D-ILA PJ HD100を導入して一ヶ月を超えたところで、いろいろ試してみた後の感想。
HD100、9インチ管のVPH-1292に対して、一長一短には届かないが、普段見る分には決定的な不満はない。どうしてもダメなところは、やはり動きだ。これはどう転んでも3管にはかなわない。特に球技のスポーツは厳しい!微妙な階調と奥行き感(立体感)もかなわないが、薄明かりの下で仕事しながらちょい見するような環境では、そんなことは関係ないし、むしろ平均的明るさの方が優位性があったりする。もう一つ、圧倒的に静かである。ブンブン丸の盛大なファンの音、大音量なら問題ないけど、やっぱりうるさいことは事実だ。
比較相手がG90なら相手にもならんかもしれないが、相手が1292ぐらいだと、恐ろしいことにけっこういいのだ。多分7インチ管を使用中の方は、動きさえ許せるのなら、もう固定画素に移行される方が大多数ではないだろうか。しかし、もう一つ言いたい。PCとの適合性だ。これには相当問題山積。家庭用PJだからPCを繋ぐことは考えてない・・・なんて許されるのか?HDMIは1.3になっているのだから、せめて音声を受けるEDIDを持たせたり、1920*1080のドット・バイ・ドットで描写できるようにするとかやって欲しいものだ。
で、1292、価格から言ってもHD100の数倍のハイエンドPJ、ここで終わっては9インチ3管の名折れだ。そこで、最後にもう一花咲かせてやりたく、スクリーンを換えようと決定。実は現スクリーンは頂き物で、確かに程度は極めて良く、3管特に1292との相性も良かったのだけれど、経年劣化は避けられない。これから数年1292を使うには、スクリーン交換は今が最後の機会と考えた。現在、ゲイン2.8という超ハイゲインのビーズスクリーンなので、HD100を設置したときに、合わせられるのかと新品のスクリーンサンプルを吊して比較してみていた。それでわかったのは、なんと新品のゲイン2.6のほうが明るくてくすみがないことに気がついたからだ。今、交換に向かって進行中であるが、どうせ交換するなら一工夫欲しいところ、考え中である。HD100はどうするのかって?サブだから1292に特化してビーズでいいんです! 5年経ったら固定画素メインで考えなおそう。レーザープロジェクタとか出てないかな・・・。