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Diary


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  1月31日   名機、また没す

 アナログオーディオ・ファンにとって受難の時代である証がまた発覚した。「あーく」の環境や使用機器が少し定まってきて、これから音を詰めていくに当たり、耳の悪い当方としては、SANWAのスペアナSS30RTがとても欲しかった事を、日誌に書いた事がある。さて、いざ、導入が現実味を帯びてきて、SANWAに問い合わせてみた。「WROM」さんみたいにSS32RTにできないかと。
 ところが帰ってきた予想だにしなかった答えに、言葉もなかった。以下、そのメールである。
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×○竹男様
毎度格別なお引き立てを賜りまして誠に有難うございます。
ご質問いただきました件下記にご回答申し上げます。
残念ながら、永年にわたり製造してきましたオーディオ用の
SS-30RT、SS-30RTPは昨年秋に製造中止とさせていただきました。
長岡鉄男先生をはじめ各オーディオ評論家の方からまたは
アマチュアのオーディオファンの方まで、永くご愛用いただきました。
三和でも数々のオーディオ用測定器を弊社のアナログ技術を駆使して
製造販売して参りましたが
昨年のスペクタラムアナライザ SS-30RT、SS-30RTPの製造中止をもって
供給できなくなりました。
誠に残念ですが、供給できかねることどうかお許しください。
×○様にはお引合いいただき感謝申し上げます。
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三和電気計器株式会社
東京営業所
△野 □男
PHONE : 03-3253-4871
FAX : 03-3251-7022
E-mail: ohno@sanwa-meter.co.jp
http://www.sanwa-meter.co.jp/
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なんということだ。
 最近は、より安価なPCで測定するソフトなども出てきているが、当方には、アナログ感覚のSS30RTがよかったのである。・・・・・・どなたか、手に入るところをご存じないだろうか? 切にご連絡を希望します。

  1月26日   当たり

 当方、LPではクレーメルと聴けば何でも購入してしまうのだが、ことパーカッションにおいては、CDであっても手当たり次第。これまで、貯まりに貯まったソフトを聴き始めたところ「当たった」。(PHONO SUECIA PSCD126)
 作曲・曲目については当方が知らないのものばかり。特に凄まじいのは5曲目、題名も「Clash」。のっけからドカン、ドバ、ドス、ゴキーンと、長岡システム真骨頂である。SPより少し奥まったところから、瞬時に音が飛び出しては止まる、快感サウンドだ。この感覚はデフォス(LP)以来、久しい。デフォスより音像が小さく、少しデッドな大太鼓、ショルティのリングを上回る金床打撃音が聴きどころ。

  1月24日   生コン その3

 再開第一弾は、コンサート報告。諏訪内さんとボリス・ベレゾフスキーさんのデュオ。もうすぐ、当方、歳がぞろ目になるお祝いに(?)、母がチケットをプレゼントしてくれたのだ(;_;)。今回は席位置もよかった。コンサートホールで聴くバイオリンやピアノの音って、こんなんだったんだ、と家の音と比較したりして、、、全くなにを聴いてるんだか。
 諏訪内さんのまさに正確な演奏と、伴奏とはいえないほど素晴らしいピアノ伴奏を堪能させてもらった。何故か、レーラ・アウアーバッハ作曲「9月11日」という、あの忌まわしい事件を乗り越える曲が、本人の希望でキャンセルされてしまったり、バルトークのソナタの途中、弦が切れてしまって再演奏になったりと、ライブならではのハプニングもあって、逆に楽しめるコンサートであった。
LPやCD、放送などでは絶対にありえないことである。

  1月13日   生まれた!

 とうとう産まれた。3人目の子供である。3姉妹となった。私生活はWeb.には載せない主義であるが、今回だけはお許し願いたい。という訳で、元々停滞気味の当日誌、またちょっとアップが遅れそうである。

  1月12日   三日坊主
新年3日間続いた漂流日誌は、4日目にしてストップ。仕事と感冒悪化が原因とはいうものの、結局、三日坊主に変わりはない。情けなし。とともに、スピーカーの配置も安定せず、この前SW−7をウーハーの見える方向に変えたばかりだったのに、また元の正規の配置に戻した。ネッシーVの音質は、D−55とはかなり異なっており、特に低音域が合わなくなってしまったからだ。
 
ネッシーV、まだまだ馴らしが終了していないが、本質的には極めて反応の早いSPで、風のような低域や、空間や残響の表現に優れる反面、ガッツとか音の芯のような表現においては、重量級バックロードに一歩譲ると思う。特に低域は、ネッシー使いの先人達がそれぞれに評しておられるがごとく、打撃系より管系の音が得意で、重低音ではなく軽い低音かもしれない不思議な低音である。しかも超低域にかけてダラ下がりなので、「あーく」のように広い空間の部屋では補強したくなるのだが、これに合わせるSWがむずかしい。ここまでは、先人達の焼き直し。追試しているに過ぎない。全く同じようなことを、今更指摘しなくても百も承知、という方が多かろう。
 
 さてSW−7、以外にフワッとした低音が出るのではなかろうか。流石、長岡先生で、それをご承知で設計されたのかもしれない。当方、先入観だけで、SW−7はゴリゴリとした低音が出てくる・・とばかり思いこんでいたフシがある。本家、方舟の音を知っていらっしゃる方、現在SW−7を使用していらっしゃる方、いかがお感じであろうか? 全く当方の勘違いかな?

  1月2日   Vの悩み その1
 本年は「V」の導入が最優先課題。流石に現在の5インチTVではフラストレーションこの上なし。「A」でいえばイヤホンみたいなもんだ。 2階の「ビデオ・DVD・29インチTVシステム」は、完全に妻子に占領されていて、夜中にしか当方好みのDVDは鑑賞できない。まあ、今やこれでも小型密閉型SPみたいなもんである。
 
 ところで、また悩んでいる。販売店の催しで、ある程度の条件をもっての視聴をさせて頂いた限りでは、BSデジタル放送の高画質映像に大変感心させられ、比較すればDVDの画質はあと一歩と感じた。もちろん、TVの画像しか知らない当方の主観であることはお断りしておく。とはいうものの、現実にはBSデジタル放送では見たいものが殆どなく、DVDに行くしかない。ちなみに、音の方はヒド過ぎて全く分からなかった。
 
 何そこでを悩んでいるかと言えば、DVD専用機(複合機)か、皆様の間で浸透しつつあるHTPCかということ。諸兄のWeb.を拝見すれば、HTPCの方がCPが高く、はまれば相当高画質らしいのだが、当方はPC音痴でこれいかに。加えて、最近、かすかにではあるけれど、アナログの終焉をどこかに遠く感じ始めており、SA−CDやDVDオーディオにも興味が湧いてきている。やっぱり、DVD−H2000あたりを狙うかな。

  1月1日   2002 謹賀新年

 明けまして、おめでとうございます。
 オーディオの電源は入れっぱなしのまま、家族と歓談しながらカウントダウン、新年を迎えました。
 
 昨年は、私的には「あーく」が完成し、皆様には大変お世話になり、おかげさまで充実した日々を送らせて頂きました。しかし、世間としては苦難の出来事が目立ち、当方の職業柄、何ともやるせない一年でありました。本年は、今ここに当方が在ることに感謝し、皆様が笑って過ごせる時間が少しでも長いことを願って止みません。ともかく、皆様、本年も宜しくお願い申し上げます。
 
 さて、このWeb.としての本年の目標は、「V」の導入であります。5インチTVじゃあ話になりません。
 
 さあ、初試聴は何にしようかな。神々のたそがれ・・・?
 
 
 

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