だけは自力で修理した。シェルは、特殊シェルは1個しかなく、脱着だけで死にそうになるし、サテライトアンプを本当に壊してしまうことになりかねないので、複数あるMICHAKUシェルとYAMAHA HA-3純正サテライトアンプにMC-L1000、MC-1000/TS、MC-F1000を組んで試聴した。MC-F1000だけはFidelix のサテライトアンプである。YAMAHAのサテライトアンプに交換する勇気は無い。多分、大きな差は無いと思う。
 
「あーく」の環境では、炭化ケイ素セラミックシェルは引き締まりすぎる傾向があり、MICHAKUシェルの方がバランスが良く、特にMC-F1000とは相性がいい。MC-L1000/TSもMICHAKUシェルの方がバランスが良く、針圧によって結構印象が変わる。最初、MC-L1000の推奨新圧より軽い1.25gで試聴したが、なんとも軽い低域でSATENのM-117シリーズを思い出した。針圧を重くしてゆくと、1.8gでは低域は力強くなるがスクラッチノイズが増える。1.6gで良い感じになった。このときの音は、MC-L1000の個体差ぐらいの感じだ。中高域の独特のガラス質の艶は有るが、オリジナルL1000より少ない。低域の塊感は僅かにオリジナルより軽いかも。まだできあがったばかりなので、今後のバーンインで変わる可能性がある。
 
MC-F1000は、ややドライで切れが良く、かつのびのびとした実に気持ちの良い音を提供してくれて、演奏しているところの熱気までも感じられそうな質感がある。
 
ああつかれた・・・・・
 
<追 記>
そうなると、もう一つあるよね。YAMHA HA-2、同HA-3、そしてFidelix SATALLITEの比較試聴だ。ただ、機械が古いからなぁ〜
Saturday, 15 November,2025
・・・困った
MC-L1000、MC-L1000/TS、MC-F1000、とりあえず、今のところMC-F1000に軍配を上げる。当方としては本当に文句がない音が出る。しかし、音質の比較についての感想を書いても良いのだろうか?と悩み出した。最初はそれぞれのカートリッジの特徴と思っていたのだが、はたと思いついたのは、サテライトアンプのFETの音質の違いということはないのか?・・・ え〜?!サテライトアンプの音質比較するの?やりたくね〜!!
Tuesday, 11 November,2025
究極のオール・スペシャル・アイテム

趣味のオーディオの行き着いた先」に行き着いた。何のことかと言えば、アナログ再生に於いて、30年間、懸案の(?)MC-L1000後継機問題だ。この4〜5年ほど、いくつかの選択肢が出てはきている。例えば、SATELLITEでMC-L1000とMC-F1000を聞けば、MC-F1000は遂にL1000を超えて新たな境地に立っていると言えると思う。当方のLP再生は、これをもって「上がり」とし、今後はA級外盤を楽しむ事にしたことを報告したが、MC-L1000も独特の輝きと繊細さがあり、LPによってはジャストフィットする場合があるのも事実。とっておいても使わにゃ宝の持ち腐れ、壊れるまで使いたおしたい。
 
もう一つ、マニアックな方であればすでにご存じであろう。Fidelix をこよなく愛し、独特の経験的知見と器用な手先で、カートリッジを修復したり、トーンアームやLPプレーヤーまで作ってしまう方がいる。しかもこの方、とうとう断線したMC-L1000の修理方法を確立され、昨年の当方の発病する前からご相談を受けて頂いていた。マイクロプリントコイルの代わりに、Fidelix MC-F1000のコイルを移植、更にはへたったダンパーもMC-F1000のダンパーに交換するというもの。これを実体顕微鏡下でやってしまうのもとんでもなく凄いのだが、Fidelix 中川氏も、よくぞその素材を提供されたものである。おそらくMC-F1000への自信と、アナログ界の発展のためなら何でもするという、氏の心意気からのことであろう。
 
で、昨年の病気以来、半減してしまっていた物事への興味や「欲」がSATELLITE導入をきっかけに戻ってきつつある当方、このMC-L1000を何としても聞いてみたい欲求に駆られた。例の「他力本願の精神」からは、お願いするに決まっているのだが、いろんな条件やタイミングというものがある。当方の故障したMC-L1000は、オブジェとして引き取られていったり、実験で修覆不可能になって廃棄してしまった物もある。もう一個、断線した上に落下させてカンチレバーを折ってしまった物もあるが、上記の修理は適応外である。だが不思議なことに、こういう時にひょんなことから壊れたMC-L1000に出会うこととなる。早速診断と修理をお願いした。その型番はMC-L1000/TS、制作者のお名前をとって「竹本スペシャル」のTSとのことである。そして、本日「あーく」に届いたのだった。
 
それから先日、SATELLITEのサテライトアンプは一個なのだが、YAMAHA HA-3のサテライトアンプを流用し、音が出ること
を報告した。本来の性能が発揮されている保証はないので、まねしないようにお願いしたい!更に、自作サテライトアンプ(当然他力本願で当方の自作ではない)を入手したので、これを組んでみた。シェルはMICHAKUセラミックシェルを改造、セミコムさんに特注した炭化ケイ素プレートと見附工業製ジュラルミン指掛けに変更。全部スペシャル、唯一無二である。
 
音の感想については、また改めて報告する。
 
<追 記>
エベレスト、マッターホーン、マッキンりー、富士・・・世界の峯は一つではないと同様、物事のてっぺんも一つではない。アナグ再生においてもしかりで、これはその一つだと思う。
 
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Last updated: 2025/11/28