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DIARY

Monday, 31 December,2001
感謝の大晦日

 今年は、当方にとっては、人生半ばを過ぎてみて、最も趣味が充実した一年であった。このWeb.の開設も、そもそもTE27さんにメールしたことから始まったのであり、ここに改めて感謝の意を表したい。もちろん、AE86さん、秋山さん、UENOさん、カネゴンさん、くずてつさん、げんきまじんさん、炭山アキラさん、takechanさん、とんぼさん、バンナさん、リベルテさん、よっしーさん、M85さん、MYU高崎さん、SY−99さん、V24Cさん、WROMさん・・・等々(順不同)書ききれない程多くの皆様にも、大変お世話になり、誠にありがとうございました。
Friday, 28 December,2001
「あーく」満一歳

この10年ほど、当方、仕事柄、年末だの新年だの殆ど関係ない生活をしているが、今年は、ついさっきから一寸感傷にふけっているところである。
 
 20代のころ、21世紀には40代になっていて、オーディオを含め、どんな生活をしていることやら想像しようとしても、具体的映像を頭に浮かべることすら困難であった。
 昨年末、方舟型AVルームを併設した住居「あーく」ができて、家族と共に航海を始めたわけだが、それこそ、あっという間の一年で、歳をとると月日の経つのが早い、という意味が実感できる一年であった。それに、オーディオに対する姿勢が少し変わった気がする。
 
 音楽を聴く上で、安心して聴ける部屋を持てることはとても幸せである。確かに、出てくる音は、皆様諸先輩方に比べれば未熟で、来る日も来る日も調整に事欠かないのではあるが、そんな中にも、音楽に没頭できる時間が増えてきた。システムの調整は今はとても楽しんでいる。手をかけた分だけ反応してくれる部屋だ。
 
 今、「あーく」を建造出来たことに感謝、来年もよろしく!
Sunday, 23 December,2001
細長いと・・・

これは、カネゴンさんの工場での、ネッシーVの最終チェック時の仮組の様子を写したものである。画像はカネゴンさんのWeb.からお借りした。何で今更この画像を? それは、3mはホントに長いということを示したかったのだ。
 
 最近、メーカー品でも、なんだか似たような形のSPがぞろぞろ出てきているが、改めて長岡先生の先見の明とアイデアに畏れ入る次第である。しかしメーカー品はせいぜい1.5mまで、3mなんてSPは市販されるはずもない。にも拘わらず、メーカー品では、脚というか底というかには、安定の為のいろんな工夫がなされている。一般性を考慮すると、倒れてはいけないからだろう。
 
 ところが、ネッシーやリアカノン、そんなことはおかまいなしなのである。方舟専用SPということで、長岡先生、これ以上の安定性は必要ないとお考えになったのだろうか?「あーく」も方舟と基本的には同じ床であるが、いかに職人さんが優秀であろうと、床の平面性には限界がある。ネッシーとリアカノンの安定性を出すには全く苦労するのである。何となく予想はしていたのだが、カネゴンさんに発注する際、そこまで注文をだしておけばよかった、と後悔先に立たず。畏れ多くも猿まねをした罰だ。これも使いこなしである。
Wednesday, 19 December,2001
ネッシーの結線

 ネッシー使いの皆様方、SPコードの取り回しはいかがされているのだろうか? 当方、結線する段になって、一瞬、とても悩んだが、こんなふうにしてみた。前から見ると、とてもスッキリしており、以外といいアイデアかなと思ったりしている。
Monday, 17 December,2001
ネッシーV

 ネッシーV+リアカノンU+SW-7の3点セットとなった。
 写真はまだユニットが装着されていないが、現在すでに完成しており、初めてネッシーの音を聴いた。長岡式重量級バックロードの、スキのない力強い音とも、スワン系の眼前に音場の見えるような音とも違い、ネッシーは見かけによらず、極めて小さな音にも反応が良く、出てくる音はどこまでも風のごとく軽く、360度音場を予感させるものであった。
 
 面白い。そしてデカイ。これが第一印象であった。今後の楽しみと悩みは長く深いものであろうことが予想された。
Sunday, 16 December,2001
来た来た。

 これで「あーく」は一応の完成を見る。フィンランドバーチ製ネッシーVがカネゴンさんから届いたのである。発注から半年、
文字通り「首を長〜くして」この日を待っていた。しかし、もちろん形だけの完成。
 昨日のお昼、西濃運輸から電話があり、
「本日なら二人で行けるが、明日は配送に一人しか行けない。物が大きいので、本日配送したい。」とのこと。夕方に時間指定して、もってきて頂いた。仕事を終えるころあいを見たかのように、5時前に届き、早速開封。
「スッゲー!! ナハハハハッ。」
例の娘に手伝わせて、まずは、設置できるかどうか? 「あーく」は、建造の後に床を10cm嵩上げしている。その分、天井とのクリアランスはぎりぎりで、鉄骨のハリを避けて立てなければならなかったが、OK。
 そして分かったことは高度な製作精度、最高である。共鳴管との接合は、これ以上でも入らないし、これ以下でもガタが出る。ピッタシカンカン!!(ちと古いか)これは絶対素人にはムリ。相当の腕に自信がある人でも、ここまではできまい。これまで製作して頂いた中でも最高の出来で、何故か、だんだん良くなっている気がする。
 やはり、カネゴンさんに製作依頼して本当に良かった。まだユニットも取り付けて
いないが、とりあえずお礼まで。ありがとうございました。
Saturday, 15 December,2001
ガンバレ!ダイナベクター

 密かに暖めていたサブプレイヤー、やっと組み終えた。SAECの鉄ベースSBX3の脚を真鍮製円柱に取り替えてリジッドとし、SP10mkUを装着。本当はmkVがいい
のだが、なかなか手に入らない。そしてDynabectorのダイナミックバランス型トーンアームDV507。
 
 昔から、Dynavectorの質量分離型アームは、テクニクスとは別の意味で憧れであった。太くて重いアームが水平方向のみに動き、その先にある短いアームが垂直方向のみの動きを担当する。しかも、ダイナミックバランスといって、バネで針圧をかけるタイプなので、常にほぼ一定圧で針を盤に押しつけているので、LP盤の反りの影響が最小となる仕組みである。安定性においては史上最高のアームであろう。
 垂直方向担当のアームが短いので、反った部分では針の盤に対する角度が変化するという欠点もあるが、再生出来てナンボの世界である。しかし、これとて昨日のようなヒドイ反りには対応できない。そんな時は、テクニカの吸着シートを使用するしかない。ただ、当方ものぐさで、いちいちシートを取り替えて、かつシュポシュポと盤を吸着なんぞやりたくない。
 
 さてDV507、15万円の希望価格でも完全に赤字で、生産中止の可能性があるという。何ともAD受難の時代である。いや、すでにADは終わっているとうご意見も少なくないのではあるが・・・。
 サテン、FR、SAEC、マイクロと、アナログの火が消えてゆく中、ダイナベクターさんは、独創的なカートリッジ、ヘッドアンプ、そしてトーンアームまでそろえている、AD再生にとっては貴重なメーカーである。ここにエールを送りたい。
 
!!がんばれ、ダイナベクター!!
 
2001.12.18  お詫び と 訂正
 当方の認識不足で、DV507の価格が、月単位で値上になっているように受け取られる表現になっておりましたこと、ここに関係各位にお詫びしますと共に、一部文面を訂正
し、以下に正確な状況を再掲いたします。
 実際は下記のような経過を辿っており、短期間の値上げではありません。
 1983‐1991年 \120,000
 1991‐1999年 \150,000
 2000‐2002年 \210,000
 2002年 − \280,000(受注生産品)
 
2023.05.05 加筆
 その後DV 507MKU となって久しく、何度かの値上げがあり、現在の販売価格は\1,012,000(税込み) になっている。
 
Monday, 10 December,2001
V24Cさん、特製ヘッドシェル
 材質は炭化ケイ素で3mm厚、コネクターを挟むクランパー部分は軽量化を考慮したアルミニウム合金A5056Sの削り出し。その23gタイプに、ZYX の R-1000AIRY-V を取り付けてみた。V24Cさん、ここに感謝の意を表します。
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Last updated: 2024/7/4