漂流日誌 '11年分

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Diary


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  1月16日   安物買いのなんとか
 どうもいかん。SP10mk3だ。回路は完全である。しかし、すりこぎ運動をしているのだ。予備にと安く買い求めた物だったが、当時のチェックでは気がつかなかった。プラッター自体が向かって1時方向に0.5mm下がっていて(逆に6時方向に0.5mm持ち上がっている)、キャビネットとプラッターのクリアランスも1時方向に狭くなっているのが肉眼で分かる。かつ一回転する内に0.5mmほどの上下運動をする。前オーナーが踏んづけたんだろうか?
 軸受け自体が僅かに1時方向に傾き、しかも軸の途中で微妙に曲がっているか、スリーブに変形を来していることが考えられる。軸のみまたはベアリングの問題なら交換もあり得るが、シャーシやスリーブの変形ならアウトだ。これは治るのか?
 
 今回メンテしていただいた方も一見良しと判断されるくらいの微妙なすりこぎだし、むしろLP自体の偏心やそりの方が大きいので、実用上問題無いと思うのだが、そこが許せないのがマニアの病気だ。いや失礼、当方の様な「病気のマニア」と訂正。またバラして送るのが大変なのだけれど、やるしかない。
 
 アナログ関係は中古しかない物が多いので仕方ないが、安物買いのなんとかは要注意である。

  1月10日   最近少なくなった激辛サウンド

 SP10mk3の修理は終わった。昨年、MC-L1000の新品を頂いたといえども、これとていつ壊れるか分からんということで、すったもんだしたあげくEminent GL導入(参照:小さな仲間達)。ヘッドシェルやリード線に納得できる物がなくて、これまたすったもんだしている。
 
 で、歴代のメインカートリッジを揺り起こしてきて比較試聴してみると、意外にいけるじゃん!むしろ荒削で潔かったりする。これはSATIN M-18BX。全くゴム系の物をを使わない独創的な構造で、その後M-18BPやM-21Pまで進展したが、このBXが一番元気。まあ、辛口である。サテン音響創始者の塚本謙吉氏は、1991年に会社を閉じられるまで京都本社兼ご自宅におられ、その後、故郷の仙台市に遷り、2002年11月に78 歳で亡くなられたそうである。別冊FMfan No.18掲載のお元気な姿がなつかしい。というわけで、SATINも残念ながらメンテ不能、うちのM-21Pは生き返らない・・。
 ちょっと前だとヘリコンが、直近ではAT-OC9/3がHi-Fiかつ男性的サウンドを聞かせてくれたけれど、ぜーんぜん負けていない。これから時々使ってみよう。

  1月3日   帰ってきたSP-10mk3

 メンテナンスに出していたセカンドのSP-10mk3、目出度く元旦に戻ってきた。基本性能を取り戻しただけでなく、ありがたいことにピカピカだ。この際はメインのSP-10mk3もメンテに出したくなるところだが、ちょっとやそっとでは取り外せないことと、子供の学費発生のために余裕はないし、まだ当分メンテができそうなので、これは見送り。これで思う存分遊べる!

  1月1日   謹賀新年

 年が明けて早々にSP10mk3が帰ってきた。そして、実は年末も押し迫ってEminent GLが訳ありのメーカー調整から帰ってきていた。しかし、新年早々仕事のPCが壊れてしまって、いくらなんでも本日中にセカンドLPプレーヤ組み立ては・・・無理。オーディオ馬鹿は懲りないのであった。皆様、本年もどうぞよろしく!
 
 ちなみに、この子供が作った雪だるま、熊本でも珍しく降雪があったのだが、せいぜいこんなもんである。
 

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