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Diary
漂流日誌 2013


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  5月29日   合掌

  5月27日   初めて紹介する

彼女じゃなくて、なーんとヘッドフォン!いや、PCオーディオを始めるに当たっては必要かな、とゴソゴソと引っ張り出してきた。ちゃんと持ってるんですね(笑)。
 
 しかし、これも長い。1990年代の代物だ。大昔は、NAPOLEX CTR-3 という完全オープン型を使っていた。これは audio-technica ATH-AD10 その名も「Air」という開放型ヘッドフォンだ。元来ヘッドフォン嫌いの当方、その昔、「あーく」を建てる以前に仕事場の一室でこそこそと聞くために購入したもの。その後も、知人に頼まれたカセットテープやCDの編集で仕方なく使っていた。音質は、一般の評価の大方は「駄目出し」なのだが、当方にはつまったところがまったくなく、低域も伸びているしこれ以上のヘッドフォンは要らない。スタジオモニターするわけでもないし、生録するわけでもなく、単に音楽鑑賞用なので、SPもそうだが、特にヘッドフォンは密閉型は駄目なんである。また当時、ヘッドフォンアンプの質はあまり語られていなかった。今、比較して欲しい。
 

  5月26日   静音PC

できた。この際はクリーンインストなんかやめて、完全新調、変態ケースのみ流用。PC本体はノンファン。外付けBD/DVDのケースのファンのほうがうるさい!PCオーディオなんだから、VGAカードはいらんのだけど、調子こいてノンファンのAMDを入れてみた。OSはWin8,64bit。タッチ画面じゃないので操作が常に気色悪い。メーラーとスタートアップを追加した。
 
追記:訂正
 すみません。間違えてました。1080p/72Hzは出ません。

  5月24日   久々に
PCをいじってたら壊れた(泣)。いくらPC音痴とはいえ、マニアの性、一応ハイデフの音を聞いておきたいのだ。というわけで、USB-DACをインストしてたら実験機が壊れた。丁度HDが壊れる時期だったんだろうけど、これだから嫌になる。あー、おっさんにはクリーンインストはこたえるなあ。
 

  5月5日   Bakoon Products EQA-5630mk3

 SATRIの新型フォノアンプだ。誠に光栄なことに、市販前に試聴させていただいている。世界初インプレッション(笑)? 
 今回は基板が全面変更された。素子が手に入らなくなってきているので、基板実装で設計し直しされたらしい。その分、基板が画期的に小型化されて、同一キャビネット内に結構な容量のトランスを抱えているけれど、基板から距離が取れていて、ノイズも問題ない。また電流増幅という特徴のために、MCカートリッジにとっては理想的な増幅がなされることは変わらないが、CPUによる入力セレクタでバッファーの入ったMM入力回路にも切り替えられるところが、これまでのSATRIフォノアンプと異なるところだ。
 
 入力2系統、それぞれでMC/MM切り替えとゲイン調整ができて、極めて使いやすい。フロントパネルも黒の梨地塗装で、より一般的な意匠(韓国では受けるらしい)になった。個人的にはこの方が良い。
 音の方はと言えば、どんどん耳も老化している当方の感想に過ぎないので、程々に聞いておいて欲しい。まず、バーンインに少々時間がかかる。2〜3日で評価しない方がいいようだ。最初、特にMMはやや荒い印象があるが、なんだか辛口であろうことは感じ取れる。徐々に良い意味での艶が乗って来るけれど、この荒さはわずかに残る。これがMMの本性なのだろうか?MCは個人適にはほぼ文句ない。全くお化粧っ気がなく、試聴した経験のあるものと比較すれば、例えば質も音作りも一流であろうアキュとは違った傾向である。不思議な点は、カートリッジのお値段に比例した差異を感じないところ。電流増幅の特徴なのか?
 
 当方は導入したいんだが、果たして、お値段は如何ほど?

  5月2日   一ヶ月すっとばした
けど、半分引退のおじさんの自己満足なので、ま、いいか。
 
 PCオーディオは、利便性は理解できるが、CDの登場の時とは全く違う。パッケージオーディオに親しんできた世代には、やっぱ趣味性も含めて違和感があるし、音にも違和感がある。少なくとも、走りながらイヤーないしヘッドホンでいう大音量や頭脳内定位をオーディオと称するような方達とは話が合うはずもない。当方、間違っても走りながらいい音で聞こうなんて発想がないし、オーディオは「あーく」だけで、他の部屋に飛ばしたりする必要も感じない。腰を据えて「生」以上の音絵巻を展開したいのだ。そこに醍醐味がある。
 
 繰り返しになるが、貯まったパッケージ、特にLPを自分なりに再生する方が楽しい。LPは、手持ちのA級外盤だけでも200枚以上、推奨盤等々を合せれば1000枚くらいあるので、一日60分(準備の時間を入れてLP一枚分)聞いても3年はかかる。CDはもっとある。うちの親父は72才で逝った。親父とは生きた背景は全く異なるが、比べてみると、仕事、結婚、子供、なんだか当方も似たような経過なのである。その72才まで後17年、いまから始めないと寿命の方が先に尽きてしまう。すでに体力の衰えは著明で、眠くて夜更かしができないし、目は老眼で、液晶よりCRTのやさしい画面じゃないとダメになってきている。親父は難聴が激しくなったのが60代半ばだった。それまで当方はあと10年、笑えない。

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