漂流日誌 2016年

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DIARY

Monday, 18 April,2016
さて、どうしたものか・・・
 地震のあとしまつは肉体的には当然だが、むしろ精神的ダメージのほうが大きい。あまりの惨状に片付ける意欲さえなくなってしまう。そして、無力感に襲われる。いやでも鬱っぽくなるのだ。「ゼロ」からやり直す方がよほどいい。現状は「ゼロ」まで戻さねばならんのである。
 
 オーディオ的には、例えばネッシーは2本とも袴が破損。VRDS-25XSもネッシーの強烈な打撃で完調ではない。SATIN M-18BXの入ったカートリッジキーパーはリアカノンに押しつぶされて破損。「もう液晶TVとBDレコーダと小さな2chのSPでもいいかな。LP?ま、いいか、、、」とういう気分にもなる。仕事の方では、仕事場の建物に甚大な被害が出て、倒壊の危険はないものの、以前のペースやレベルでの仕事は無理。年齢的にも、やっと世間で認知されてそれなりの価値観を提供できる所まできたのに、存続すら危ぶまれる状況である。続けるためには、建物をやり替えないと以前と同等には戻らない。「もういいかな。」という気持ちがよぎる。
Sunday, 17 April,2016
こんなです

 あーく内部。壁には亀裂の一個もない。当然平置きの物品は散乱しているが、ラック内のLP・CD・本は飛び出していない。しかしネッシーとリアカノンはこの通り。大五郎も微妙にずれている。
 
 情報が欲しいのに地上波が入らん!J-comダメじゃん!!120インチでパラボラのBSを見ている。
 
 幸い、電気とガスは大丈夫だが、水が出ない。全てのコンビニとスーパーは飲み物と食べ物が全て「売り切れ」で閉店。
 
Saturday, 16 April,2016
人生リセットか?!

 今度が本震だとさ。あれで前震とは、、、夢にも思わなかった。余震もややおさまりつつあって、そ間に出産も無事終えることができて、ちょっと油断していた。鉄筋コンクリート5階建ての診療所は、最初の結構なダメージの上に、それを上回るM7、震度6強の地震を喰らって、とどめを刺された。階を上がると共にその荒れ方はひどくなる。建物の形は保っているものの、無数の亀裂が入り、新館と旧館の継ぎ目は段違いに上下にずれてしまった。臨時で使用するのは仕方ないとして、その後の恒久的な使用には耐えられない。
 
 なお、ネッシーは左右共に転倒、そしてうちの最後のブラウン管TVであるKV-32PW1も転倒破壊された。
 
 破壊の限りを尽くされて、人生リセットか?!
Friday, 15 April,2016
震度6

 とはこういうこと。但し、好評震度は地震計の設置場所での測定値であって、同じ地域でも、地盤の違いによって震度も違ってくる。「あーく」は熊本市中央区の南側、建築時のボーリングで、岩盤までかなり深いところまで粘土層なので、揺れも公表よりも大きかったと推察される。
 
 他にも被害はあるが、一番ひどいのがこれ。ネッシーの袴が壊れた。下に有るのはVRDS-25XS。ネッシー転倒の直撃を受けたが、外観はへこみも無し。凄い!中身はまだ検証できていない。回りのラックは全然平気だった。さすがは長岡式ラック。そして長岡式(?)自宅、他の部屋も一部本が飛び出した以外、大丈夫だった。
 
 まだ被害の全容も明らかでなく、お亡くなりになった方やおけがをされた方々がいらっしゃる前で誠に申し訳けない話しだが、当方の最も大きな問題は、仕事場がめちゃくちゃになったことだ。倒壊こそ免れたが、建物はクラックだらけ。物という物が全部倒れるか飛び出すかしている。それと、ガラスがいかに危険な物なのかが痛感された。割れて飛び散るだけで凶器になるどころか、歩くことすら出来なくなるし、その時が過ぎても、かたづけるのにも怪我をしいやすい厄介者なのだ。
 
 今回の地震、表層の活断層の左右のずれによるもので、2万年に一回の出来事らしい。これで当分熊本は安全だ?!
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Last updated: 2024/7/7