硬くて重い仲間達 −現用機器−

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ALBUM

Pioneer PD-70AE
Pioneer PD-70AE

2018/09新規導入
「購入価格は30万円以内」という縛りから逃れられないでいるところに、ようやく食指が動くSACDプレーヤーが出た。基本、自宅視聴してから購入するのだが、極めて困難。世間の評価を見て、「あーく」で出てくる音を想像して購入した。例のごとく特価品である。ステレオに特化、マルチチャンネル出力はないのはむしろ歓迎。
 
最近には珍しく(?)頑丈な筐体で重量がある。脚も交換の必要はない立派なモノだ。ところが、接続して音出しすると今二・・・失敗したかと心配になった。重しをすると、今一・・・。電源コードと接続コードを選定して、今0.5・・・。3〜4日、鳴らしていたらどんどん変わって、VRDS-25XSに似た締まって切れのいいガッツのある低音域と、25XSを上回るかもしれない音場が出てきて、中高音域はより散乱する分、僅かに余計な音もあるようにも感じる。しかし、これでSACDも同様の音質の傾向で再生できるので、気に入っている。VRDS-25XSの後継は決定にもなりうる。ただ、このインジケーターの安っぽさだけが不満。入れ替わりにBDP-LX88は放出した。

JVC DLA-V5(上段)
JVC DLA-V5(上段)

2019/02/17 新規導入
 初めての4K DILAパネル採用のネイティブ4Kプロジェクター。漆黒の表現と、残像感(単独の視聴ではわからないくらい)以外は、CRT9インチ管PJの2K映像を凌ぐまでになった。レーザー光源で、4K120Hzが処理できる様になれば、文句はないかも。
 

TRIO LS-1000
TRIO LS-1000

1979 YAMAHA FX-3をもって、6畳二間をぶち抜いた12畳の部屋に移るも、気が付けば流行のディスコみたいな音になっていた。バッフル面積とウーハーの支配力大で、音像が大きく面で押してくる。若い身体にはそれなりの快感であったのも事実だが、何でもかんでもディスコ調では満足できなくなった。
 
1981 この頃のオーディオ界は天国だった。ペアで\236,000だが、一銭も手出しすることなく、FX-3とズリ替えで入手した。このSPには一切普通の部分がない。全てが特殊で、よくぞこんなに凝って作れたものだ。カーボンスキンと強力なマグネットを持つ平板スコーカーおよびツイーター。金属製のサブバッフルは各ユニットと下1/3のユニットのない部分の4つに分割される。
 FOSTEX FE-208ESを思い起こさせるデザインのウーハー、硬いのは同じだが、こちらは重量級のコーンだ。これを強力なマグネットで駆動する。この放射状のリブをどうやって貼り付けたのだろうか。しかも、バヨネットチャック式取り付けで、禁断のセンター配置だ。その代わりにと考えられたのが古今東西唯一の構造のエンクロージャー。背面を逆ピラミッド状に凹ませることで定在波を防ぎ、その中央に息抜き穴が設けられ、凹みの左右に補強剤が渡されている。これだけの物が、一本12万円に満たないお値段、安すぎて売れなかった?!
 
 鳴らすのは容易ではなかった、と思っているのは当方だけ? Σドライブという接続ができる専用のL-08M というパワーアンプも発売されていたが、当方は未だに Σドライブの意味が分かっていない。今完動品が手にはいるのなら、是非現代のアンプで鳴らしてみたいものだ。
2016.10 たまたま程度のいい物が手に入った。現在の環境をもって鳴らしてみると、いやはや凄い低音が出る。中音域から高音域に関しては素直な音である。たぶん、この口径のウーハーをもつスピーカーシステムの中では、群を抜いているのではないか。写真のような置き方では真価は発揮できないが、ネッシーの前にスピーカー台の上に設置して鳴らすと、全くもってサブウーハーなんかいらないくらい。能率は公称89dB、ネッシーに比較すると6dB以上低いが実際はもう少し高いようにも感じる。ネッシーのようなホーンや高能率スピーカーの音とは別の素晴らしい音質だと思う。音に迷ったら自分リセットで鳴らしてみよう。
 
 

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Last updated: 2024/2/12

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