漂流日誌 '09年分

戻る
Diary


| Back | Index | Next |

  2月19日   いくとこまでいってしまえ
 DLA-HD100を導入以来、自分でできる範囲でいじくり回してみているが、あと一歩いや、あと二歩のところまできてそこからはどうにもならない。そこにこだわらなければ幸せになれるのだけれど、3管も併用しているとこだわりたくなる。固定画素PJ、確かに進歩は著しい。しかし、次かその次くらいの世代で、つまりここ数年の間にこの部分が解消されるかと考えてみるに、さすがに無理だろうと思う。でも、恐ろしいことに、逆に1292を見ていてHD100に切り替えると、HD100のほうが良いところがある事に気がつくことも事実である。
 また、うちの1292、まる3年しか経っていないのに、ランタイムが5000時間超!おかしくないかい?これじゃもう2年しか持たないじゃないか。そこで固定画素にスムーズにバトンタッチと行けば良いのだが、どうもLPからCDに移行したときのことがフラッシュバックしてくるのである。結局、今でも当方のメインの趣味はLP再生なのである。それに比べると、映画鑑賞はもう少し娯楽の要素が強くなるが、それでも趣味性の高い3管と、手軽な固定画素の併用になるのではないかと予想している。
 そこで、お悩み発生。3管の寿命延長問題である。「どぎゃんかせんといかん」・・・熊本弁。

  2月15日   SATRI AMP-5511mk2 V6.4
 どこまで進化するのか、SATRIアンプ。ガレージメーカー(この表現、今のところ他に適切な表現が思いつかないので、失礼かもしれないがそう言わせて頂く。良い表現があればご教示頂きたい)の最大のポイントである。根本的に基板が変わらない限り、いつまで経っても最新のアンプにグレードアップできるのだ。今回はV6.4。アンプの出力段にV11.1を搭載した新しい強力なモノラルパワーアンプSHP-5515Mの発表とともに、同じ考え方を5511mk2にも取り入れようというものらしい。早速、当方の5511mk2が改造第一号の人柱になった。
 
1.従来のコンプリメンタリーSEPPの改良回路で、バイアス電流をPcn、Nch別々に設定できるようにしたことで、バイアス電流と信号電流を完全に分離できるようになり、非常に精密な動作を期待できます。
2.V5.1を改良したV5.2を搭載し、SATRI−ICの動作点をさらに精密に固定しました。
3.V5.2のおかげで、従来掛けていた電圧増幅段のDCサーボを省略することが出来ました。
 
 結果、これまで、5511mk2の最大の欠点であった、電源ONから安定した音出しまで5分(最大10分)程かかったものが、1分に短縮された。試聴記はまた別の機会に。
 

  2月14日   人、二つ。
 期日が後先になってしまった。本日の日誌にまとめてアップ。
 
 まず1月末、大分の笛吹童子さんがお見えになった。こんな凄いSPをお使いである。
http://hb6.seikyou.ne.jp/home/makizou/
 
 その直後、当方はインフルエンザを発症して一家に蔓延、日誌のアップが滞ったのだった。それはいいとして、ミニオフ会とは言えないような、実に慌ただしいものだったが、その中でも楽しい時間を過ごさせて頂いたことに感謝。で笛吹童子さんは、今電源の見直しをやっておられて、整流トランスを導入中とのこと、ここ「あーく」でははどうしているのか、という質問を頂いたのだ。一応2個トランスは入っているのではあるが、地面を雨上がりの野山の山ミミズのようにのたうち回っている電源コードをご覧になって仰ったのだろう。
 
 次は、当方が長岡路線まっしぐらになった最後の後押しをしたT.Mさん(プロフィールのところで述べた)に、本当に久しぶりに本日お会いする事ができた。先日、パイオニアのLD-P生産中止の件を日誌に挙げた。当方はまだ未視聴のLDを2枚もっているのだがどうしよう、と書いたら、ありがたいことに何件かのご連絡を頂いた。その一番がT.Mさんだった。これまたほぼ未使用のLD-Pがあるので譲って頂けるというもの。本日受け取りに行った。残念なことに、体調その他の関係で、現在本格的VAは休止中とのことだった。また、積もる話が沢山ありすぎて、何から話して良いやら、当方としては実に中途半端な話に終わって消化不良のまま、他の用件もすませなければならず失礼させて頂いた。今度は是非「あーく」へお越し頂きたい。

  2月9日   PJその後
 D-ILA PJ HD100を導入して一ヶ月を超えたところで、いろいろ試してみた後の感想。
 
 HD100、9インチ管のVPH-1292に対して、一長一短には届かないが、普段見る分には決定的な不満はない。どうしてもダメなところは、やはり動きだ。これはどう転んでも3管にはかなわない。特に球技のスポーツは厳しい!微妙な階調と奥行き感(立体感)もかなわないが、薄明かりの下で仕事しながらちょい見するような環境では、そんなことは関係ないし、むしろ平均的明るさの方が優位性があったりする。もう一つ、圧倒的に静かである。ブンブン丸の盛大なファンの音、大音量なら問題ないけど、やっぱりうるさいことは事実だ。
 
 比較相手がG90なら相手にもならんかもしれないが、相手が1292ぐらいだと、恐ろしいことにけっこういいのだ。多分7インチ管を使用中の方は、動きさえ許せるのなら、もう固定画素に移行される方が大多数ではないだろうか。しかし、もう一つ言いたい。PCとの適合性だ。これには相当問題山積。家庭用PJだからPCを繋ぐことは考えてない・・・なんて許されるのか?HDMIは1.3になっているのだから、せめて音声を受けるEDIDを持たせたり、1920*1080のドット・バイ・ドットで描写できるようにするとかやって欲しいものだ。
 
 で、1292、価格から言ってもHD100の数倍のハイエンドPJ、ここで終わっては9インチ3管の名折れだ。そこで、最後にもう一花咲かせてやりたく、スクリーンを換えようと決定。実は現スクリーンは頂き物で、確かに程度は極めて良く、3管特に1292との相性も良かったのだけれど、経年劣化は避けられない。これから数年1292を使うには、スクリーン交換は今が最後の機会と考えた。現在、ゲイン2.8という超ハイゲインのビーズスクリーンなので、HD100を設置したときに、合わせられるのかと新品のスクリーンサンプルを吊して比較してみていた。それでわかったのは、なんと新品のゲイン2.6のほうが明るくてくすみがないことに気がついたからだ。今、交換に向かって進行中であるが、どうせ交換するなら一工夫欲しいところ、考え中である。HD100はどうするのかって?サブだから1292に特化してビーズでいいんです! 5年経ったら固定画素メインで考えなおそう。レーザープロジェクタとか出てないかな・・・。

戻る

メールはこちらまで。