のコンサートに行ってきた。熊本県立劇場コンサートホールから帰ってきたばかりで、日誌を書いている。調べてみれば、前回、熊本という辺境までギドン・クレーメルがきたのは、22年前に遡るらしい。その時も聞きに行っていて、至極感動して帰ってきたことが昨日のことのように思い出される。当時のクレーメルが手にしていたのは多分ガルネリ、エネルギー溢れる一種取り憑かれたような演奏だった。
それから22年、バイオリンはアマティに変わり、年齢を感じる円熟した演奏だった。一番聞きたかったのはシャコンヌ。MERODIAのLPの演奏、長岡先生推薦のPhilippusの演奏、そして本日の演奏、興味深い物があった。喧噪から逃れ、癒やされる一時の時間だった。もう珍しい限り、コンサート終了後にサイン会があって、これは行っとかないと後悔すると、走って5番目に並んで3人のサインを頂いてきた!
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