漂流日誌 2024

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DIARY

定年過ぎて、まだ続いてますよ。
Saturday, 13 July,2024
今、益々アナログなのは何故?
当方の天邪鬼は脳出血を経験しても治ってなかった。2期続けてAnalogue誌の購入を見送った。無限にコピーできるけれど、コピーすれば必ず劣化するLP再生、しかも見かけ上のダイナミックレンジは、CDの90dB超に比して60dBとかいう程度。それがオーディオ雑誌の一番の話題になっている。それに引き換えSACDは、周波数帯域100kHzまで、ダイナミックレンジ120dBとCDを遙かに凌ぐのに、オーディオ雑誌での特集や、音質評価を殆ど見ない。
 
SACDはCD規格決定時の反省と、パッケージメディアとしてLP的な時間・空間音楽再生を狙ったのだろうと、個人的には察するのだけれど、CDとは異なり、デジタルなのに再生出来るウォークマンはなく、LP同様に高価な専用再生プレーヤーが必要で、かつコピーできない≒PCで再生できないために、使ったことがない人の方が多い状況。ここをすっとばして、時間空間再生とはやや異なり、音楽の扱いの手軽さと一音一音を重視したデジタルファイルがオーディオの中心となってしまった。また、SACDよりファイルの方がスペックが上を行ってしまっていて、情報量としてもファイルに劣り、物としての趣味性はLPより劣るし、手軽さはCDより高価な機械を必要とするのにリッピングすら出来ない、、、最初の売り方を間違ったのではないか?CD規格をやめない限り、今後の普及が見込めないのではないか。CDの高音域ですら聞こえない当方が心配することでもないかな。
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Last updated: 2024/11/19