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DIARY

Wednesday, 30 May,2001
一周忌

 私が訃報を知ったのは、その翌日の5月30日の新聞であった。そのショックは最大。葬儀には行けるはずもなく、とにもかくにも弔電だけは打った。
 
 一度も会ったことのない先生だが、どこか親しみがあり、その言葉(文章)にはいつもハッとさせられるものがあって、むしろ実父に諭されるより素直に聴けた。そんな二人目の父のような存在であった。訃報を聞くちょっと前に始めた「あーく」建造。あれから一年、まだ建造中である。
「身の程を考えて、いい加減にしておきなさい。」という声が、今聞こえたような気がする・・・。
Saturday, 19 May,2001
硬くて重いオーディオめ!
 ついに明日から箱(あーく)の改修工事が始まる。従って、機材やソフトの移動を始めたのだが、LPを移動しただけですでに腕に力が入らなくなってきた。
 
 当方の職業柄、周囲に男手はない。家族も、家内、子供2人も女、それに祖母でみ〜んな女。どうしようもない!近しい友人にオーディオ好きもいない。知人のオーディオマニア・レコード屋・オーディオショップの店員はいるにはいるが、みんなトシで腰でも怪我されては大変。結局自分一人でやるしかない。
 
 
Saturday, 12 May,2001
打ち増し

 問題の床である。汚い当方の足が写っているのは申し訳ないが、これがなければ何だかわからない写真になってしまうので、お許し頂きたい。
 
 話は、ついに改善策が決定したこと。この床面の上に鉄筋を張ってコンクリートを10cm打ち増し、計25〜27cm厚にするという大胆かつ単純な計画。機材の移動がたまらなくやっかいではあるが、ずっと何時までも気にしながらでは精神的によろしくないので、決心した。
 天井高が10cm下がるのは気になるが、空間は充分にあるので問題ないだろう。何のエビデンスもない。ただカンである。
 
Wednesday, 2 May,2001
この床

 建築中、ちょっとだけ大丈夫かなぁ という思いが頭をかすめないではなかったのだが、当時は「コスト削減」という思いの方が勝っていた。そして、実際セッティングしてみて愕然、なんと地鳴りがするのである!確かに以前の部屋に比べれば、その空間の広がりのため、ダイナミックレンジ、音場のスケール感、サラウンド感等、全てにおいて次元が違うしハウリングマージンも実用域にはある。がしかし、この程度ならば、わざわざここまでしてこの部屋を造った意味がない。
 
 ずっと以前のルスニングルームは、鉄筋コンクリートのビルの4階の6畳間で、15cm厚のコンクリートの床に直置きで問題がなかったのだが、あーくでは約5倍(容積では約7倍)広くなった分、実際のSPの音圧も相当上がったことが原因だろう。そんなこと当たり前だが、思いつかなかった。とても困った。現在、対策会議中。
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Last updated: 2023/10/24