いろんな方々のご協力があって、saecのLPシステムを復活できた。WE-506/30は、発売当時新品で購入し使い続けてきたものだったが、地震で破損。すでにMTSサービスが終了して約2年、他のつてをたどって修理に出すも完全な状態ではないし、元々音質もドッシリ型で、当方の好みの範疇の端っこに属するタイプだったので、この際は搭載をあきらめることにした。
WE-407/23は、比較的重量級のカートリッジを使うに当たって大変好みの音だったが、SBX-3の時代にはまだWE-407/23は発売されておらず、後にSBX-7が出て搭載可能になった。ゆえに、そのままでは搭載できなかったので、そこをなんとかクリアしようと、ベースからはずしておいたところに地震だったわけだ。残念ながら、WE-407/23のダメージは大きく修理不能。出物を物色中に、最後期型の極めて程度のいい物(オーバーホール済みの可能性大)に遭遇、入手した。
また、アームベースは、かつてよりお世話になっているところに特注して制作していただいた物が本日届いた。saecのベースは鋼鉄製だが、写真で色が黄色みがかっているのがおわかりのように、あえて真鍮で作っていただいた。真鍮にしたのには、たとえば異種金属の方が共振しないとか、いくつか理由はあるが、一番はやはり価格だ。音出しは今からである。
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