LP購入後の、そもそものクリーニングについてではなく、演奏前の儀式としての軽い盤面清掃のことである。盤を回転させつつNagaoka のアルジャントというベルベットクリーナーで溝からホコリを掻き出しておいて、同じくNagaoka のローラークリーナーでコロコロとホコリを引っ付けて取り去るのが当方の常。昨年、Rolling150が清掃中にぶっ壊れて、LPに傷をつけてしまった旨、報告した。そのRolling150(\3,300)や次に出たRolling152(\3,800:上段中) 、そして多分物は同じだと思うが、Audiotechnica のローラー(上段左)がなくなって久しい。ネットで検索するに、後継製品にあたるものは CL 1000 という型番で、 なんと¥9,500、 Spair Roller が¥8,500 になってしまっている!NAGAOKAのWeb.を見ても、すでに掲載されておらず、在庫のみのプレミア価格なのか?
何かいい物はないかと物色していたら、オーディオとは無関係の家庭用ゴミ取りローラーが代用になるのではないかと取り寄せたのが数年前。メーカーも型番も分からないが、どっかのオーディオショップで裏技として売っていたのをネットで購入した(上段右)。Nagaokaの物と比較すると、ロ−ラーの熱可塑性ゴムの厚みが薄いが、家庭のホコリやゴミをくっつけて掃除するだけあって、数倍の粘着力があって、むしろ効果的。ただし、粘着力が強い分、ローラーをかけ終わるときにLPが持ち上って、離れる反動で裏面をハード系TTシートに叩き付けてしまい、傷をつけたなんてことにならないように気をつけなければならない。しかし、それも世間からなくなっていて、類似品を検索すると、、、あったあった!LINT REMOVERという(下段左)。しかも激安、\680。ただ色が青とかピンクとか緑とか、、気に食わん。もう少し調べると、ペットの毛の掃除用に全く同じ形状で、ゴムの色が黄色の物を見つけた。DoggyMan Honey Smile ビューティーローラー(下段中)、これはさらにお安い\459!!つい買ってしまったけれど、ちょっとだけ問題がある。LPスタビライザーを装着したあとにクリーニングすると、ローラーの直径がやや大きくて、レコード盤の最内周あたりに取り残しができてしまうのだ。スタビを装着しないときれいに取れるのだが、演奏開始直前にクリーニングしたいので、スタビが乗ったままコロコロしたいのである。ちょっちなあ・・・。
で、さらに物色。最近スマホの画面掃除用のコロコロが出ているのだった。Easy Clerning Roller(下段右)これはゴムの厚さが5mmほどあって、直径もNagaokaの物と同じ位でいい。ただ幅が5cmで、Nagaokaの8cmより狭く、色も紺色で、いいような悪いような、微妙。
クリーナーごときに・・・と仰るなかれ!盤上のゴミは大敵である。
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