漂流日誌 2022

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DIARY

Thursday, 31 March,2022
末娘の旅立ち(V導入20年)

 時の流れは早いものである。「あーく」はV導入20年を迎えた。そして、その年(2002年)の1月13日、日誌で出生したことを報告した三女が、すったもんだの末、本日、東京の芸術系大学へと旅立っていった。昨年春、一旦は当地の大学の建築課に入学するも、3ヶ月で自主退学。本年、映像の道へと再受験していた。なんだか運命的なものを感じる。ただ、やはり映像の道は地方では叶わないのだった。
 
 こうして娘は確実に育ってくれたわけだが、当方は単に年を取っただけで、残念ながら中身の成長がない。そしてついに家の中は家内と二人に、、、いや、トイプーが7頭いたんだった。
Thursday, 24 March,2022
消しとけば良い

 昨年12月、修理・オーバーホールしたB-2301L、早々に故障したかと心配した。写真のごとく、レベルインジケータが発狂している! この写真は無入力状態で、入力時は全くチグハグな点灯をする。確認したが、ちゃんと出力されているので、インジケータの故障だ。検索するとよくあることらしい。こんな重たい物、また交換に出すのもめんどくさいし、部品もないだろう。インジケータスイッチで消灯しておけば良いだけで、むしろその方が音質的にも映像的にも利がある。
 
 ところで、CU-80はまだお休み中。故障したHMA-9500mk2もまだそのまんまである。
Thursday, 3 March,2022
D-ILA 試写会
 2月27日、熊本の光の森にあるダイナミックスカスタマイズさんに於いて、Victorブランドに戻ったD-ILAの新型の試写会が開催され、参加させていただいた。コロナ禍の蔓延防止の中にあって、当方が参加したセッションは、当方ともう一方とその小さなお子さん(始終寝ていた)の2.5人、快適だった。
 
15年間、D-ILAの開発を担当されている西窪英弘さんの解説で、DLA-V50R、V70R、V80R、V90R を150インチ張り込みマットに同時シュートアウト比較試聴した。
 
V50Rは4K-PJではあるが、従来のV5に新型のエンジンを搭載して120hzも入力できる仕様となった。「あーく」のV5との比較ではないが、バージョンアップ版のV50Rを基準に画を見ることが出来た。V5でも残像は気にならないレヴェルになっていた(以前報告済)が、V50Rは120Hzが入る分の余裕があるためか、速い動きにも残像は全く感じられなかった。
 
V70Rの120Hz 1回ずらしのe-shift 8K は、明らかに解像度が高いし、レーザー光源になって、白が白くて、調整はスタンダードの状態で目の下のクマが緑っぽくならない!
 
V80Rの240Hz 3回ずらしのe-shiftXになると様相が一変。更に精細感もコントラストも上がり、撮影の仕方によっては肉眼の見え方に似た立体感がでてくる。色数が圧倒的に多くなる事も影響しているらしい。8K 60Hzの動きは慣れないので気色悪い。汎焦点レンズで撮影した映像は、隅々まで8K解像度で見えるので、むしろ肉眼よりも見えすぎて、画面がパンすると車酔いのようにぐらぐらしてくる。
 
レンズ口径の大きいV90Rになると、F値が明るいからか、輪郭は更にしっかりとして、色も鮮やかになったように感じる。その差は予想外に大きかった。8Kの解像度になると、レンズの性能の差が顕著に出ることが分かった。8K解像度の宇宙望遠のレンズは、日本人の職人が磨き上げているという意味が分かる。
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Last updated: 2024/7/4