比較のため、imaさんとバンナさんのHPからオリジナルのDAC基板の写真を拝借した。
’03/05/10
機械の音を決定する要素は沢山ある。たとえば、かつてのオーレックスSYシリーズの進化は、コンデンサーの変遷(88:Vコン、Λ88:Λコン、Λ88U:μΛコン、99:ハイΛ)と言っても良いだろう。特にSY-Λ88はあのΛコンデンサーの塊で、その音質の多くを決定し成功した例だ。あれだけ徹底して同種のコンデンサーを使用すれば、コンデンサーの音がするのも当然。
今回の改造も同様である。現存するコンデンサーの中でも最も理想に近い動作をすると言われているCSconをこれだけ多用したのだから、素人考えではCSconの音がしないはずがないと思う。実際、今回の改造のきっかけとなった、CScon改造超ローコストDVD-Pの音の傾向と似た変化を遂げており、回路もメカも電源も天と地程に異なった機械同士が音質的に似た傾向になったのは、CSconのせいだと考えざるを得ない。より正確な音になったと言えばそうかもしれないが、OSconの音には違いない。
25xsの本来の盤石の定位に加えて、更に音場が拡がり、爆発して散乱し、生き生きとした表現が加わった。スクラッチノイズがないだけで、もう、デジタル臭いとかアナログ的とかいった表現は必要ない。OSconの極めて低雑音という特性が、DACの基盤全体の低雑音化(ジッター低減?)に貢献しているのではないか。
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