漂流日誌 '11年分

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Diary


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  6月20日   弱音
を吐くというのも道楽においては妙な物である。しかし、50歳を過ぎるころから特にこの一年、体調が変わってきたことを実感する。VAに必要な感覚は五感どれも重要だし、体力も欠かせない。その体力が衰えてきたのは確実。首から右腕までしびれる症状は、最もひどい時を100とするなら、30くらいまでに回復してきたものの、足かけ4ヶ月もかかっているし、VAやってるとせいぜい1時間も集中できればいい方だ。
 
 五感のなかでも視覚の衰えが著しい。聴覚も退行しているのだろうが、視覚ほどには顕著に実感されないだけであろう。そもそも近視の当方は矯正が必要なのであるが、運転やスクリーンに合わせると近場は全く焦点が合わないので、画を見ながら機器の調整をしようとすると大変困ることになる。
 仕事では眼鏡のほうがいい場合も多いのだが、遠方用と近くを見る物との少なくとも2個必要。VAでは、強度近視の当方は、眼鏡だとプリズム効果がでて気になるので、コンタクトレンズを使用したいのだが、もちろんスクリーンに焦点を合わせたものを使用するそうすることになる。で、近いところの作業をするための老眼鏡が別途必要になる。極近いところの作業では、眼鏡もコンタクトも外して、裸眼での作業となる。おまけに記憶力まで低下していて、もう眼鏡はどこだ、と3種類を探し回るはめになるのだ。
 
 さらに、以前は仕事を終えて、夜中に集中してVAの実験を楽しんでいたが、そんなことしたら、翌日が持たなくなってきた。翌日、仕事を終えたらもう眠くて、9時ころには寝ているのだった。気がつけば朝ということもあれば、2時や3時などととんでもない時間に目が覚めて、どうしようもなくなることもある。皆さん、実験するのに一時間やそこらでは終わらないということはおわかりだと思う。毎日30分でもなんてダメなのである。だからちょっと忙しい日が続くと、一週間VAやらなかったということも少なくない。すなわち事がぜーんぜん進まないのである。
 
 生活を変えないといえないのだが、情けないことにどうしたらいいのかまだわからないでいる。

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